エクスプレッシブ・ライティングが向いている人の特徴と他の対処法
※この記事は2020年11月8日に書かれた記事を修正したものです。
「エクスプレッシブ・ライティング」というテクニックを聞いた事はありますか？私はこのエクスプレッシブ・ライティングに何度か助けられました。
しかし、このテクニック、人によって向き不向きがあるようです。
エクスプレッシブ・ライティングとは？
エクスプレッシブ・ライティングは、頭の中に思い浮かんだ感情を考えずに紙に書きだし、ネガティブな感情を解消し、思考を整理するという技術です。
【手順】
1.紙とペンを用意します
2.頭の中に浮かんだことを1分間ひたすら書き出します
3.その紙を捨てます
これだけで、ネガティブな感情を吐き捨てることができるという有名なテクニックで、多くのサイトで取り上げられております。
私もこのテクニックを使い、何度も心の落ち着きを取り戻した経験があります。
そんな素晴らしいエクスプレッシブ・ライティングに感動し、記事にまとめようと調べてみると、こんな記事に出会いました。
記事を要約すると
エクスプレッシブ・ライティングをすることで、「怒り・後悔・愚痴」などは記憶に定着し、嫌な事を忘れられなくなる可能性がある。
しかし、情報を整理するために「悩み・不安」など、未来に対するネガティブな感情のみをエクスプレッシブ・ライティングによって書き出すなら良い！
というものでした。
この記事を読み一つ新しい視点を手に入れました。
「ああ、エクスプレッシブ・ライティングって向き不向きがあるんだな」
エクスプレッシブ・ライティングが向いている人は自分にも矛先を向けている
エクスプレッシブ・ライティングはこんな人が向いていると思います。
・過去に起こった出来事は変えれないから前に進むしかないと思ってる人
・自己肯定感が高くポジティブな人
どれも私の特徴で、自分はだからエクスプレッシブ・ライティングが向いている人間なんだなと感じました。
なぜこういう人が向いているか、例を挙げて説明します。
「怒り・後悔・愚痴」だけで終わらせず、自分の反省点も見つけれたらネガティブな感情は残りづらい
例えばAさんがとんでもないミスをして、それをあなたのせいにして怒られたとします。
ネガティブな感情が残ってしまう人の場合は
「Aさんが悪い！Aさんがいけない！！Aさんに腹が立つ！！！ムカつく！！」
エクスプレッシブ・ライティングをして一度はスッキリしても、この記憶だけで終わり、Aさんへのネガティブな感情を植え付けるだけとなります。
そして、これを何度も繰り返すうちにAさんを見る、話す、思い出すだけでネガティブな感情になるわけです。
ネガティブな感情が残らない人は人ならどうでしょうか？
Aさんが悪い！Aさんがいけない！！と一度は思うでしょう。
ただ、その後冷静になって
・どうやったらこのミスは起きなかったのか？
・Aさんがミスをしないために対策ができたのか？
・Aさんはこういう癖があるから気を付けるべきだった。
・そもそもAさんと関わる必要があるのか？距離をおくべきでは？
など、自分に矛先を向けて考えることでネガティブな感情から自分の教訓へと変えて行動に移せるようになるわけです。
自分で行動に移せると、ネガティブな感情は薄れますしAさんとの関係も改善します。
私もすべての人間にこの対応ができているわけではありませんが、ちょっとした事であれば自分の反省点へとしています。
まとめるとこうでしょうか。
・向いてない人は怒りや後悔をそのまま終わらせる。根本の問題が解決しないため、結果的にネガティブな感情がそのまま残り続ける。
・向いている人は怒りや後悔を反省とし次の行動に変える。根本の問題を解決しようとするため、結果的にネガティブな感情を残さない。
では、向いてない人はどう対策すればいいのでしょうか？
精神科医がおすすめする3行ポジティブ日記
精神科医の樺沢紫苑先生がおすすめしている方法で、3行ポジティブ日記というものがあります。
ソースは以下の動画。
動画ではエクスプレッシブ・ライティングの事を取り上げており、代わりに
3行ポジティブ日記をおすすめしています。
エクスプレッシブ・ライティングをやっても平気な人は「自己肯定感が高くポジティブな人」は大丈夫。
エクスプレッシブ・ライティングは薬にもなるが、逆にネガティブな感情を増幅させる可能性もある諸刃の剣にも。
エクスプレッシブ・ライティングを向いているか向いてないかの判断は半年やること。
半年間の間にマイナスの症状が出るなら即座に辞めた方が良いそうです。
3行ポジティブ日記は自己肯定感とポジティブな思考を養う
3行ポジティブ日記とは、良い事に目を向けるために1日の終わりに
「今日あった楽しかったことやポジティブな出来事」
を3つ書くだけという簡単なものです。
例えば
・今日食べたアイスがおいしかった
・知り合いと食事にいって楽しく会話ができた
・仕事を無事切り上げた！
こんな3行のメモでOK！
これを寝る前に書き続けるだけで自己肯定感を養う事ができます。
問題はネガティブな感情を思い出さないようにするだけなので、場合によっては積りに積もる可能性もありますが、そういう時は軽く人に話すなどをして気持ちがスッキリできるといいでしょう。
それができないなら、エクスプレッシブ・ライティングも一つですが、合わないならやめた方がいいでしょう。
エクスプレッシブライティングは素晴らしい技術。あなたも変わればいい
合う、合わないはありますが、エクスプレッシブ・ライティングは素晴らしい技術です。
なにせ、紙とペンだけで良い。考えないで感情を書きだすだけと、とにかく簡単！
しかし諸刃の刃にもなることがありますのでそこは要注意です。
ちなみに「精神科医が教える ストレスフリー超大全」はおすすめの一冊です。気になる方は一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか？
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