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犬と写真と私

うちには3匹のトイプードルがいる

名前は「はち・はろ・はぐ」

みんな男の子

この子たちのおかげで
私の人生は間違いなく好転した

そして
たくさんの癒しと元気と幸せをもらってる

感謝と愛が溢れて止まない

愛犬との出会い『はち』

うちの愛犬3匹との出会いは
全て奇跡でもあり必然でもあった

必要な出来事は
全てベストタイミングで起こるとか
トントン拍子に物事が進む時は良いこととかって
よく聞くけど
3匹との出会いは
こういうことかって思う体験だった

この子は「はち」

初めて出会ったのは
2019年11月16日

うちに来たのは
2019年11月21日

はちが生後3ヶ月の時だった

無類の犬好きでもある三男が
小学生の頃から
ずっと犬が欲しいって言ってたんだけど
三男は喘息持ちだし
入退院を繰り返してたし
母子家庭だったし
アパート暮らしだったから
ずっと我慢させてた過去がある

だけど再婚して
戸建てにも住めるようになったけど
なかなか覚悟が決まらなくて
結局飼わずにいた

それが一気に動き出したのが
2019年11月16日

治療法のない先天性心疾患と生きる五男が
たまたま犬と触れ合う機会があった

通院や投薬
定期検査だけでなく
運動や行動の制限もある五男

その五男が
ほんの少しの時間だったのに
瞳をキラキラと輝かせて
すっごく嬉しそうな笑顔で
こっちまでウキウキしてくるくらい
全身で喜びを表現してた

その姿を見た私は
すぐにペットショップの検索をしてた

そう

【犬を飼いたい=ペットショップに行こう】

っていう選択肢しか
当時の私は知らなかったの

初めて見た
ペットショップのホームページで
私がスキな8がいっぱいの誕生日で
希望してた犬種と性別と色のはちを見つけた

唯ならぬ運命を感じて
40分後には会いに行ってた

閉店間際だったけど
触れ合わせてもらって
そのままスピード契約したのを
今でも鮮明に覚えてる

この時のはちは
お腹の調子が悪くて
完治するまで待たないといけなくて
それから毎日会いに通ったんだ

はちは
少し大きめで
俗に言う"売れ残り"だったの

しばらくして知ったんだけど
ペットショップには
他のペットショップで売れ残った子たちが集まる
"最後の場所"があるんだって

私がたまたま見つけたペットショップは
その最後の場所だった

愛犬との出会い『はろ』

この子が「はろ」

はちが家族になって1ヶ月半

2020年1月2日

ペットショップの並びにある系列のサロンで
はちの初めてのトリミングの日

はちが心配で
トリミングが始まるまで
ドキドキしながらガラス越しに見守ってたの

完全に親バカになってた

少しして
ペットショップの方を見ると
つぶらな瞳で私を見つめる子がいたの

思わず詳細を見たら
なんと私と同じ誕生日だったから
これまた運命を感じたのは言うまでもない

そのまま契約して
その日のうちに連れて帰ったっていうね

はろとの出会いも鮮明に覚えてる

愛犬との出会い『はぐ』

この子が「はぐ」

買い物に行ったら
必ずペットショップを覗くのが
私のルーティーンになってる

これは今でも続いてる

はぐと出会ったのは
2021年7月18日

はろ同様に
いつものルーティーンで出会った

はぐは
私の育ての親である
祖母の名前を数字にした日に生まれた

はぐは
いつか迎い入れたいと思ってた色で
病気との診断はされてないけど
健診の時に一度“心雑音あり"って書かれて
売れ残ってた

うちの五男
えいちゃんと同じ心雑音

一瞬3匹目か…
ってビビって迷ったけど
やっぱり直感で決まってるんだよね

そんなこんなで
あっという間に3匹のトイプードルが
家族になったんだ

保護犬って知ってる?

知ってはいるけど
正しい説明ができるか自信ないから
保護団体のホームページから転載させてもらったよ

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皆さんもよく耳にすると思いますが
この「保護犬」「保護猫」とは
具体的にどういう子たちなのでしょうか?

施設でもよく聞かれるのが
「この子たちは一体どこから来たの?」という質問です

ご家庭で飼われている犬や猫と
どう違うのでしょうか?

ペットショップで売られている犬や猫と
何が違うのでしょうか?

まずは皆さんに
「保護犬」「保護猫」のことを
よく知っていただきたいと思います

「保護犬」「保護猫」とは
その文字通り「保護された犬」「保護された猫」のことです

例えば
飼い主さんに捨てられてしまった犬猫
迷子になってしまった犬猫
繁殖引退
動物愛護センターや保健所など行政に持ち込まれた犬猫
飼い主からの飼育放棄
多頭飼育崩壊
ブリーダー崩壊
野良犬猫の事故などなど

様々な事情で保護された犬や猫のことを総称して
「保護犬」「保護猫」と呼びます

ペットショップで売られている可愛い子犬や子猫たちは
どこから来たのでしょうか?

