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「ポチッとしただけで支払い完了」はやはり大切。

こんにちは!

今日は、お金の支払い方法についてです。
特にここ数年、新体操ファンの間ではDVDやチケットの「注文・支払い方法」が話題になっています。

何事も簡単に勝るものはなし。

今の時代において”支払いという行為”があるべき姿について、ここ最近僕が経験したことと絡めてお話ししていけたらと思います。

最近驚いたこと

つい先日、同じ新体操チームのメンバーの誕生日があり、誕生日プレゼントをこのサイトで購入しました
ここ最近流行っている、アウトドア系の「Carhartt(カーハート)」というブランドなのですが、このサイトでの購買体験は、僕の中ではとても驚きのものでした。

通常のオンラインショッピングであれば、

①ブランドのサイト(or アプリ)に行く
②会員登録をする(ログインID・パスワード、メールアドレスの設定)
③住所や電話番号、クレジットカード情報を登録する
④商品を選んでカートに入れる
⑤購入

というプロセスを踏まなければなりません。

今回、カーハートのオンラインショップでの購入は初めてだったので、僕はこの5ステップを踏まなければならないと思っていました。

しかし、このサイトでの購買ステップは以下の通りでした。

①ブランドのサイト(or アプリ)に行く
②商品を選んでカートに入れる
③購入ボタンを押して、Apple Pay(アップルペイ)で決済

これだけです。
購入ボタンを押して、顔認証をして終了。
アカウントの作成、住所・電話番号・クレジットカードの登録は一切していません。
なぜなら、Apple Payの中に全ての情報が登録されているからです。
購入プロセスのあまりの短さに僕は衝撃を受けました。
「めんどくさい」と感じることが何一つなかったのです。

財布を持ち歩く必要がない

以前も記事に書いたことがあると思いますが、僕はほぼ現金を持ち歩いていません。
なんならカードも必要ないので、財布すら持ち歩いていないときも多くあります。
なぜなら、スマホ一つで支払いが全て済むからです。

僕はiPhoneを使用しています。
アップル製品に標準搭載のApple Payには、僕のクレジットカードが登録してあり、スマホをレジにかざすだけで支払いが完了します。
必要な動作はスマホをポケットから出すことと、顔認証をすることだけです。
必要なものはスマホだけです。

もっと言ってしまえば、僕はアップルウォッチを持っているので、スマホすら必要ありません。
左腕についている時計のボタンを押し、レジにかざすだけです。
この楽さを覚えてしまうと、現金を使うことはもちろん、クレジットカードを使うことにすら戻れなくなります。

世界的な統計で見ても、日本はキャッシュレス決済においてかなり遅れをとっていますが、他の国ではこれが当たり前。
僕が住むアメリカはもちろん、韓国や中国ではもっと進んでいます。

なんでもスマホ一つで済むことの凄さ

スマホでできることは決済だけではありません。
注文やタクシーの手配もそうです。

例えば…

・スターバックスコーヒーのややこしい注文
・ウーバー(ライドシェア)の手配
など。
日本で馴染み深いものでいうと、ウーバーイーツもその一つですね。
これらのアプリの魅力、それは「言語にとらわれない」ことです。

僕はスターバックスコーヒーや、こちらで人気のカフェチェーン「Panera Bread(パネラブレッド)」をよく利用します。
海外に来たばかりの頃、カフェで一番困ったことは「注文の仕方がわからないこと」です。
遠くからではレジの後ろにあるメニューの文字は読めないし、日本と同じオプションが選べるのかどうかもわからない。
店員さんに聞いてみたところで自分の言葉が通じる自信もないし、聞き取れる自信もない。
こんな状況だったので、僕は海外に来てからブラックコーヒーを飲むようになりました。(もともと甘いものが好きではないという理由もありますが。)

海外に来てから数ヶ月後…
アメリカでの生活環境が整い、クレジットカードを手に入れた僕は、各店舗での注文をアプリで済ますようになります。
アプリではメニュー表も価格もしっかり見れるし、注文の間違いもないし、決済もオンラインで済む。
店に向かっている途中で注文しておけば、店に着くころには商品を受け取れるし、コロナが心配なら、店前で待っていて車まで届けてもらうことも可能。
「なんて便利なんだろう。」
僕は心から感動しました。

実際に海外で暮らしてみるとわかるのですが、「注文をする時の言語の壁」というのは、店員との会話だけに限った話ではありません。
メニューから商品を選ぶためには、その商品がどんなもので、いくらで、どんな名前なのか。
まずはそれを理解しない限りは店員と話すことすらできないからです。
先日、僕の後輩が初めてステーキハウスに行ったらしいのですが、彼らは注文の仕方がわからず、20分間必死にメニューを眺め続けた末に注文し、やっとの思いで美味しいステーキにありつけたようです。
本当にこういう話があるのです、海外では。

