Takashi Watanabe

映画音楽作曲家。第37回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。「舟を編む」「湯を沸かすほどの…

Takashi Watanabe

映画音楽作曲家。第37回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。「舟を編む」「湯を沸かすほどの熱い愛」「帝一の國」「ぼくたちの家族」「VRおじさんの初恋」「晩酌の流儀」等。https://linktr.ee/takashiwatanabe

マガジン

  • 映画音楽と大学でのこと

    大学で学生と向き合いながら考えた事、学生の活躍について書いています。

  • アルバム制作

    サントラではない、オリジナルアルバム制作についての記録です

  • 本の感想

ストア

  • 商品の画像

    Swallow [2024 Remastered]

    2009年に発売した渡邊崇の4曲入りEP[Swallow]のリマスター、ハイレゾ音源 1st アルバム「スライダー」から2曲のリミックスと、2曲の新曲です。 これは、リミックスは室内楽と電子音の融合の進化と深化、そして2曲の新曲は電子音を完全に排除した音楽という、対照的な2つの側面を有した構成のEPとなっています。 ---収録曲--- 1, Slow Dance Your Dance →これは、1stアルバム「slider」からの「slow dance」のリミックスです。曲にサンプリングされた女性ボーカルが、次のトラック「Once, Picture Diary」へと繋がります。 2, Once Picture Diary → この曲は、電子音を一切排除し、アコースティックギターとボーカルのみで構成されています。古い絵日記をめくるようなノスタルジックな感覚を呼び起こします。 3, Sad Book Your Book →これは、1stアルバム「slider」からの「sad book」のリミックスです。電子音の挿入によって、世界に微妙な歪みが生まれます。 4, End Title Moment 9 →このピアノ協奏曲は、無機的なモチーフとロマンティックなモチーフを絡み合わせ、聴く者を引き込む壮大な世界を作り出します。物語は小さく、耳元でそっとささやかれるように始まり、徐々に扉が開き、広がっていく風景を体験させてくれます。
    500円
    NKKR record
  • 商品の画像

    Slider[2024 Remastered]

    2007年に発売した渡邊崇のファーストアルバム[Slider]のリマスター、ハイレゾ音源 Sliderに収録されている楽曲のクラシック、現代音楽を新たな解釈で編纂した世界観に多くの人が驚嘆しました。そして、このアルバムを契機に、渡邊崇は日本の数々の映像作品に楽曲を提供していく事となります 日本のアーティスト、坂本龍一氏がこのアルバムについて「世界的にみて変わっている」というコメントを残しています ---収録曲--- 1, overture →沖縄の奄美地方の山羊の鳴き声から始まる序曲です。フルートとチェロ、電子音が絡み合い、このアルバム全体を特殊な雰囲気に方向づけます 2, omni →ミニマルミュージックの要素を持った管弦楽曲です。但し電子音やノイズが各所に散りばめられるなど、一般的な管弦楽の範疇にはおさまりません。曲は徐々にスケール感を増し、全方位に拡がっていきます 3, lump →いくつかの無機的なモチーフを複雑に組み合わせて出来た幾何学的な室内楽。録音後に電子的な加工を施し、唯一無二な世界を築き上げています 4, slow dance →電子音と二胡、ピアノの組み合わせがとても斬新な楽曲。異なる歴史、性格をもつそれぞれの楽器が互いの個性を引き立て合っています 5, sad book →流れるようなピアノに合わせて流暢に歌うフルートとチェロが印象的な室内楽。 寂しげで、懐かしく郷愁を誘います 6, general pause →即興演奏と、架空の国の言語で構成された楽曲。バラバラに見える、それぞれの音色はやがて一つのまとまりを見せ始めます 7, distance →水の音や雨の音が大変好きです。ある日、自宅から聴こえるいつもの雨の音を録音しました。この曲は、その音からイメージされたピアノソロ曲です。自分が大切に思っている誰かとの間にある心の距離について書いた曲です 8, the day comes surely whatever you do →作曲技法としてはロマン派に影響されて書いた弦楽四重奏曲です。思想としては、仏教の教えである諸行無常の考えがこの曲の根底にあります。自分がどんな行いをしようが、その日はやってくる。色々なしがらみから解放されたいと考えていた頃、苦しみから抜け出す為に書いた曲です 9, simple line1 →日本の伝統的な音階を有したメロディに、日本の伝統には存在しない複雑なコードや電子音を組み合わせ、新たな価値観の創造を試みた曲です。同じ伝統的音階を有する国の人が聴いたらどのような感想を持つのか興味があります 10, simple line2 →シンプルなピアノとバイオリンの曲を録音した後、それらを加工した音を加え改めてミックスした曲です。逆再生やコインを落とした音などをハーモニーやリズムの一部になるように入れ込んでいます 11, quotation of rain dream 雨が降っている夢を見た時に書いた曲です。一音、一音の間にたっぷり意味を込めています
    980円
    NKKR record
  • 商品の画像

