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【ネタバレ注意】『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』感想

まずはこれだけ言わせてください。
今年もありがとう、名探偵コナン~~~~~!!!!!
一年に一度のビッグイベントたる劇場版コナン。これを体験することで毎年「生きてる」って実感してるんです~~~!!!!!
もうこのために生きてるとっても過言ではないです。いやホント。劇場版コナンは僕にとっての延命治療なんです~~~!!!(重い)

ここからつらつらと感想を語り散らかしていきたいと思うのですが、
ズバリ今作、「すき焼き回」そして「大人オタク向け」です!
そこらへんを思うままに語ってみます。ガッツリネタバレ&超解釈含みますのでご注意を!!!!!


■本編について

□お祭り騒ぎ、ボリューミーな脚本

いやーっちょっと今回ボリューミーすぎませんか……?
一回見ただけじゃ消化しきれなかったです……。私の脳味噌のキャパシティーが小さいだけかもしれんけど。
「平次と和葉の恋の行方」「キッドの驚愕の真実」という本スジも見ごたえ抜群な上、メインの謎解き要素がかな~~~り込み入ってる。特に六本の刀とか、「どれが誰の刀だっけ?」ってなるとこめっちゃあった。

スタートからとにかくセリフ、セリフ、セリフで、とめどなくセリフが押し寄せて来る感じ。高木渉さんや遊佐浩二さんのコメントに「台本が電話帳ぐらい厚かった」とありましたが、頷けます。

そもそもの題材が説明を要する「歴史ミステリー」である上に、登場人物がとにかく多い。
同じく登場人物が多かった「黒鉄の魚影」は、「灰原救出」という共通の目的でみんなが動いているイメージだったけど、今作はそれぞれがそれぞれの思惑で動いているので、「黒鉄」とはまったく違う印象を受けました。
「黒鉄」が「みんなで力を合わせて頑張るぞ!」だとしたら、今作は「あんなキャラやこんなキャラがあっちこっちでドッタンバッタン大騒ぎ!!!!!」な感じ。カオスもカオス。
「すき焼き回」と表現したのはそのためです。パーティー感は申し分無し! ただし胃もたれには要注意笑

一方で、キャラが多すぎるゆえに軽く流されてしまった面もあったかなと。
・紅葉&伊織がコナンに加勢していたが、コナン側からはそれに触れていなかった
・沖田&鬼丸がカドクラ戦に加わった理由がふわっとしていた
尺の都合で割愛されちゃったのかな? 「黒鉄」と比べると、行動理由が曖昧なキャラが数人いた印象です。

一番、もっと丁寧に掘り下げて欲しかったのは、聖くん。いいキャラいい動機だっただけに、もっともっと彼のことを知りたかった!
聖くんについては、感想②でたっぷり語りたいと思います。

とはいえ、このお祭り感がたまらないコナンファンもたくさんいると思います。
ちょいちょい説明が必要なキャラがいるので、コナン初心者にオススメできる作品ではないような気がしますが……、笑えるところは笑えるし、エンタメ性とコナンファンへのサービスのバランスはとても良かったかな!
青山作品版スマブラって感じも楽しかった!


□謎解きについて

先に述べたように、複雑!実に複雑!!!
情報を追うので精一杯になってた時間もありました笑

そこら辺は二回目以降の鑑賞とノベライズで整理するとして……。
膝を打つような謎解きもいくつかありました!
・鞘に納める音が違う → 鞘をすり替えた
・豊玉発句集で暗号解読
とかとか。
特に面白かったのは、気球に乗って鍔の形を五稜郭に合わせ、宝の隠し場所を導き出すところ。めちゃくちゃワクワクした!


□脚本:大倉崇裕さん

最初の担当作「から紅」は大倉さんの手グセ全開!って感じでしたが、「ハロウィン」の時にはすっかりコナンワールドに同化。
チューニングを合わせる感度の高さは凄いと思います!
もちろん、本業がミステリー作家なだけあって謎解きも申し分なし。てっきり大倉さん、歴史マニアか何かだと思っていたのですが、インタビューによればそんなことはなく。歴史モノって下調べが大変そう~。


□分からなかったこと・まとめ

「感想!」とか偉そうなこと言っといて、分かんないことだらけでした!笑 自分バカすぎて悔しい!!!
永岡監督には毎回、読解力や想像力を試されます……。今回は特に「???」な部分が多かった……。他の方のふせったー巡りして補います。とりあえず、自分が分からなかったところを箇条書きに。誰か分かる人いたら教えてください!!!!!

