明日、12/20の【京都ハンドメイドマルシェ】への出店を取り止めます。

　きちんとした形では告知をしていませんでしたが、明日、京都の販売イベントに出店予定でした。もうギリギリまで悩みました……。

　その結果が表題の通りです。
　もし明日ご来場の方で、当店の作品を楽しみにして下さっている方がいらしたら、本当に申し訳ありません。当方、東京在住の人間のため、昨今の感染状況を鑑みての判断です。一方的な決断ではありますが、ご理解いただければ幸いです。もしそれでも当店の作品をお求めくださる方がいらっしゃいましたら、web販売をご利用いただけると嬉しく存じます（京都にて発表予定だった新作も近日掲載いたします）。

小説工房わたなべ - Item list

　なお、以下は今日までの思考過程を綴った雑記です。

　イベントは感染症対策を徹底した上で今日から二日間の開催。東京からの交通宿泊は無料でキャンセルできても、イベントの出店料は戻ってこない。しかし今は、おそらくこれまでで一番感染が広まっている時期……。

　現地に行くからには、公共交通機関を利用しない等、今まで以上に気をつけようと考えていました。正直言って、感染症対策には自信があります。とはいえ、個人がどれほど自信を持っていようと、周囲はそれを知らないし、何よりいくら個人が努力しても完璧な対策なんて不可能です。そもそも不織布マスクだって、飛沫のカット率は８割です。どうやったって、個人には「危険性を低くする」ということしかできません。

　自分の体調は良好です。感染を疑うような症状は何一つありません。昨日までは行く方向で考えていましたし、告知の記事も懊悩しつつも書いていました。コースター小説以外の新作を用意していたこともあって、当日をとても心待ちにしていました。翌日も休みを取っていたので、早朝に京都御所のまわりをランニングしたいなと考えていましたし、人が少ないだろう行ってみたい場所もありました。テイクアウトや、きちんと対策のできている飲食店も調べていました。販売イベントだけでなく、観光もものすごく楽しみにしていました。レンタサイクルと脚だけで、京都を巡ろうと計画を立てていました。

　今だって行っても大丈夫だろうとは思っています。何もかも杞憂のような気がします。しかし行ったところで、同様の理由で来場者数は少ないだろうし（実際、今日参加した方々のTwitterを拝見していると、そんな投稿がちらほら……。出店した横浜のイベントも結局は例年の半分の来場者数だったので、今の京都はもっと少ないのだろうと推測しています）、売上げは到底見込めません。

　けどまぁ売上げのことはあまり意識せずに、観光を楽しむことにするか。と考えていたものの、でもそれって、感染が最も爆発しているこの時期にやることか？　医療崩壊まであと一歩と言われている局面ですることか？　という反問が起き……。今この記事を綴っているわけです。

　まぁ、ハンドメイドマルシェさんには、他の中止になったイベント時に全額返金と太っ腹な対応を受けていたので、今回の出店料はそのご恩返しと割り切ることに致します。

　というか以前の記事で、横浜、北陸、関西、四国……と、イベント予定を並べましたが、参加できたのは横浜だけという、旅好きとしては悲しい結果に終わりました……。

　とはいえ、安全性の確立されたワクチンが普及してコロナが終われば、心おきなく販売イベントに参加できる日が戻ってきます。京都だって二度と行けないわけじゃありません。大好きな旅にだって、また出られます。

　今はただ、その日を静かに待つばかりです。