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映画『ペナルティループ』の受賞話


映画『ペナルティループ』

それは、何度でも復讐できるプログラム
荒木伸二監督、若葉竜也主演で2024年3月22日に公開になった映画です。音楽を担当しました。オフィシャルサイトはこちら

ファンタジア国際映画祭 2024 【音楽賞】【編集賞】受賞

ファンタジア国際映画祭は、カナダ・モントリオールで1996年から開催されているジャンル映画を対象とした映画祭で今年は7月18日から8月4日まで開催されています。

映画「ペナルティループ」はファンタジア国際映画祭のメインコンぺであるCheval noirにおいて【音楽賞】と【編集賞】を受賞しました。
他には【作品賞】【監督賞】【脚本賞】【俳優賞】【撮影賞】などがあるようです。

審査員講評

The Sandro Forte Award for Best Motion Picture Score: PENALTY LOOP
(Japan) Shinji Araki

Creating music for movies that complement but don’t detract from the story is an incredible artform and one that I personally underestimated making my own first feature - as I was watching all these movies one score in particular stood out in a very poignant creepy way - the winner of best score is PENALTY LOOP.

ストーリーを引き立てつつ、そしてそれを邪魔しない音楽を作り上げるってのは、それだけですごい芸術だね。沢山の映画を観ている中で、「ペナルティループ」の音楽が特に印象的で、不気味な形で際立ってたよ。最優秀音楽賞は「ペナルティループ」で決まりだ。
(口語訳)

どんな音楽?

上のspotifyで紹介している曲はエンドロールの曲です。
良かったら他の曲も聴いてみてください。全体に音楽なのか効果なのか判然としないものが多いです。よくぞ音楽賞をくださったという感じです。

どうやって作った?

普段映画音楽を作る時は、音楽を入れるシーンを事前に決めてから、そのシーンの意味合いを音楽で補完するように作り上げていきます。
本作においても最初音楽を入れるシーンを決めたのですが、やっていくうちにそういう事じゃないなと気がついて、全99分を俯瞰しながら、99分で1曲みたいな感じで作っていきました。曲が入っていないところは休符。

曲自体は感情の説明はほぼしなかった。同時期に作っていたディズニー+の『フクロウと呼ばれた男』では登場人物の感情を説明するような音を書くとほぼほぼ却下されて、当初困惑したのですが、何度もリテイクを重ねていく中で、徐々にコツが掴めていったんです。感情ではなく背景を描くコツが。
そこで掴んだ感覚をペナルティループにも注いでます。

サントラ配信

ペナルティループのサントラ各配信サービスへのリンクは下記にまとめてあります。

監督インタビュー

ファンタジア映画祭公開に合わせて行われた監督インタビューをどうぞ。
新幹線の中で作った曲という話とか出てます。

受賞を記念して、改めてスクリーンで観たいですね。

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