スマホがあれば、その言語の壁さえも越えられます。
アプリを作れば、そのサービスを実際に利用する前に落ち着いて内容を理解することができるし、話せないおかげでぼったくられるなんてこともありません。

これは、サービスを受け取る側だけに限った話ではなく、提供する側にも言えることです。
今、日本では外国人の方が多く働いていると思います。
僕は、一昨年帰国した際に、地元・名古屋でブラジル系移民の方々が流暢な日本語でレジ打ちをしている光景を何度も見ました。
そういった方々はレジカウンターに立つまでに沢山の努力をしたはずです。
なんせ、日本語はとっても難しい言語ですから。
スマホで使えるお店のアプリが作られれば、そういった方々も言語を話せない段階から仕事をすることができます。

わかりやすい例としてウーバーがあります。
ウーバーは、スマホで住所を打ち込み、決済もオンライン。
お客さんから行き先や道順を聞き出す必要がありません。
言語が話せなくても、どこの国でも働けるのです。
これがどれほど素晴らしいことか。

フリクションレスを目指す

前置きが長くなりすぎましたが、今日、僕が言いたい事は「新体操もどんどん進化しようよ」という事です。

ここ最近では、DVDの注文をオンラインから行える大会もちらほらあると聞いています。
しかし、古いシステムは今もずっと残っています。

郵便局で支払い?
コンビニでチケット印刷?

もうやめましょうよ。

そう言いたくなります。
日本にはペイペイもLINE payもあるし、QRコードでチケット配布もできます。
いくらでもフリクション(摩擦)レスなシステムは世の中にたくさん出回っているのです。

購買のためのステップが多ければ多いほど、お客さんが購買行動を諦める確率は上がります。
ましてや、最近は決済システムの進化のおかげで、購買ステップがどんどん省略されてきています。
少しずつでも前に進まないと、誰も試合を見にきてくれなくなります。

新体操は、一度見てもらえれば必ず楽しさがわかる。
僕は、そう信じています。
そう信じているからこそ、まずは、見にきてもらうまでの経路を簡単な直線にしなければ、と思うのです。

まとめ

予算がないのもわかっています。
そういうシステムを導入できるほど人員がいないのもわかっています。
しかし、システムとは効率化を目指して作られたものです。
導入することによって人員削減ができ、その分の人件費を他のところに回せる。
システムとは、本来そういうものなはずです。

沢山の障壁があるのはわかっていますが、やはり進化しなければいけません。
多くのお客さんに見に来てもらうためにも、予算をより適切なところに回すためにも、こういったところの見直しが必要だと僕は思います。

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井藤 亘(いとう わたる)

🇺🇸フロリダ ディズニーワールド常設ショー
Cirque du Soleil 「Drawn to Life」
男子新体操アーティスト🤸‍♀️

HP トップ PC用のコピーのコピー-17

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YouTube:WATARUN VLOG

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名古屋市立原中学校ー埼玉栄高校ー青森大学ーシルクドゥソレイユ

3歳から男子新体操を始め、中学校3年生時の全日本ジュニア出場をきっかけに、埼玉栄高校へ進学する。
骨折などの大きな怪我を克服しながら3年時にインターハイで団体優勝し、名門・青森大学へ進学。
大学では、全日本選手権・全日本学生選手権ともに4連覇を果たし、4年時には主将も務めた。
卒業後は、幼児・小学生を対象にスポーツ指導をしていたが、パフォーマーとしてイベント出演したことをきっかけにシルクドゥソレイユのオーディションを受け合格し、渡米。
現在はパフォーマー業を行いつつ、男子新体操の普及を目標に様々な活動に取り組んでいる。 

【実績】
 ・インターハイ団体優勝 
 ・全日本学生新体操選手権大会団体4連覇 
・全日本新体操選手権大会団体4連覇
【出演】
・東京テレビ「年忘れにっぽんの歌」鳥羽一郎コラボ 
・TBS「音楽の日」三浦大知コラボ 
・BS11 ドキュメンタリー「ザ・チーム 勝利への方程式」
・Avex主催「STAR ISLAND」サウジアラビア公演 
【資格】 
・中学、高等学校第一種教員免許状 
・ビジネスアスリート2級
・日本スポーツ協会公認スポーツリーダー

20年以上続けてきた「男子新体操」というスポーツをより多くの人に知ってもらうため、日々活動をしています!! 頂いたサポートは、今後の活動費、またはその勉強のために使わせていただきます!🙇‍♂️✨ また、サポートとともに記事のリクエストも募集しております。