どこかで親犬親猫が繁殖させられ
生まれた子を選別して店頭に並べます

中には
お店の規定に合わず
売れないからという理由で
小さいうちから繁殖犬にさせられたり
最悪の場合殺処分されてしまったり

もちろんすべてのペットショップが
そういった隠れた背景をもっているわけではありません

ですが
そういった事が行なわれている事もまた事実なんです

何度も何度も出産をさせられ
もう歳をとってきたからと引退させられる

そういう子たちは
「子どもを産む」以外の世界を知らずに生きてきたわけですから
ある程度年齢を重ねてからでは
新たな環境に慣れさせていくのに
人間にとっても犬猫にとっても
かなりの時間と労力が必要になりますよね

どのような経緯で
「保護犬」「保護猫」になったのかは
その子によって異なりますが
きっとそれぞれが様々な事情を抱えているのです

“飼い主からの飼育放棄”ひとつとってみても
飼い主さんが病気になってしまったり
仕事での急な転勤が決まったりと
どうしても手放さなくてはいけないという方もいらっしゃるのが現状です

それぞれがやむを得ない事情を抱え
犬猫たちは「保護」されるのです

近年では
「殺処分ゼロ」をうたう自治体が増えてきて
全国的にも処分数は大幅に減ってきていると言えます

実際に東京都でも昨年(2018年)は殺処分0でした

お隣の神奈川県では犬の殺処分ゼロは6年
猫の殺処分ゼロは5年も継続されています

その背景には
保護された動物の数に近いほどの「返還」が行なわれているんです

保護された犬猫たちがどうなるかというと
動物愛護センターや保健所
私たちSPAのような保護団体などに預けられ
新たな飼い主さんを探します

行政に引き取られた犬猫たちを少しでも救おうと
「保護犬」「保護猫」に新しい飼い主さんを探そう!という動きが
全国的に広まりつつあるんです

そうして新たな飼い主さんが見つかった子たちや
迷子になっていて保護され
無事に飼い主さんのもとに帰る事ができた子たちの数が
「返還数」になります

この「返還数」が年々増えていき、動物の保護数に近づいているんです

これが結果的に殺処分ゼロにつながっているのではないでしょうか?

一括りに「保護犬」「保護猫」と言っても、いろいろな子たちがいます。

例えば
野良犬や野良猫
その子犬や子猫(中には生まれたばかりの子)
病気で継続的に治療やケアが必要な子
老犬や老猫
ケガをしている子
飼い主さんに捨てられたショックや
虐待が影響で心に傷を負っている子
目が見えなかったり
足がなかったり

本当に様々な子たちがいます

SPAにも
上記のどれかしらに当てはまるような子たちが暮らしています

動物愛護センターや保健所
他の団体さんも
どこもそれぞれの子たちに合わせたお世話やケアを行ない
里親さんを探しているのです

では
そういった「保護犬」「保護猫」たちと出会うには
どうしたら良いのでしょうか?

近年、行政や保護団体などが主催している「里親会」「譲渡会」などが、全国各地で開催されています。まずはそういった、イベントなどを覗いてみる事をおすすめします。開催場所などにもよるかもしれませんが、入場無料で、いつでも誰でも見に行けるイベントがほとんどですので、気軽に足を運べると思います。

また、「里親募集型の保護犬・保護猫カフェ」も増えてきており、お茶をしながら保護犬、保護猫たちと触れ合う事ができます。

「里親会」「譲渡会」や、「保護犬。保護猫カフェ」は、どちらも共通して、今すぐに里親になる事ができなくても、実際に「保護犬」「保護猫」を見ながら、ゆっくり考える事ができますね。

その他にも、インターネットで里親募集をしているサイトなどがあったり、個人でSNSを使って里親さんを探している方もいらっしゃいます。

里親になるには、それぞれに定められた「譲渡条件」があったり、医療費がかかったり、相性があったり…

なかなか簡単に決められる事ではないかもしれません。

ですがもし、「ペットを家族に迎え入れたい!」と思った時にはぜひ、「保護犬」「保護猫」を選択肢に入れてみませんか?

