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語彙力を増やせば、魅力的な文章を書くことができるのか?

文章を書くからには
魅力的な文を
書きたいものです。


読者が

「おもしろい!」
「これはすごい!」

と思える文章。


せっかく書くからには、

noteでもそんな
文章を目指していきたいですね。


私だって
そうです。


読んでもらうからには

「おぉ!」と思える
驚きや、発見を感じてほしいものです。


文章を通して
よろんでもらう。

これこそ、
ライター冥利に尽きるもの。


だからこそ、


私たちは日々
文章を磨きます。


本を読んだり、
新しい表現を学んだり、

自分の文章の
材料を追求していきます。


魅力的な文章と聞くと

小説のように
幻想的で、
うっとりするような、

そんな文章を想像するのでは
ないでしょうか?


恥ずかしながら、
私も憧れていました。


そして、
そんな文章こそ、


独特で、
目を引く文章だと
思い続けていました。


ですが、
忘れないでください。


独特、
かつ魅力的な文章とは

何も「表現」だけではないということです。



「かっこいい単語」が、魅力的になるわけではない


魅力的な文章と聞くと

独特な「語彙」を想像する人も
多いのではないでしょうか。


それこそ、
小説で見るような、

ちょっと小洒落た表現。

単に
「怒った」とは言わず

「激昂」や
「憤怒」と表現したり、

なんなら、
「地獄の業火に焼かれるような怒り」と
表現することもあります。


あぁ、たぶん、
めっちゃ怒ってるんだろうな
っていうはわかります。


ですが、
ここでの落とし穴は

伝わらなければ
負けということです。


そもそも、

「地獄の業火に焼かれるような怒り」
って聞いて

具体的にイメージできるでしょうか?


オレも感じたことあるぜ!
という人は、少数でしょう。


書き手としては

「一生許さない」くらいの
怒りを表現したかったのかも
しれません。



しかし、

読者が「ふーん」程度で
捉えてしまえば、

怒りも中途半端なものとして
捉えられてしまいます。


ここで書き手と
読者の間に、ギャップが生まれます。


書き手の想いを
MAXに伝えるためには、

生まれるギャップを
埋めていかなければなりません。


そして、

このギャップを埋めるのは
語彙力ではありません。


そもそも、


読者はどんなときに、
「なるほど!」と納得するのか。


その要素がわかれば、
語彙力を増やさなくても


魅力的な文章が書けると
気づけるはずです。



どのくらい言語化して書いているか


魅力的な文章になるには
言語化です。


そう、言語化。


言語化と聞くと
どんなことをイメージするでしょうか。


頭に浮かんだことを、
言葉に落とし込む能力。


そんなことを
想像するのではないでしょうか。


言語化ができると
めちゃくちゃ深い文章になります。


noteでも
数多くの記事を目にするとき、

この人は
面白い記事を書くなぁと
感心することがありますよね。


その人たちの共通点、

それは、


総じて
言語化がめちゃくちゃうまいです。


特に
心情面の言語化。

えげつないくらいにうまいです。


人の感情って
むずかしいもので

目に見えないからこそ、
表現に困るところです。


同時に、
一番感情移入してしまうところ
でもあります。


読み言ってしまう人の記事は
ここの描写がうまい。


「楽しい」で済ませられることを
「楽しい」で終わらせない。


「さびしい」で済ませられることを
「さびしい」で終わらせない。


徹底的に
言語化しています。


例えばですが、


「海水浴」というシーンひとつでも
ぜんぜん変わってきます。

湘南、行ったよ!
3年ぶりの海水浴!
3年ぶりの日焼けに、海の家!

みたいに書けば
楽しさが伝わってきますし、


たぶん、今年最後の海。

みたいに書けば
さびしさが伝わってきます。


伝えたい風景を
どれだけ言語化して、
描写できるか。


頭のなかが
そっくりそのまま伝われば、

相手にとっても
魅力的な文章に
映ってくるでしょう。



言語化するときに、どこをみるのか?


ただですね、

簡単にできたら
苦労はない、というはなしですよ。


私たちは、
日常会話ですら

言語化に困ることがあります。


あー、その、

あれだよ、あれ。

いわなくてもわかるでしょ?


みたいに
頭のなかが
ごちゃごちゃしちゃうこと。


うまく整理できていない
状態です。


この状態で
「独自性」を出そうとすると

さらにこんがらがります。


要するに、
カッコつけようとすること。


これは私もあるのですが、

書くことがまとまっていない
状態でカッコつけると、

ロクなことになりません。


あれ?
どこに向かっていたんだっけ?

というように、

伝えたいゴールを
見失うこともしばしば。


だからこそ、
書くときや、

細かい描写をするときには

まず、
言語化が必要なんです。


言語化には
様々なスキルがありますが、

ひとつ、
あげるとするならば、

「分解」です。



「情報」とは集合体である


イメージして欲しいのですが、

言語化できないときって
どのようなときでしょう?


むずかしいことを
わかりやすく説明するときに
詰まることがありますが、

そんな状況をイメージでは
ないでしょうか?

では、
その原因は
なんでしょう?ってはなしです。


そもそもですが、
むずかしい情報って

大抵は
「集合体」ということが
多いです。


自転車でいえば、

✅ ギア
✅ ペダル
✅ サドル

の集合体ですし、


カレーでいえば、

✅ ルー
✅ じゃがいも
✅ にんじん
✅ 肉

の集合体です。


雑な説明ですが。


私たちが
情報が「むずかしい」と
感じるとき。


それは、
情報を「大きいまま」
見てしまっていることが
原因です。

そして、

その大きい情報を
ひとことでまとめようとすると、

頭がショートします。

ゆえに、
言葉に詰まります。


むずかしい情報は
分解してみると、

ひとつひとつは
大したことなかったりします。


そして情報とは、

ひとことで
全部伝えなくてもいいのです。

小出しで、
ひとつひとつ受け取ってもらう。


カレーだったら

✅ じゃがいもは一口サイズ
✅ にんじんは入っていない
✅ カレーは中辛
✅ お父さんが好きなカレーの作り方


みたいな小出しの文章だって
OKです。

なにより、
読者は置いてきぼりにされると
つまらないですよね。

読んで、
理解して、

書き手の世界観を
楽しめるからこそ、

「魅力的な文章」と
思ってもらえます。


重要なのは、
カッコよく、ひとことで
伝えることではありません。

読者に伝えることです。


そのために、

大きな情報は、

細かく、
細かく、

分解して、

小さく、
小さく、

読者に伝えていくんです。


私の「伝えたい」と
読者の「理解」を

すり合わせること。


そして、

私の「伝えたい」が
伝わったときに、

「魅力的な文章だった」と
思ってもらえるのではないでしょうか。


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