    Swallow [2024 Remastered]

    2009年に発売した渡邊崇の4曲入りEP[Swallow]のリマスター、ハイレゾ音源 1st アルバム「スライダー」から2曲のリミックスと、2曲の新曲です。 これは、リミックスは室内楽と電子音の融合の進化と深化、そして2曲の新曲は電子音を完全に排除した音楽という、対照的な2つの側面を有した構成のEPとなっています。 ---収録曲--- 1, Slow Dance Your Dance →これは、1stアルバム「slider」からの「slow dance」のリミックスです。曲にサンプリングされた女性ボーカルが、次のトラック「Once, Picture Diary」へと繋がります。 2, Once Picture Diary → この曲は、電子音を一切排除し、アコースティックギターとボーカルのみで構成されています。古い絵日記をめくるようなノスタルジックな感覚を呼び起こします。 3, Sad Book Your Book →これは、1stアルバム「slider」からの「sad book」のリミックスです。電子音の挿入によって、世界に微妙な歪みが生まれます。 4, End Title Moment 9 →このピアノ協奏曲は、無機的なモチーフとロマンティックなモチーフを絡み合わせ、聴く者を引き込む壮大な世界を作り出します。物語は小さく、耳元でそっとささやかれるように始まり、徐々に扉が開き、広がっていく風景を体験させてくれます。
    500円
    NKKR record
  • 商品の画像

    Slider[2024 Remastered]

    2007年に発売した渡邊崇のファーストアルバム[Slider]のリマスター、ハイレゾ音源 Sliderに収録されている楽曲のクラシック、現代音楽を新たな解釈で編纂した世界観に多くの人が驚嘆しました。そして、このアルバムを契機に、渡邊崇は日本の数々の映像作品に楽曲を提供していく事となります 日本のアーティスト、坂本龍一氏がこのアルバムについて「世界的にみて変わっている」というコメントを残しています ---収録曲--- 1, overture →沖縄の奄美地方の山羊の鳴き声から始まる序曲です。フルートとチェロ、電子音が絡み合い、このアルバム全体を特殊な雰囲気に方向づけます 2, omni →ミニマルミュージックの要素を持った管弦楽曲です。但し電子音やノイズが各所に散りばめられるなど、一般的な管弦楽の範疇にはおさまりません。曲は徐々にスケール感を増し、全方位に拡がっていきます 3, lump →いくつかの無機的なモチーフを複雑に組み合わせて出来た幾何学的な室内楽。録音後に電子的な加工を施し、唯一無二な世界を築き上げています 4, slow dance →電子音と二胡、ピアノの組み合わせがとても斬新な楽曲。異なる歴史、性格をもつそれぞれの楽器が互いの個性を引き立て合っています 5, sad book →流れるようなピアノに合わせて流暢に歌うフルートとチェロが印象的な室内楽。 寂しげで、懐かしく郷愁を誘います 6, general pause →即興演奏と、架空の国の言語で構成された楽曲。バラバラに見える、それぞれの音色はやがて一つのまとまりを見せ始めます 7, distance →水の音や雨の音が大変好きです。ある日、自宅から聴こえるいつもの雨の音を録音しました。この曲は、その音からイメージされたピアノソロ曲です。自分が大切に思っている誰かとの間にある心の距離について書いた曲です 8, the day comes surely whatever you do →作曲技法としてはロマン派に影響されて書いた弦楽四重奏曲です。思想としては、仏教の教えである諸行無常の考えがこの曲の根底にあります。自分がどんな行いをしようが、その日はやってくる。色々なしがらみから解放されたいと考えていた頃、苦しみから抜け出す為に書いた曲です 9, simple line1 →日本の伝統的な音階を有したメロディに、日本の伝統には存在しない複雑なコードや電子音を組み合わせ、新たな価値観の創造を試みた曲です。同じ伝統的音階を有する国の人が聴いたらどのような感想を持つのか興味があります 10, simple line2 →シンプルなピアノとバイオリンの曲を録音した後、それらを加工した音を加え改めてミックスした曲です。逆再生やコインを落とした音などをハーモニーやリズムの一部になるように入れ込んでいます 11, quotation of rain dream 雨が降っている夢を見た時に書いた曲です。一音、一音の間にたっぷり意味を込めています
    980円
    NKKR record
  • 商品の画像

