2021.08.11 自宅から3日間で世界を救う話

異常に書きたい気持ちが強まっているという珍しい状態なので、興奮冷めやらぬうちに書き留める。

前回の記事で、濃厚接触者で自宅待機という点について少し触れたが、数時間前の8/10までが自粛期間だった。

万全な対策をすれば買い物など出ても良いと保健所の方に言われたが、どうせなら全く部屋から出ない暮らしを体験してやろうと意気込んでいた。

食事はそもそも1日2食なことと、時々出前館を使うことで家からでなくとも全く問題はなかった。

お盆休みは8日間ほどあるが、そのうちの3日間が重なっている。

ということで休み前に様々なものをネットで購入した。

最近は節約しまくっていたので、久々に買って気持ちよかったなぁ。

・ドラゴンクエストⅤ　天空の花嫁　【スマホ版】

・自律神経を整える塗り絵

・それ用のTombow 36色の色鉛筆

・ぶら下がり健康器

購入したものの、1個目に没頭しすぎて他のは一切やらないまま自粛期間が終わった。笑

今回書きたいのは、件のドラクエについて。

私は小さい時から、あまりゲームっ子ではなかった。

やりこんだのはポケモンとウイニングイレブンくらい。

他にも多少買ってもらったが、のめりこまなかった。

ところが最近、ゲーム実況なるものを見るのにはまっている。

芸能人がやっていたりもするが、別にそういうのは観ていない。

楽しんでいるのはストーリーの体験部分と、やっている人のトーク。それらはここ数年普通に生活の中にあった。

でも買うことはこれまで一切しなかった。

なぜか。

自分はゲーム下手だという自覚があったし、すぐ飽きるのにお金を出す必要はあるのかと思っていたからだ。あと観て追体験して、それで満足するっていう。

なぜ自分がゲーム下手だと思っていたのかというと、原因は実はこのソフトにある。

いとこの家がゲーム好き一家で、小学4年生頃にこの「天空の花嫁」のPS2ソフトを借りて、やったことがあった。

RPGはポケモン以外クリアしたことがない自分は、ストーリーの一番初めのダンジョン「レヌール城」でいきなり挫折。

何回やっても道が分からないこと、また（レヌール城はお化けのお城の話）これをやった夜は必ずお化けが夢に出てくるという、自分の中でトラウマだった。

確か中学生になってもう一度やってみようとトライしたことがあったが、また同じく訳が分からず混乱し、さらにお化けも夢に出てきた。

どんだけトラウマやねん。笑

そこで今回の自粛期間、いつも実況を見ているだけだから、自分もやってみようと決意。

これまで自分の中で未完了のままだった、この作品と向き合うことにした。

ゲームのハードウェアは何も持っていないので、一応スマホでできないか調べてみる。

あるではないか。なんと1800円くらい。思ってたより安い。

ポチる手が一瞬止まる。

またレヌール城を攻略できなかったらどうしよう、お化けの夢を見たらどうしよう。

考えただけで怖かった。

ぽちった。

自分にとっては17年越しのリベンジマッチ、幕開けの瞬間だった。（おおげさ）

あまりだらだら書きたいわけではないので結論から言うと、8日-10日までの3日間、40時間のプレイで、最後までクリアすることができた。

きっと時間はかかっている方なんだと思う。レベルめちゃくちゃ上げたり、武器も常に最高ランクのものを揃えてから行っていたし。

そんなゲームライフだったが、本当に書きたいのはやりながら感じた気づきの部分。いくつかあって、先に箇条書きをすると

・村人の話をちゃんと聞いて考えて、何をすべきか気づけるかどうかが大切

・ダンジョン攻略は全体像を頭の中に持てているかで効率が変わること

・結婚相手を選択しなければならない際に、自分が何を大切にしているのかがわかること

・装備に投資することは重要で、あとでお金は回収できること

・困ったときにネットで検索をするが、その際の入力の仕方はコツがいる

・自分は何かにハマると、短期間リソースをすべて1点に集中させがちで、それに抵抗が全くないということ

6つあった。

あえて太字にしてみた部分だけ見ると、なんか自己啓発書みたいになっている。笑

最初の2つは自分が子供の頃にできていなかったこと。

人の話を聞かず、説明書は読まず、自分が思うとおりにやり倒す。

慌てて確認し始めるころには自分の現在地すらわからない状態にあり、もうお手上げ状態。

村人の言葉にヒントが隠れていて、それを頼りに考え、見つけて選択する。

なんだ、僕の良く知るTOEICと同じじゃないですか～
それができるようになっていたから、今回は問題なく進めることができた。

そして4つ目とも関わってくるが、ヒントはあるものの気づけないときには、ネットで検索する。

この際の言語化スキルって、けっこう重要だと思っていて。

キーワード3-4つほど入れて、その精度が高ければ自分の欲しい情報が得られるが、そもそも話し言葉でもどう言って自分の不明点を説明して良いか分からない場合は大変だ。

検索で何でも見つけられる時代だが、その入力のためには自分の言語化スキルが必要。

そう考えるとゲームって、エンタメとしてはもちろんだけど捉え方次第では教育にもすごい良いよねという気付き。そこまで抽象度上げて、例えば子供自身がそれを言えるようになったら、将来が楽しみに感じる。

が、自分の場合は面白みに当時気づかなくて良かったなと思った。それが5つ目。

ハマるとリソース全投下。

これは小学生の頃からそうだ。漫画も普段読まないが読むときは基本一気読み。サッカーもずっとテレビ、ゲーム、雑誌など空いた時間ずっと触れてた。

大人になって気づけたドラクエの面白さ。奥深さ。なぜこれまで気づけなかったのか、初めはこの17年を損したような気分になったのだが。

上記のことに気づき、逆に自分が当時気が付いていたら、ちょっと危なかったかもしれない、という考えに至った。

きっと、家から出ないレベルでやりこんで、生活に何かしらの支障が出ていたに違いない。。

まぁなんだって、毒にも薬にもなるよねと。

全然関係ないけど厚切りジェイソンが前に、「<薬>という字は草かんむりに楽しい、Why Japanese people?!絶対ダメでしょ!!」と言ってたの本当面白かった。

まぁまとめると、3日間、ご飯とシャワー、寝る時間以外新しいことにどっぷり本気で浸かってみたんですけど。

自宅にいても思いのほか非日常になって、とっても充実していたので楽しかったですよというお話。

次は何をやってみようかな。

こういう積み重ねで、人生は楽しく彩られていくんだろうなぁ。

点と点がいつか何かの線になってもならなくても、

その時々を楽しめていたらきっと何の問題もない。

千の風になっても、ならなくても。泣かないでください。

うーん。ワーホリ行きたいなぁ。

それこそ英語力が上がった自分の、リベンジマッチだよな。

もう少しだけスライム倒して、ゴールド増やしとくか。

相変わらずしょーもないことを世に送り出している。。

あ、最後に追記で一つだけ。

何度やったとしても、ビアンカしか勝たん。

ではまた！