人と関わることを避け、かつ興味がなさすぎて無知。

仕事の休憩時間。
私にとっていちばん苦手な時間。
なぜかというと理由はただ一つ。人と喋らないといけないからだ。

喋らないと”いけない”という言葉が出てくる時点で私の苦手が窺えるであろう。ここで喋るというのは雑談をするということ。
あそこのケーキ屋さんがおいしいとか、こないだ行ったディズニーの話。
私以外のみんなが喋っている声が眩しくキラキラして聞こえる。
簡単なようで私にとってはとてもハードルが高いのだ。

私はそもそも興味の幅が狭い。
みんなが好きな”期間限定” ”○○周年イベント”とやらに興味がない。
「ミスドで期間限定のチョコのやつ、美味しかった!」
「ディズニーでミニーちゃんにサインもらった!」
・・・
「ふーん」
「へー!よかったね!」
くらいしか出てこないのだ。まじで。
世間の女子たちが分かりやすく好むものに一切興味がない。

私は人が集まるところが苦手でインドアだし、ミスドはノーマルポンデリングやノーマルオールドファッションが好き。スタバではホワイトモカ一択。期間限定ものが出ていても全く目もくれない。真っ直ぐにお決まりのものを注文する。

全く面白くない人間です。笑

なので休憩中に女子が熱量を持って話しているのが不思議でたまらない。本当に冷めてるなーと自分でも思う。
あの雑談でみんなどのくらい気持ちを込めて聞いているのだろう。
ある程度は演じて、「すごい!楽しそう!私も今度行ってみよう!」
と言っているのか?それとも100本気なのか?
一人ひとりにこっそりインタビューすると、
「実は私もぜんっぜん興味ないんです!!」って同志がいるのかもしれない。

女性だけの職場では特に会話に入らないといけない感、仲間はずれになりたくなく必死に会話に入ろうとうする人たち、そして入れてしまう人たち。
それを羨ましいと思いながらもできない自分でもまぁいいかと思ったり、
たまに上手に会話に入れた時が嬉しかったりする自分もいる。
結局入りたいんかい、私!と思うこともある笑

雑談が苦手でお弁当を食べた後は、すぐに机に突っ伏して寝たふりをしている私。いつもは耳をダンボにしてみんなの雑談をふむふむと聞いているのだが、なんと今日久しぶりに園長先生と雑談をしたのだ!笑(私にとっては大ニュース!)

雑談テーマは『電車』

園長先生が電車通勤なのだが、昨日人身事故で電車が止まったというところから話は始まった。
ふむふむと聞いて相槌は打っていたのだが、園長先生が話したいことが終わると怖いほどの沈黙の時間が流れる。
なんとなく話を聞くだけはできたとしても会話を盛り上げたり次の話をパスしたりと、こちらからも情報提供するのが苦手な私。真冬にもかかわらず背中に大量の汗をかいてしまう。。。
結局、園長先生が話を派生してくれて、丹後○○鉄道(もう忘れた笑)、保津川のトロッコなどいろんな話をしてくれたのだが、世界が狭い私は恥ずかしながら全く分からず、話の広げ方も質問の仕方も分からず、とにかく汗。汗、汗、汗。笑
「それってどこまで行く電車なんですか?」
「どんな電車なんですか?」
そんな簡単な質問をして話をして貰えばよかったのか・・?と今は思える、のになぜかその場では知ったかをしてしまう、会話のレベルを合わせないと!と思ってしまうんだよな〜。でも合わせられず、結局襲ってくる沈黙の時間。

苦し紛れに出た私からの唯一の話題、地元の『汽車』の話。
「うちの地元は電車って言わなくて汽車っていうんですよ」
「そうなんだ!それってどうやって走ってるってこと・・?」
「・・・・・・・。」(また汗!)

ここで自分の無知さを思い知りました・・
唯一話せるはずの地元の話題も自分の興味のなさが原因で、そこまで考えたことがなかった!!
別に答えを出すことが全てではないのに、私は会話の中で正解を出さないといけないと思っているらしい!と改めて気付かされました。

「どうやって走ってるんですかね!?私も気になってきました!」
こう言えた私、素晴らしい・・・
その後、スマホで検索して、うちの地元を走っている汽車はディーゼルエンジン、軽油をエネルギーにして走る「気動車」らしい。
ひとつ、知識が増えました✨
私に雑談を振ってくれた園長先生に感謝✨
テーマは外れたかもしれないけど自分から話題を出した自分に感謝✨

こうやってみんな知識を増やしているのだね。
だから人と話すって大事で楽しいものなんだね。
興味のないことでも、楽しんで聞けるのね。

今まで、避けてきました。
興味のないこと、人との会話。
でも34年で人間としての厚みがほぼないまま成長してしまったのも事実だと思ってます。

苦手なことだけど、少しずつ。
・知ったかぶらないこと
・人との会話に向き合ってみること

2024年の抱負として追加しておきます。

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