    soil[2024 remastered]

    2009年発売の2ndアルバム「Soil」のリマスター、ハイレゾ音源。 1stアルバム「Slider」がきっかけとなって参入した映画やCM音楽からのフィードバックが垣間見える作品。面白い音とはなんだろうを考え続ける思考の軌跡。 --収録曲-- 1, opening title →ハードコア、長唄三味線、エレクトロなど、様々な音楽の断片のコラージュ 2, 泣きのBABIN(BABIN melancholic) →2008年に制作された、堀部圭亮主演映画「BABIN」のエンドクレジットの為に書き下ろされた曲。この映画はロカルノ国際映画祭をはじめ多くの映画祭で上映された。 3, bird →自分の意識の赴くままに音を並べてみた曲。隙間が多く、自由に動き回るピアノ。冒頭の電子音はペタ!っとスピーカーの奥から張り付いてくるイメージで作った。 4, cloud →それほど加工していなシンプルなsine波をサウンドの核とした作った曲。ポリリズムも取り入れてみた。ストイックで、素っ気ない感じが、侘び寂びっぽくて好き。 5, intercept1 →アルバム全体の流れの繋ぎのようなもの。一服とか、少し水をさす感じかも。このハードコアな音は、ギターもベースもアンプに繋がず、弦をシャカシャカかき鳴らしている音だけを録音して作った。 6, pebbles Ⅰ →山間を流れる清流に沈む沢山の小石をイメージして作ったピアノソロ曲。透明感。これを書いた当時は、哀しい思いもこの曲に込めたはずなんだけど、2024年の今、改めて聴いてみると、とても儚い清々しさを感じる。 7, pebbles Ⅱ →pebbles Ⅰの続きとして書いた曲。静と動。 8, intercept 2 →口琴などを組み合わせて作った曲。面白い音を探していた。 9, Once,picture diary →シンガーの蔵田みどりさんに歌って頂いた曲。彼女の声が大好きで、この頃はCM用に書いた曲も含め色々と歌ってもらっていた。 10, intercept 3 →コラージュの面白さについて考えていた。"泣きのBABIN"をコラージュして、そこから同じモチーフを持つピアノソロ曲のBABINに繋げた。 11, BABIN →映画「BABIN」の劇中曲。とても綺麗な曲なんだけど、登場人物が哀しくて泣き出すシーンにあてた。この曲は綺麗さの中に懐かしさも含んでいる。 懐かしい感情と哀しい感情の根っこは同じなので、哀しいシーンにもよく合っ他のだと思う。 12, intercept 4 →intercept 3に続き"泣きのBABIN"のコラージュ。コラージュって、とっても面白い。 13, wave1 →とある映画用に書いたが使用されなかった曲をアルバム用にアレンジしたもの。乾いた弦の音が暮らしの側にある感じがして好き。 14, intercept 5 昔、ハードコアバンドやノイズミュージックをやってた。その頃の癖というか好みがこうしてしばしば出てくる。 15, oak 「aramaki」という映画用に書いた曲。この映画はベルリン映画祭にノミネートされた。とても思い出に残る大事な曲。 16, roll bird同様、意識の赴くままに音を並べていたら出来た曲。中国語っぽい音はどこかの映画祭へ向かう途中、トランジットで立ち寄った空港で録音したものだと思う。ウッドベースはクスミヒデオさん。 17, End title,moment 9 映画「SAIGON」のエンディングを飾った曲。森監督は映画の終わりをセリフなし、ナレーションなし、映像と音楽だけで構築した。そのシーンの曲。
    980円
    NKKR record
  • もっとみる