コナンはキッドとの血縁関係について、本当に何も知らないのか? 意味深な「たまたまだよ」の真意は?

良衛が残した血の星の意味。聖へのメッセージとは言ってたけど、その内容は? 「お宝破壊を実行せよ」だとしても、良衛が襲撃された時点ではまだ宝の在り処が分かっていないはず。聖に何をして欲しかったの?

沖田が五稜郭に参戦した経緯。カドクラ戦に向けて、服部が呼んでおいた説が濃厚か?

服部が聖のスクーターに発信機をつけたタイミング。聖が「意志を継ぐ者=宝を破壊しようとしている」と気づいた後だろうけど?

兵器を憎むはずの聖が、爆薬(兵器)を使って破壊しようとした点。もしも宝の正体が大量の火薬とかだったらどうするつもりだったの?

良衛の久垣殺害の動機。「息子を警察の保護下に起きたかった」では、殺す対象が久垣である必要はなくない? むしろ、カドクラの方が憎むべき相手な気がする。

良衛が久垣から奪った刀をカドクラに送った意味。良衛は病弱で動けないため、カドクラに宝を見つけさせようとしたんだろうけど……、ならどうして自宅にあった二本は警察に渡しちゃったんだ?

黒羽盗一の行動理由。これは終始わからん。快斗が「怪盗キッド」をしっかりやれているかの確認 + 探偵たち(コナン服部)がどこまでやれるかを見守っていた?

黒羽盗一が星稜刀を盗み、優作に贈った意味。これ以上、誰も宝に辿り着けないようにするため? それにしては、川添の姿でコナン平次にアシストしてたよな?


■演出について

□OP映像

コレコレ!!!これを見ると「今年も映画館でコナンが拝めた……」と生を噛みしめられるわけです。
今年もメインテーマ、カッコいいな! 菅野サウンド特有の煌びやかさ・豪華さと、和風楽器の繊細な感じがすご~くマッチしてる!

クレジットが縦書きになってるのは大河ドラマをイメージしてるのかな?
厳かな雰囲気で、特別感あってめっちゃ良き!

出てこないのに長めに映し出される黒の組織! 出てこないのに!笑

今回、コナン初心者には難しい内容だったので、もう少し詳しいキャラクター紹介が欲しかった気もする~。
とはいえ、青子鬼丸盗一とサプライズ出演が多かったので、難しいか~。


□監督:永岡智佳さん

ボリューミーすぎるシナリオを111分にまとめあげた永岡監督には脱帽!
回を重ねるごとに、大倉さんがコナンにチューニングを合わせにいってるとしたら、永岡さんは逆。どんどん自分のやりたいことを実現させていってる気がする。

もちろん、今回も「永岡節」は健在。
永岡監督といえば、細かいカットがパッチワークのように継ぎ接ぎされる構成がとても個性的。今回は登場人物が多かったので、特にそのワザが効いていたような気がします。

また、「匂わせ」のような演出もお得意。
敢えてを多く語らず、画に情報を残してその説明を視聴者に託す……。考察・解釈大好き班からすると、相性がいい監督さんかもしれません。
ちょっと言い方悪いかもしれませんが、永岡監督ってオタッキーなんですよね……!「この人絶対オタクやろ~~~!笑」って感じの演出をよくやってらっしゃる気がする笑
だから今作は「大人オタク向け」。決して、遠足の帰りのバスの中で流せるタイプではないですよね。


□作画について

作画は歴代ワーストだったかな~。ずーっと安定してなかった気がする。
「ハロウィン」「黒鉄」でスタミナ切れしちゃったのかな? ちょっと残念だったな~。


■各キャラクターについて

□江戸川コナン

わが推し、コナン様!!! 今回もかーーーーっこ良かったよーーーーーっ!!!!!
やっぱコナンが「あり得ないところ」をスケボーでカッ走るシーン見るとアドレナリン大放出、寿命が延びますわ……。

OPの「真実はいつもひとつ!」の後……、えっ?……笑っ……!?
カッコよすぎるよコナン様……いきなり心掴まれてしまった!!!
「江戸川コナン、探偵さ!」のセリフが青山原画で見られるのも嬉しすぎた!!!

