松田竜太(りゅう)

専業ライター。本を中心に、好きなモノについて書きます。

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最近の記事

ごめんね峰子さん

占いを信じない。 悩みは人に頼らず自分で解決する。 そうやって生きてきた30歳が、人生で初めてセラピーを受けてみた。 峰子さんとの初対面 セラピーの名は「アクティブ・カラーセラピー」。担当してくれたのは、アクティブ・カラーセラピーの開発者である吉原峰子さん(以下、峰子さん)だ。 峰子さんとはじめて会ったのは2024年の4月下旬。佐藤友美さん(以下、さとゆみさん)が主宰する「さとゆみビジネスライティングゼミ(以下、さとゆみゼミ)」の卒業生による九州同窓会だった。峰子さん

    • 継続は力|02

      「すみません、これ、まだ残ってないですか」 「もう店頭に出ているだけですね。在庫は残っていません」 残念だ。別の店舗を探そう。 わたしは毎日コンビニに通い、あるモノを購入している。 出会ったのは半年前だ。コンビニで売られているとは知らなかった。見つけてすぐに購入し、それからほとんど毎日、同じコンビニに通いつめている。 時間帯によってはすでに売り切れている。手に入れる確率を上げるためには、午前中に買いに行くのがコツだ。 賞味期限が短いので買い置きはできない。だから自動ド

      • 紙の本が好きだ|01

        先に読み終えた妻が言った。「ほかの本をいったん止めて、こっちを先に読んでみて」。理由を聞くと「マジですごいから」とだけ。読みかけの推理小説を閉じ、薄い文庫本を受け取った。 小説はずっと紙で読む派だ。実家にある3段のカラーボックスと学習机の棚は、文庫本でぎっしり埋まっている。新しい小説を買いたいときは、母親に何冊か貸して置く隙間をつくった。 社会人になって住み始めた部屋は1K6畳で、大きな本棚を置くスペースがない。それでもベッドの下や玄関を使って、紙の本を置けるよう工夫した