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クリエーターズマーケット45の出展レポ。そして名古屋の旅日記。

 ヘッダーの写真の通り、今回からディスプレイにひな壇を取り入れてみました。したら、その影響かどうかは分からないけれど、売れ行きが前回よりも結構伸びました。特にコースター。ただ、それに反して透明小説(ポストカード)が注目される機会が少なかったようにも思えました。このへんはディスプレイの妙だろうか。

 売上げが伸びた要因としては、来場者数もあると思います。多分前回よりも多かったような印象があります(前回は緊急事態宣言解除直後だったので、やっぱ出足は鈍かったんじゃないかと)

 そしてそして、ようやくマグカップが一つ売れました。注文をいただいたとき、もう嬉しくって、買って下さった方に「めっちゃ嬉しい……!」と心情を吐露しました。

 その他にも色々と良いご縁がありました。いつも目標にしている出展料の回収も、割と余裕を持ってクリアしました。手応え、のようなものを感じております。

 ただ、交通費やら原価、経費、今まで馬車馬のようにコキ使ってきた自分への人件費を考えれば、赤字です。そんな状態なのに、こいつは「小説×アートを仕事にしたい」だなんて言っています。だったらもっと数字に対して、きちんと向き合わなければ。今一度、今回かかった費用を細かく算出してみなくては。
 そんなこんなで一つ前のイベントレポでも書いた通り、値上げをします。コースター1枚50円と記しましたが、きちんと利益のことを考えるのならば、それでもまだ足りないのかもしれない。儲けることだけに頭を持って行かれないよう注意しつつも、このへんはちゃんと考えなければ。まぁでも、ひとまずは低価格帯の作品と、千円以上の価格帯の作品(色々思いついているものはあります)を一緒に売っていって、どこまでの利益を上げられるか試してみようかと思います。
(それと日々の仕事の時間も減らして、もっとこちらの本業に力を入れなければ)

 ざっくりとですが、イベントレポはこんなところでしょうか。今回も「安っ!」という反応はとても多かったです。既存の金銭感覚を打ち砕くのだって、アートっちゃアートです。

 あと初日に釣り銭をぶちまけて、地面に散らばった金銀銅の硬貨を両膝ついて拾い集めるという、守銭奴みたいなことをしました。

 さて、ここからはイベントからを離れて、名古屋の旅日記を簡潔に。

・初日の夕飯。名古屋駅で行きたい台湾料理の店が行列だったので見送り。じゃあ、まぁ、しょうがないから、自分の嗅覚を信じて、ホテルに向かいつつ美味い店を見つけてみよう、と夜の名古屋散策に出かける。
 で、「名古屋は半年前にも来てるし、勝手知ったる何とかですよ」と、得意げに地図も見ないで駅を出て、十分くらいしてから駅の逆方向に出ていたことに気づき、阿呆だ馬鹿だと思う。
 別に酒は飲みたくないので、名古屋にしかないようなチェーンの定食屋にでもありつけたら、と思いつつも歩けば、目に着くのは居酒屋ばかり。しかも土曜だから繁盛、賑わい、うるさい。もっと今日は静かに食べたいんすよ、と腹減りを抱えて、ようやく「くねくね」というラーメン屋にありつく。ネーミングが面白かったので突撃(しかも名古屋発祥のチェーン店だった)。なかなか美味かった。何でなのか分からないけれど、食べ放題になっている卓上のキムチも美味かった。ただ、隣にあった「食べりん亭」という鳥カツ屋も良さそうだったなぁ。

・ホテルは前回同様に名古屋にゃ珍しい温泉つきの、名古屋クラウンホテルさん。しかも安い。もはや名古屋での常宿。やっぱ旅先じゃ足を伸ばして風呂に入りたいのです。しかし前回は湯船をほぼ貸し切り状態だったのに、今回、特に土曜の夜は結構なお客さんの数でした。やっぱ旅行者戻ってきてるんだろうねぇ。人が少ない方が個人的には嬉しいけれど、ホテルには間違いなく良いことだ。連泊でも朝食の内容に変化があって、嬉しみ。相変わらず美味いし。ただwi-fiが繋がりにくかったのが少し難点でした。