そしてコナンは快斗との血縁関係について何か知ってるの?? 原作の工藤新一少年の冒険編や、ベルツリータワー編では心当たり無さそうだったけど……。顔が似てると指摘されて「たまたまだよ」、どこか意味深……。


□黒羽快斗

今作は青子ちゃんや盗一が登場したこともあって、歴代で一番「黒羽快斗」してました! 勝平さんの「ケケケ」多めで嬉しい!

キッドが縦横無尽に動き回る時のBGMが、いつもの「怪盗キッドの予告状」から菅野さんのオリジナルに変わったのもあって、キッドの軽快な感じが際立っていたような気がします。
(饅頭とかハンバーガーバクバク食ってたのも面白かった笑)

脚本の大倉さんが「今作では、孤独な部分をより出せれば」と仰っていましたが、快斗が孤独=すべてを一人で抱え込む 構造になっていると思いました。
・コナンは服部にキャッチされる
・その服部は快斗にキャッチされる
・その快斗は……
誰か快斗をキャッチしてくれ~~~
中森警部が撃たれた自責の念に駆られ、雨の中一人佇む快斗。
誰か抱きしめてあげてくれ~~~泣 一人で抱えるな~~~
「ポーカーフェイスを忘れるな」を継承してしまったがための苦悩……。男子高校生が背負っていいものではないのよ!!!


□服部平次

予告映像で推されていたキッドVS服部のシーン、アバンで丸っと収まってましたね。「キスの恨み」が物語の主軸にならなくてよかったかも!笑

服部はキッドの素顔を見た訳だし、もっとキッドの正体に肉薄する展開があっても面白かったかも……後々の原作でやったりする?笑

告白は、まあ成功しないだろうなとは思っていたけど、「人の動機」に絡めた告白は良かったな! 新一の「厄介な難事件」もそうだけど、やっぱ探偵ならではの告白だなぁ、と。

でも服部、新一越えと夜景にこだわってるうちは告白成功しないぞ、多分!笑
何かの事件に巻き込まれて、絶景でもなんでもないところで咄嗟に想いを口に出してしまい、後で頭ボリボリかきながら「あ~クソ!ホンマは絶景で告ったろぉ思っとったのに、台無しや!」とか言って欲しい。
あと、服部和葉を結ばせるなら、御守りは絶対絡めて欲しい!!!


□遠山和葉

「から紅の恋歌」で培われた耳の良さが謎を解くカギになったの良かった!
新一といい紅葉といい、耳がいいキャラが充実していく~

練習中の聖くんに声をかける和葉、こんなの誰だって好きになっちゃうでしょ~笑
聖くんが和葉にときめいちゃったのって、お母さんに似てるからだよね?
写真が映ったのが一瞬だったので確信はないけど……。聖くん、お母さんにも樋鳴りを褒められたことがあって、和葉に同じように褒められたから好きになっちゃった……とか妄想しちゃいます笑

スタングレネードが落ちてきた時の瞬発力……和葉ちゃん何者?笑


□毛利蘭

今回の蘭ちゃんは「名アシスト蘭」って感じでしたね!
服部と和葉の恋を後押ししつつ、コメディリリーフとしての役割も担当。「緋色」「ハロウィン」以上の活躍といってもいいのでは??

あとやっぱり、永岡監督が描く女性キャラってめちゃくちゃキュート。「等身大の女の子」って感じが滲み出ててメチャクチャ良い~~~! そうそう、蘭も和葉も紅葉も、女子高生なんだよ、まだ10代なんだよ~!

特によかったのは、平次との距離感。蘭と和葉はもちろん仲良し大親友なのですが、蘭と平次ってそこまでガッツリの距離感じゃないというか……年ごろの男子高校生と女子高校生の距離感なんですよね。(平次が蘭のことを名前で呼ばないのが顕著)
その微妙な距離感が、蘭と平次がホテルのロビーで背中を向けて会話するシーンに表れていて、永岡監督の丁寧なキャラ描写に感動しました!

平次の「ビッグベンよりも上やろか……」に対して「断然上だよ!」と答えた後で、心の中で新一に謝る蘭。友達の背中を押しつつ、自分が告白された大事な思い出をちゃんと一番に思っているのが蘭っぽくて良かった!
(ここら辺、ノベライズだとしっかり拾ってます)


□毛利小五郎

キッドが小五郎に変装して北海道東照宮に来たシーン。
一発で「あっキッドだ」と分かるお芝居、小山力也さんスゴすぎます!!!


□中森青子

思ったより普通に登場しちゃってビックリ!
快斗からの着信の表示名が「ば快斗」になってるのいいね~!

