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利己的な人が善いことをするには~マルクス・アウレリウス~

『間違いを犯す者は、自分自身に対して間違いを犯す。
不正な者は、自分自身に対して不正を犯す。
そうやって自分自身を醜くするのだ。』

アヴァロンは持前の善く響く声で言った。
「今日は哲学皇帝のマルクス・アウレリウスの言葉だね。
まずは仕事における悪事とは何かを考えてみよう。
失敗すること?否、失敗を次に生かさないことである。
予定通りいかないこと?否、予定を適切に修正せずに無理を強いることである。
周囲に助けを求めること?否、一人で抱え込んでエスカレーションすることである。
自分自身だけの狭い視野ではなく大局的、俯瞰的な目線をもって取り組むことが肝要さ。
君が失敗したことの損失よりも、未来で誰も失敗しない方が有益だろ。
予定通りいかないのが当たり前さ、それを放置する方が不義だと思わないか?
周囲に助けを求めよ、君のプライドなんて関係ない、ましてや君がやる必要もない。
その辺は企業は非情さ。過程ではない、結果さえ出ればよいのだから。」

ルーピンは言った。
「当たり前のことながら自分は一人称視点である。
しかし、頭の中で三人称視点で自分を客観的に見ているイメージを持つことはできる。
よくあるだろ、ほら。
幽体離脱して、自分の身体を少し後ろから見るみたいなイメージさ。
そんな風に客観的に見たとき、自分の行いが果たして善いものかひどいものか考えてみるといい。
目先の利益のために不正を働こうとしている自分の姿はひどく哀れだろう。
自己の向上のために努力する姿は自分でもほれぼれするだろう。
どのような生き方をするかは、自分次第さ。」

ドレイクは煙草の煙をたゆたせながらゆっくりと口を開いた。
「感情というものは君たちが思っている程衝動的ではないのだよ。
考えてごらん、ある母親が恐ろしい声で子供を叱りつけている。
そんな時、電話がなった。
母親が電話にでると・・・
先ほどまでの恐ろしい声はどこえやら、
普段よりも1オクターブ高い声で応対する。
電話が終わると再び恐ろしい声に逆戻りさ。
ここからわかることが、感情に支配されるなんてない。
感情を完璧といっていいほど使いこなしているのさ。
感情に支配されて間違いを犯すのではない、
間違いを犯すために感情を作成するのだ。」

トランブルはグラスを回しながら言った。
「ゴルフをイメージしてみなよ。
あれは紳士のスポーツと呼ばれているだろう。
なぜだかわかるかい。
完全な自己申告制のスポーツだからさ。
不正を働こうと思えば、
ボールの移動や打数の申告に虚偽を交えることもできる。
しかしそれをしない、そういった紳士淑女しかできないから呼ばれているのだろうよ。
不正を犯すと言うのは、スポーツを楽しむ権利を失うことさ。
しかもその一日だけではない。
一生その傷は残る。常に魔が差す可能性はあるし、後ろめたい気持ちになるだろうよ。」

#初めて買ったCD
記憶の限りだと、
「ガンダムW OP」のCDだったかと。
確か、細長い紙製のケースに今のCDの半分くらいの大きさのCDだったと思います。
後はTSUTAYAでレンタルしてMDに落とす作業もいっぱいやったなぁ。



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