Splineのチュートリアルを消化してみる[人型アイコン①]
今回のお題はこちら
チュートリアルも複数に分かれているので記事も複数に分けてお送りします。
さて…
来ました。人型。今までMAYA、MODO、Blenderといじったことあるのですがことごとく人型で挫折。とにかくやることが多いしパーツが多い。形状が有機的でモデリングが難度高い。質感も多い。動かすと腕が脇にめり込んだり。ガクガクな動きになったり。ズボンから足が突き抜けたり。
大体チュートリアルをやってて絶望的な気分になって。「餅は餅屋に」という結論になります。
肌感覚ですがそういう統合型のソフトで業務レベルの人型作れるようになるのって1年間毎日8時間くらい勉強し続けないと無理な気がします。
そんでイラレとかと違うのは今持ってるスキルだけでできる仕事があるか無いか。イラレとかは基本操作しかできなくてもセンスがあれば仕事がこなせますが3Dはテクニカルな意味で一人前にならないと成果物が吐き出せないので学習中の時間がずっと長い。
そんな学習コスト掛けるなら、なんか資格でもとったほうが稼ぎが上がることでしょう。3Dでおれは飯食ってく。って決意した人以外おすすめできない時間の使い方です。
今回のゴールはこちら。見ての通り首しか関節がないし目が光沢ある以外の質感も一緒。アイコンを立体にしたような表現でモデリングの難度としてはとても低いでしょう。
とはいえ本格的なモデリングの入口なので読んでくれてる方もここで挫折する方も多いかと思いますので極力噛み砕いて説明できたらと思います。
脅しはこのくらいにしてSplineが操作簡単なこと期待しつつ
早速いってみましょう。
頭を作ります
新規ファイル
デフォルトの板ポリを削除
上タブからキューブ
位置をリセット
グリットスナップをOFF
グリットも非表示にします
サブディビジョンサーフェスをかけます
サブディビジョンサーフェスっていうのはざっくりいうと角を滑らかに見せる表面処理であとから編集できたりします。3Dっていうのは頂点数が多いほどデータが重くなるし編集も大変になるのでこの機能がでてきます。
この要領で角度を変えながら理想とする顔の形に近づけていきます
顔の前面には目鼻口を配置するのでフラット気味のが作りやすいでしょう
目鼻口を作ります
片目を目をつくります。
斜めからのビューに切り替え適度に頭にめり込ませてて複製して両目をつくります。
口をつくります
回転、移動、チューブサイズ、コーナーの値を調整して顔にしていきます
鼻を作ります
目を複製して天面を選択、Shiftを押しながら縮小します
サイズ位置角度を整えます
眉毛を作ります
目を複製して、90度回転、サイズを調整したらエッジ選択ツールで真ん中のエッジを選択移動させて眉毛を「へ」の字に
できたら左右に複製して顔のパーツ位置を調整します。
耳を作ります
キューブを作って薄くして耳のサイズに調整します
サブディビジョンサーフェスを3でかけます
裏表が無いので表側を凹ませてフリスビー形状にします。
面選択→インセットで面を複製して押し込み、押出を適応します
ここまでできたら変形移動複製で形をお好みに複製して左右に配置します
顔の原型の完成です
髪を作ります
この人はどうやら女の人らしいのでボブの髪をつけます。分け目で分割して左右でつくります
キューブを作成
位置とボリューム感合わせる
サブディビジョンサーフェス、Level3
ループカットで縦4分割横2分割
頂点選択して顔に沿わせて形を整えます
選択+移動+拡縮+回転+ループカットの追加などして整えていきます。
今回はモデリングのクオリティみたいなものには拘りませんがこの作業がモデリングの職人技でして、各四角形がきれいに出来てないと光を変に反射したりと思った通りにできません。極力各四角ポリゴンが捻れたりえぐれた三角形のようになったりしないようにします。
髪も左右複製して髪型を調整して頭部は完成です
胴体を作ります
ベースの作成
キューブを生成
サイズ位置を調整
サブディビジョンサーフェス、Level3
ループカットを横4分割縦2分割
正面に切り替えて肩を作ります
天面の頂点を全選択して縮小
ループカット上に移動して拡大
ループカットを追加して下部にエッジを作る
邪魔なので左タブから顔をグループ化して非表示にします
上部からの視点に移動して体に丸みをつけます
これを前後左右調整して形を整えていきます
首を作ります
体の形状が完成したら上面4つのポリゴンを選択してインセットします
キレイな八角形に見えるように調整
上面を選択して押出ます途中2回確定して関節を作ります
顔を表示して調整します
服を作ります
体を複製して首の頂点を削除します
服の首のラインを調整したら面選択しておしだします
体を表示してモデリングは完成!
また次回
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