最近の記事

自分の好みを最優先していないと無理

学生に自分の曲に求めるものは何?と聞かれた「自分の作る音楽に求めることを教えていただきたいです」と学生に問われ 「自分が心底、好きな音を書けているかどうか」と答えた 誰かに依頼された曲であったとしても同様で、第一に自分がその曲を好きである事、その上で依頼内容に合っているかどうかであると続けた 私にとっての作曲は自分の心の動きを音に変える行為で、好きとは思えない音を書くという事は、自分の心を破壊する事と同じなのだ。同じなのだというか、これは仕事であると割り切って、好きか

    • アーサー・C・ブルックス著「人生を後半の戦略書」

      • 秋刀魚アヒージョ

        • コラージュ"Echoes"

          レコードは素敵新しいアルバムは配信は行わず、レコードのみでリリースする事にしました。 理由は以前のnoteにも書きましたが、かいつまんで言うと「好きな人の為だけに作るスペシャルな作品だから」という事になります そして、レコードは素敵です。音が良いのは勿論ですが、音楽を聴くという行為がとても素敵なものであると言う事を思い出させてくれます 音楽をスキップしない。圧縮しない。そこに刻まれた音を享受する Humming xxx上の動画は新しいアルバム「Humming xxx(

          ¥500

        自分の好みを最優先していないと無理

        マガジン

        • アルバム制作
          3本
        • 映画音楽と大学でのこと
          21本
        • 本の感想
          101本
        • 料理
          42本

        記事

          レコードのみでリリース予定の新しいアルバムについて

          新しいオリジナルアルバムを作っていますサントラは毎年数タイトルほどコンスタントにリリースしていますが、どこにも使用されていない、書き下ろし楽曲を集めたアルバムを作るのは、2009年に『SWALLOW』をリリースして以来、15年ぶりになります。 上の動画はその制作中demo動画です。 身の回りの音を音楽に今回、身の回りの音を、ZOOMのH1 essentioalで録音して曲の中に取り込んでいます。大きな音でも音割れしないので、あっ!と思った瞬間に、入力レベルを調整する事なく

          ¥500〜
          割引あり

          レコードのみでリリース予定の新しいアルバムについて

          ¥500〜

          映画『ペナルティループ』の受賞話

          映画『ペナルティループ』それは、何度でも復讐できるプログラム 荒木伸二監督、若葉竜也主演で2024年3月22日に公開になった映画です。音楽を担当しました。オフィシャルサイトはこちら。 ファンタジア国際映画祭 2024 【音楽賞】【編集賞】受賞ファンタジア国際映画祭は、カナダ・モントリオールで1996年から開催されているジャンル映画を対象とした映画祭で今年は7月18日から8月4日まで開催されています。 映画「ペナルティループ」はファンタジア国際映画祭のメインコンぺであるC

          映画『ペナルティループ』の受賞話

          町田康著「口訳 古事記」

          町田康著「口訳 古事記」

          浅田次郎著「母の待つ里」

          浅田次郎著「母の待つ里」

          音楽家と演出家の隔たり

          こちらの記事にも書きましたけど、劇音楽作曲家にとって作曲技術より大事なものは監督との対話です。 監督との対話を通して物語を理解し、俳優の感情を読み取り、適切で効果的な音を選択、作曲する技術を、どうすれば学生に体得させる事ができるのでしょうか。 大学で劇音楽の技術体得の為にやっていること3つ武蔵美とのコラボ 武蔵野美術大学の映像学科とのコラボ。映像学科の学生さんが制作する映画に大音の学生が音楽をつけるというものです とても実践的で効果的です。 授業の課題 大学の授業で

