『家を買うのは馬鹿だ』と言われるご時世、ことオランダに関しては?→オランダ住宅情報サイト『funda』で検証してみた!
『いつかはマイホームを』、『家を買うなんて馬鹿だ』など日本ではしょっちゅう行われる議論、その答えは条件によって変わるし世代によっても異なる意見がある。確かに新規住宅を買って、売る時には半額、となるとだいぶ損している感は否めない。
さて、お国変わって我々が住んでいるオランダ、物件事情は大きく異なる。結論から言うと、今は売り手市場&バブルで、築100年超えた物件でも価格は下がるどころかむしろ価値が上がって状態である。
百聞は一見に如かず。実際の物件を見てみよう。(暇つぶし程度のお付き合いください・・・)
オランダの有力物件情報サイト『funda』で物件を1つだけ選定。選定条件は、あくまで我が家(3人家族)が次に引っ越す場合の想定。今の家より広く(100㎡以上)、ベッドルームは3部屋ほしい。場所はハーレムかアムステルダム、アムステルフェーン近辺。地図でいうと、この〇してるエリア。どれもオランダ内では人気エリア。
ちなみにアムステルダムの中心に行き過ぎると人が多すぎるし治安もよくない。逆に地方都市、田舎に行き過ぎると地元カルチャーが根強く我々外国人は社会に溶け込みづらいという実情がある。
物件:Verspronckweg 24 A, 2023 BL Haarlem
広さ:110 m²、5Room (3 Bedrooms)
築年数:107年(1913年)
外観カッコよい!写真の真ん中の3階建ての建物で、の2階と3階部分の販売のようだ。つまり1階は別の人が住んでおり、入り口は別々。
まずはリビングルームから。白と黒でパリッとしてカッコよい!フローリングもまだまだ現役。
お次はダイニングルーム。こちらもシックな家具がよく合うお部屋。リビングルームの奥隣りに位置している。
そしてキッチン。全体的な統一感があって、良いっ!
だいぶ使い込まれたシンク。それがまた良い雰囲気を出している。
個室1.少し狭いが仕事部屋用途かな。
階段を登っていくと(2階→3階)
マスターベッドルーム.高い天井が広い空間を作ってくれている。
ベッドルーム2.子供部屋かな。十分な広さだ。
気になる水回り。お風呂場はモダン。シャワーも別でついてるしシンクも2つあって使い勝手◎
なんとバルコニー付きだ。大人4人でもゆったりできる。
フロアマップ、こちらは2階部分。
こちらは3階部分。
いやぁなかなかいい物件で引っ越したくなりました。確かに古いっちゃ古いけど、それなりに”古き良き”は感じられる。
さて、気になるお値段はというと。
497,500ユーロ!(5970万円※1EUR=120円換算)
いやぁなかなかしますね。けどこれが2020年の実態。恐らく10年前は3割くらい安かったはず。
日本で築107年なんて住めた状態じゃないが(いや古すぎて希少価値があるか?)、オランダの住宅は築100年なんてざらで、石を投げれば100年級に当たります(笑)
家の購入について様々議論がされる日本。ことオランダに関してはそれは当てはまらず、家は買えるなら迷わず購入すべき、というのが主流かと。
売り手市場というところもあるが、そもそも不動産の価値が古さという点では全く落ちない、つまり新築だろうが中古だろうがそこに値段の差は生じにくく、買ったら半減、ということにはならない。つまり家は借りるより買った方がお得という訳だ。家を買って家の価値が上がった時には売る、そういう投資目的で購入している人も多い。
暇つぶしにお付き合い頂き有難うございました。
いずれにせよ、100年以上住める家、古い家でも下がらない価値、素敵やね。