・2日目の朝、クリマの開場が11時なので、それまでの時間を利用して向かいました金山駅。の、ミュープラットという商業施設。そこに入っている「リブレット金山店」さん。前回のクリマでご縁があって、拙作を置いていただいている本屋さんです(星ヶ丘店のほうにも伺いたかったけれど時間の都合で厳しかったので、こちらはまた今度お邪魔しよう)。もちろんご挨拶。が、名刺の全てをクリマの開場に置いてきたという阿呆をやらかす(そうならないよう、スマホのメモに書いといたんだけどね)。というわけで名乗り口上だけでのご挨拶。丁寧にご対応下さりました。聞けばコースター小説は昨日売り切れたとのこと(俺が名古屋に来た日にとは……!)。透明小説はゆっくり目な売れ行きだとか(このへんは普段の売れ行きと傾向が同じだろうか)。何やら独自にディスプレイもしていただき、感謝です。今後も宜しくお願いいたしますと頭を下げ、お店をあとにする。いやぁ、嬉しい嬉しい。

・リブレットさんのあとはバスを使い(会場まで一本で行ける)荒子駅まで移動して、クリマ中にでも簡単につまめるものをと駅近くのパン屋に向かう(開場中は落ち着いてご飯を食べる時間もないのです)。
 結構な人気店らしく、明太子フランスが有名なお店のようだけれど、開店したばかりなのかまだ店頭には並んでなく残念。代わりに明太子ラスクを購入(これ、美味かった。というか他のパンも美味だった)。ただ、自分の一つ前の会計で、自動会計機に一万円を入れたら三万円が戻ってきたという珍事が発生していて、多く戻ってきた二万は何なのかと、お客さんも店員さんもかなり困っていた。のを、自分は「すげぇ錬金術だな」と、のんびり眺めておりました。

・前回クリマの終わりに食べて、その帰り道に「うまかった……うまかったよ」と独り言をつぶやくほど美味かった鰻屋「うな善」さんで、今度こそは地酒といっしょにしっぽりやろうかと思っていたが、休みだった。
 またも晩飯の当てがが外れたので、じゃあ何を食べよう、もう完全に鰻の腹になっていたぞ、別の鰻屋を探すか? と振り返れば、何だか開放的な外見の餃子屋が。む、東京じゃ見たことない餃子屋。餃子大好き。地方の餃子ならぜひ食べてみたい。いやでも、鰻っ腹が……。えぇい、面倒くさい、入っちまえと餃子屋「ストライク」に入店。白木のカウンター席に着いて、あたりを見やれば奥は大衆居酒屋のような様相。外から手前のほうだけ見て、餃子の定食屋かなとも思っていたが、餃子居酒屋でした。まぁ、でも、ちょっと離れてるし、酒場の賑やかさは本来そんなに嫌いじゃないし、コロナだって今は少し落ち着いているし、別にいいかぁ、と赤ら顔の方々を眺める。
 で、餃子。とくれば、地酒は合わないと思うので、そりゃビール。焼き上がった小ぶりな一口餃子を頬張る。うまい。ルーローハンも注文。それでさくっと店を出て、あとはホテルでぐっすり休もうかと思ってたが、せっかくなのでビールと餃子をお替わり。うまかったうまかった。
(台湾料理屋と鰻屋は、次の名古屋でリベンジしよう)

・割とあっさり書くつもりだったけれど、何やいつも通り饒舌になりましたね。ただ、この程度で終わるわけないじゃないですか。この先からが、旅の始まりなのです(商売道具一色は、クリマ会場から家に送りつけ、身軽となりました)。
 というわけで近日より、「木曽路旅」をお送りいたします。

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