          音楽家と演出家の隔たり

          作曲でぶち当たる壁の話

          ある日急に書けるようになる時学生に作曲を教えていると、それまでたいして曲が書けなかった学生が急に書けるようになるという状況に時折り出くわします。 外国語は勉強を始めてしばらくは喋れないが、ある時急に出来るようになるみたいな噂を耳にしますが、それに似たようなものなんでしょうか。 急に自転車に乗れるようになる、みたいな事なんでしょうか。 とにかく、急に書けるようになる。勿論、何もしてなかった学生が、ある日、急に書けるようになる訳ではなく、学んで、壁にぶち当たって、ずっと停滞

          作曲でぶち当たる壁の話

          要注目 studio kNotの公演"刻む"

          studio kNot?打楽器実演家集団 studio kNotの公演"刻む"を観てきました。 studio kNotはいつも劇音楽の録音でお世話になっている、大阪音楽大学の葛西友子さんが中心になって結成された打楽器奏者のみからなる音楽グループです。 見せ方にも工夫がなされており、それは公演場所として、音楽ホールではなく主に演劇が催されるシアターが選ばれている事からも分かります。 刻む2024年5月11,12日と伊丹AI・HALLで行われている公演"刻む"を観てきました。

          要注目 studio kNotの公演"刻む"

          生き物が沢山いる

          島根の家の周囲は本当に自然が豊かで、そこかしこに命が溢れている。 庭の池にドジョウやヤモリ、カエル、ヘビ等がいる。青鷺も時々来る。トンボもいた。トンボだーと思って見ていると、カエルがパクっと食いついた。 家の前の道路脇の側溝をのぞくとオタマジャクシが沢山いた。家から徒歩3分ぐらいの近くの小さな川に虫取り網を突っ込んでガサーっとやると小魚が十匹ぐらい獲れた。徒歩10分ぐらいの少し大きな川をのぞくと体長60センチぐらい鯉がヌ〜っと泳いでいる。車で10分ぐらい走ったところにある川

          生き物が沢山いる

          良い発想を得るために必要な工程

          所かまわず作曲します今は宮崎県都城市の妻の実家で7月放送のドラマの曲を書いているところです。 この家に来た時は普段使われていない部屋を一室借りて、だいたいそこで作曲しています。昭和レトロな感じの内装が好きな部屋です。 大阪の天満橋OMMのフレッシュネスバーガーでもよく作曲しています。作曲のお供はだいたいポテトとビールです。 海辺で朝日や夕陽を眺めながら行う事も。「浅田家!」のテーマは福井県に行った時、朝日が昇ってくるのを眺めながら書いた。書いた曲は、それを書いた場所の記

          良い発想を得るために必要な工程

          作曲家が撮影現場でやってること

          撮影は基本、観に行きます音楽を担当する事になったドラマの撮影を観に岩手の遠野市に行ってきた。 映画やドラマの音楽を担当する事になった時、撮影現場には必ず行くようにしている。ただ、仕事として劇音楽をするようになった最初から一貫して、そうしている訳でもない。 撮影を観に行かない時期もあった。 撮影現場に初めて行ってみた頃劇音楽の仕事をするようになった最初の頃(20年弱前)は、撮影現場のもの珍しさとか、芸能人に会えるとか、そういった野次馬根性的な興味本意で撮影を何度か観に行った

          作曲家が撮影現場でやってること

          主題歌は書かないの?と子供に聞かれた

          2つのタイプのクリエイター クリエイターって好きな事を徹底的に突き詰めた人と、需要を徹底的に分析して自分をそこに合わせた人の2種に分かれるのではないかと思います。 私は好きな事を徹底的に突き詰めたタイプですし、それをずっと続けています。 なので、学生や後進にアドバイスする時も、私の助言よりも自分の好きを優先するようにと伝えています。音楽で抜きん出ると言うのは簡単な事ではありません。他の人が考えない希少なアイデアを生み出す力と、それを具現化し、他人を納得させる技術が必要で

          主題歌は書かないの?と子供に聞かれた

          羽田圭介著「滅私」

          羽田圭介著「滅私」