お声はまじ快1412で青子を担当したM・A・Oさんでした。
M・A・Oさん青子も年相応(よりも幼い?)な感じがして大好きなのですが、個人的に青子は藤村歩さんのイメージ。でも藤村さん活動休止されてるそうで、仕方ないか……。
でもでも白馬は石田彰さんですよね!? 青子がM・A・Oさんだったから、白馬も変わる可能性あるのよね……。


□西村警部

花田光さん、お声が全然変わってなくてビックリ!笑 声を当てるの、25年ぶりなのにスゲぇ……。


□黒羽盗一

「異次元の狙撃手」に次いで今作も。Cパートのたった一言ですべてを持っていく男・池田秀一! 恐るべし。

「キッドの驚愕の真実」と聞いて、「新一と快斗、血が繋がっている」「黒羽盗一生きている」のどちらかだと思ってたけど……両方だとは!!! やってくれるな~~~!

私服の川添以外はすべて盗一だったということは、捜査会議で忠之の写真を映し出したのも、神子の話し相手を服部とコナンにしたのも、わざと!?

今作の盗一の行動理由、めちゃくちゃ謎なんですよね……。
根底にあるはずなのは、「寝た子を起こすな」=宝が見つかることがないようにする、じゃないですか。
だから星稜刀を元の場所に返さず、優作に贈ったんだろうし。
でも川添の姿でやってることって、全部コナン服部が宝の場所にたどり着くようにしてることなんですよね。
でもでも、盗一は星稜刀があるべき場所にないことを知っているから、あと一歩のところで宝へたどり着けないことを知っているはず。
もし「見つけさせたい度100%」なら、優作のところからちゃっかり星稜刀を持ってきて、元の場所に戻しておくことだって可能だろうし。
う~~~ん???

快斗がしっかり「怪盗キッド」をやれているかどうか見守りつつ、コナン服部ら「探偵」がどこまで自力で真実に辿り着けるかを試した?とか???
川添の姿で捜査に加わったのは、カドクラの動きを察知した快斗がこの件に興味を持ったのを知った(千影さん経由か?)からかなぁ。

また、盗一が生きているならば、自分が死んだことにしている理由もイマイチ分からないですよね。優作にはバラしちゃってるわけだし。
それにしても、死んだことになってるのに、兄弟とはメールのやり取りしてるの仲良すぎ笑

何にせよ、黒羽ファミリーが今後『名探偵コナン』にどのような影響をもたらすのか!楽しみです~!


□福城聖

いやしんどすぎるんですが……。
聖くん沼でしょ。医学部生で居合いの達人、面倒見がよく、スクーター乗れるセスナ操縦できる、気になる女の子にはグイグイいく。
ちょっと好きすぎるんですがぁ~~~!

聖くんに沼った人みんな思ってると思うけど、聖くんの補完エピソード出しませんか……?
せっかくいいキャラだったのに、掘り下げが足りなかった気がするのは私だけ……???

母との関係、良衛との関係、医者になる夢……もっともっと説明が欲しかった~!

自分なりに、聖くんと良衛の関係こんなんだったんじゃないか?とまとめてみました。(★マークは妄想です)
・聖は母の後を継いで(というより、憧れて?)医者になることを決意
・しかし、良衛からは居合いの道を勧められる ★
・良衛との間に軋轢が生じる ★
・良衛、忠之に傾倒。「宝の破壊」という彼の目的を継承する
・忠之死去。良衛も自身の病のため、「宝の破壊」を聖に託すことにする
・良衛から「宝の破壊」を託された聖は、内心で反発。(父の関心を奪った忠之への嫉妬、医者になる夢を後押ししなかった父への不満) ★
・「医者になる夢」(=母)と「宝の破壊の継承」(=父)との間で葛藤。しかし医者としての信念もあり、病で弱る父を見捨てることができず(今生きている人を大切にしよう、という考えもあったのかも)、「宝の破壊の継承」を選択する ★
・「医者になる夢」(=母)を捨てたつもりが、和葉に母の面影を見て好意を抱く ★

……どうでしょう、かなり妄想強めですが、本編で語られていないので、自分勝手に補うしかないのです……。特に聖くんが「宝の破壊の継承」を選んだ理由が知りたい……。
うーーーん、できれば公式から聖くんスピンオフ出してほしいっす!!!