ひとりひとりのその選択が積み重なって、たくさんの「保護犬」「保護猫」の命を救う事に繋がっていくのだと思います。

私たちSPAは、「ひとりでも多くの方にペットと暮らす幸せを知って欲しい」という思いをコンセプトに、譲渡条件の緩和を目指しています。

厳しい譲渡条件を設けている団体さんも多くありますが、それは“動物たちの命を守るための盾”ですから、決して無くしても良いものではありません。

ただ、その譲渡条件に合わず、里親になる事自体を諦めてしまった方もたくさんいるのも事実です。

そのような方たちにも、「保護犬」「保護猫」と暮らすチャンスを作ってあげたい…

だからこそ私たちは後ろ盾を強く持ち、譲渡条件の緩和を行なっています。

もちろん誰にでも譲渡しているわけではありません。私たちも同じ志を持つ団体として、犬猫の命は守らねばなりません。“万が一”を防ぐために、里親希望の方との実際の生活環境などを含めたカウンセリングを行ない、その暮らしに合った犬猫とマッチングをし、「譲渡」に繋がっています。

参考資料
特定非営利活動法人SPA(Society for the Protection of Animals)

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ふるさと納税で寄付できるって知ってる?

私が保護犬の為にできることって何だろうって考えてたら
なんと『ふるさと納税』で寄付できるっていう投稿を見つけたの

Amazonのほしい物リストを設けてる団体もあるし
保護犬と一緒に暮らさなくても
経済的に支えることで
家族になるっていう制度もあるらしい

他にも色々なカタチで
保護犬と関われるみたいだから
ちょっとでも気になってくれた人は
自分に合った"やり方"を選んで
ほんの少しでも関わってくれたら嬉しいなって思ってる

参考資料
ふるさとチョイス
ピースワンコ・ジャパン

保護犬と初対面

保護犬の為に
私に何ができるだろうって考えてばかりで
なかなか行動できないでいた

正しくは
何をしたらいいかわからなかった

保護犬を譲渡してもらって
家族になるのは
何匹も何匹もとはいかないから
いつか限界がくる

自分の無力さを感じることも多々ある

でも諦めたくなかった

だから
まずは会いに行こうって決めたの

会ったこともないのに
あれこれ考えてたって仕方ない

会うことで
何か閃くんじゃないかって思ったんだ

幸いなことに
近くに保護団体の譲渡センターがあるんだけど
色々なイベントを開催してるって知って
すぐに行ってみたの

私が出会った保護犬

保護犬は
元々野犬だった子が多いって聞いてた

野犬=野生=野良犬=強い=凶暴=怖い

臆病な子が多いって読んでも
この方程式が邪魔してた

でもね…

ひと目見ただけで
わかったよ

全く違った…

音や匂いに敏感なのは
もちろんなんだけど
敏感を通り越して震えてた

明らかに震えてるって目視できるくらいに
ガクガクしてた

この子たちが
今まで歩んできた犬生は
どんな犬生だったんだろう

『大丈夫だよ』

心の中で
ひたすら思うことしかできなかった

少しして
保護犬たちが
私が近くにいても大丈夫になってきた頃を見計らって
写真を撮らせてもらった

スタッフさんが

いつもスマホだからブレちゃって
お世話しながらだから難しくて
撮ろうとすると起きちゃうから寝顔が撮れなくて

そう言いながら
とっても嬉しそうに
まるで幼い我が子の写真を眺めるかのように
瞳をキラキラさせながら見入ってくれた

本当に本当に嬉しかった

その瞬間
私にできることはコレだっ!!って思ったんだ

これからの保護犬と私

私は
得意なことや
スキなことじゃないと
なかなか続きにくいっていう性格

そんな私が
誰かに喜んでもらえて
保護犬の豊かな犬生の為にできること

保護犬に会いに行ったことで
やっとわかった

保護犬やスタッフさんの姿を
私が切り撮って
その写真に私の言葉を添えて伝えていく

すぐに劇的に何かを変えることはできないかもしれないけど
ほんの少しづつでも必ず届くし
何かが変わり繋がっていくって信じてる

最後に宣誓

私の家族になってくれた
『はち・はろ・はぐ』

この子たちのおかげで
保護犬を知ることができた

この子たちから
いつも無限の愛と癒しをもらってる

何があっても
私がこの子たちを守る

そして
必ず幸せにし続ける

私が保護犬の為に活動するってことは
この子たちの幸せが大前提であり
大原則だと思ってる

執筆中の今も
私のあぐらの上には
はろとはぐ

謙虚に遠目でいいなって見つつ
ねーねーって腕を引っ張る

長男のはちは
私が机の上に乗せたから
パソコンと私の間でお座りしてる

おかげで
冬に逆戻りしてるみたいな気温だけど
すっごくあったかい

『はち・はろ・はぐ』
今日もたくさんありがとう

最後まで読んでくれて
ありがとう

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