映画音楽作曲家の渡邊崇です。大学で教えている学生の事を色々と書きたいです。
余談ですが、元大工です。USJとか作ってました。
27歳まで墨出し大工という職人でした。建物の設計図を墨壺等を使いながら、地面に原寸大で書き写していく仕事です。墨出しをしながら、現場で、時には鉄骨の上で楽典や和声の教科書を読んだりしながら音楽の勉強をしていました。
そして27歳の時に大阪音楽大学短期大学部作曲専攻に入学しました。
ちなみに、映画やドラマの曲を沢山書いています。
大学で学びつつ、自主映画の音楽を沢山書いていました。それらの作品の中の一つが羽野暢監督の「モスリン橋の、袂に潜む」(2006年制作)です。
この映画と共にドイツの映画祭"Nippon Connection"に参加し、そこで平林勇監督と出会った事で私の人生は大きく変わっていく事になります。ここから劇音楽の作曲家として売れるまではあっという間でした。
これまで音楽を担当した作品は
「舟を編む」日本アカデミー優秀音楽賞受賞、アメリカアカデミー賞日本代表
「湯を沸かすほどの熱い愛」日本アカデミー賞受賞、アメリカアカデミー賞日本代表
「浅田家!」日本アカデミー賞受賞
「帝一の國」
「663114」ベネチア国際映画祭 orizzonti部門 正式招待 /第62回ベルリン国際映画祭2012 Generation14plus 特別表彰 -/第66回毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞
など50本近くにのぼります。TVドラマや配信ドラマも含めると、ちょっと自分でも把握できないほどの数になります。
それはさておき。
noteで発信したいのは学生の事です。(大阪音楽大学で映画音楽を教えています。)
大阪音楽大学にミュージッククリエーション専攻という音楽クリエイターを育成する専攻があります。
この専攻は、私がプロの劇音楽作家になるまでの様々な経験から必要だと判断した技術、知識、経験が詰め込まれたカリキュラムを有する専攻となっており、設立当初より私が専攻主任を務めております。
専攻の宣伝はどうでもよくて。
ここでは学生達の頑張りや活躍について書きたいのです。記録を残しておきたいのです。しかも大学公式ではない、私の個人のスペースで。
このnoteでは今後、学生(卒業生含む)の活動や、大学内に設置した音楽プロダクション"大音ラボ"の事などを書いていく予定です。
それではまた次のnoteで。
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