□福城良衛

いやしんどすぎるんですが……。(part2)
良衛も良衛で沼なんですよ……。
ノベライズによると、福城家の庭に生えているのは「ナンテン」と「セイヨウヒイラギ」。縁起がいいとされる植え方のため、良衛が植えたものだろうけど……。
ナンテンの花言葉は、「良い家庭」「福をなす」。
セイヨウヒイラギの花言葉は、「家族の幸せ」。
ひぃ~~~、しんどい……。聖との間にすれ違いがあったとしても、良衛は家族のことを第一に思っているわけですね。聖を守るために殺人まで犯してしまった。そんな聖思いの強さはきっと、奥さんを亡くしているからなんでしょう。これ以上家族を失いたくない、という。

聖くんの分からないところは「宝の破壊の継承を選んだ理由」だったのですが、良衛の分からないところは「忠之に惹かれた理由」なんですよね。
「忠之さんの人柄に惹かれ」とだけしか言われていませんが、きっと何か理由があるはず。これも妄想してみました!

・良衛と妻の夫婦生活スタート。医者である妻は、良衛に献身的な愛情を注ぐ ★
・妻、戦地で死亡
・聖が医者の道へ進もうとする。良衛、聖が妻の二の舞になるのを恐れて反対。代々家系が継いできた居合いの道を勧める ★
・聖との間に軋轢が生じる ★
・忠之と出会う。今まで妻から献身的にされてきた良衛は、初めて自分が尽くす側になったことで、新たな生き甲斐を見出す ★
・忠之の「宝の破壊」という目的を継承
・忠之死去。
・自分も病で思うように動けず、聖に「宝の破壊」を継承させようとする
・宝を血眼になって探すであろう第三者に宝を見つけるため、「東窪榮達」の情報を流す。
・お宝争奪戦勃発
・聖がカドクラらの手にかかることを恐れ、久垣殺害の罪をなすりつけることで警察の監視下に置いた

……こんな感じですかねぇ。しかし、殺す対象が久垣弁護士だったのがよくわからない。久垣と良衛は直接関係ないよね? 久垣よりも、殺すべきはカドクラだったのでは? カドクラを始末すれば、聖が巻き込まれる危険もなくなるわけだし……。「拓三を裏切ったから同情に値しない」って言ってたけど……本当にそれだけの理由で!?
理解はできても、納得はできないよ……。(by新一)

もし本当に聖が久垣殺害で逮捕・起訴されちゃったらどうするつもりだったの? そうなったらもう宝の破壊ができなくなっちゃうけど。
うーーーーーん、良衛、よく分からん。


□川添善久

「またしても何も知らない大泉洋さん(23)」言われてて草

「大泉洋アフレコうまい」「思ったより違和感ない」の感想見たけど、お忘れではないか! 大泉洋さん、天下のレイトン教授ぞ!!!


■音楽について

□菅野祐悟さんの劇伴

キッドが飛び回る時の曲といえば大野克夫さんの「怪盗キッドの予告状」な訳ですが、今作ではお留守番。いつか菅野さんアレンジverの「予告状」も聞いてみたいな~!

そして「キミがいれば」は本編では流れず! しかしサントラには入ってます。
そんなことあるんだーっ! 今回の「キミがいれば」、男性ボーカルでかなり特殊だから、映画館で流れたら度肝抜かれちゃってたな。映画のどこかで使って欲しかったなー!
(これカラオケに入らないかな! このキーなら歌える!笑)


□主題歌・aiko「相思相愛」

流れるタイミング、バッチリすぎませんか???
いやね、今作で平次の告白が成功するなんて思ってませんでしたし、スタングレネードの時点で「あっ……」って思っちゃったけど……、
それでもやっぱりaikoの歌声が流れた瞬間、魔法にかかったようにも~~~~~脳内にラブきゅんエフェクトかかりまくりですよ!!! いきなり歌声から始まるのが良い、良すぎる。

ここから超解釈!!!
歌詞の「あたしはあなたには なれない なれない」「ずっと遠くから 見てる 見てるだけで」って、
すごーく快斗→盗一っぽいな~~~と思いました!!!
同じコスチュームに身を包み、同じ名を名乗ってはいるが、永遠に到達することのできない遠くて大きすぎる存在。「意志を継ぐ者」の葛藤。

歌詞の同じ部分、聖→母親と捉えるともっとしんどい。
母と同じ医者の道を志すも、おそらくどこかのタイミングで父から例の宝の話を聞き、「意思を継ぐ者」になった。う~~~、泣けるで聖くん。


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