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クラウドソーシングの活用を始める

子「ねーねー、お母さん、お仕事はどこから産まれてくるの?」
母「それはね・・・コウノトリさんが運んでくれるのよ

コウノトリさん、お待ちしています(切実)

「フリーランス」×「クラウドソーシング」

独立して立ちはだかる大きな壁。仕事の獲得。
人見知りな私が、過去の職種として営業をしたことがない私が、どうやって仕事を貰えばいいのだろうか?

もし読者の中に「脱サラ」をしてフリーランスとしてクリエイター活動をしようとしている人がいるとしたら、「脱サラ後にコネや継続的な仕事の保証がねぇなら、まだ脱サラするな」と声を大にして言いたい。
そして、この後クラウドソーシングの話を展開していくわけだが、「コネはないけど、クラウドソーシングで稼ぐぞ☆」と考えている人も脱サラするのは待ってくれ。死ぬぞ。先に忠告はしたからな。

ただし、副業可能な場合は、本業と並行してクラウドソーシングで仕事を獲得→基盤が作れて来たら脱サラ、という流れはアリかもしれない。
とは言うものの、最近はクライアントも「本業でやっているプロ」「週40時間とかきちんと作業や返信に時間を充てられる人」を求めていることが多い。(私がクライアントならそういう人を選ぶ)


・・・さて本題。
近年はSNS、さらにはnoteでも仕事を受注するケースもままあるわけだが、今回お話するのはクラウドソーシング
「クラウドソーシングとは?」という説明はここでは省略する。
恐らくこの記事を読む人は、「どのクラウドソーシングで、どのくらい稼げるか」という部分が知りたいと思われる。
私は、これから実験的に複数クラウドソーシングに手を出してみる。
なお、それぞれの私の個別ページ・アカウントはnoteでは(現段階は)控えさせて頂く。頑張って調べればでてくるかもしれないから、私のストーカーを生業にしている人は探してみてもいいだろう。

今回の記事では、登録までの比較と使い心地を検証したい。
あくまで「仕事がもらえやすいのはどれか?」という検証ではないことを念頭に置いて欲しい。

クラウドワークス(CrowdWorks)

独立してまず登録してみたのがココ。
マイページの作成がシンプルなので、短時間で登録できた。(※知っていると思うが、「本人証明の確認」はどのクラウドソーシングでも数日はかかるゾ☆)
基本的にクラウドソーシングというのは、
「自分のプロフィールやポートフォリオを見て依頼してくるのを"待つ"」
か、
「自分が出来る仕事に積極的に手を挙げる」
かのどちらかのスタンスである。(併用するのが効率がよいだろう)
まぁなんというか、まだクリエイターとしての実績が無い中で、積極的に挙手するはなかなか勇気がいる。なんせ私は人見知り
実は最初の1か月くらいはアンケート作業のみポチポチやっていた。(1案件9円程度)

1回だけ、映像制作の分野で私の好きなジャンルを取り上げる動画制作に、恐る恐る挙手した。メッセージには、そのジャンルについてのも書き連ねた。・・・返信はなかった。

その後、クラウドソーシング以外で受注した映像制作(この受注方法は特殊なので、気が向いたら話したい)をこなしていき、ポートフォリオを少しずつためていった。すると、(更新とログイン頻度もあってか)ボチボチとオファーがくるようになった。
そのうちの映像制作会社2社とは、業務提携による継続依頼が続いている。
なお、それ以外は、あまり自分に見合うオファーが来ないため、ポートフォリオ等の更新はするが、クラウドワークス上での実績は増えていない。

あと、ハッキリいうと、CWは個別オファー以外は報酬が安い。
プロをバカにしてんのかってぐらい安い。(他職種は知らないが、こと映像制作に限っては。)
「5分程度の簡単なカット編集」でも「500円/件」とかある。(編集内容にもよるが、平均すると3000円前後が多い相場に思える)
うん…作業内容の確認のやりとりしてさ…ファイル貰ってさ…中身確認してさ…カット編集してさ…書き出してさ…納品してさ…最悪の場合修正があってさ…これら一連の作業が15分以内で終わるならばやってもいいかもね!
「5分の動画」の編集が「5分」で終わると勘違いしているのではないかと疑っている。まさか、、、そんなことはないと思うが(滝汗

これは他サービスにも言えることだが、近年は大学生など時間に余裕がある人もバイト感覚で登録しているユーザーが多いので、500円/件でも受注したいという人は一定数いる。
編集スキルが乏しい人が実績を得るために数をこなすのは大いに歓迎だが、学生であっても安請け合いはいけない。市場価格の崩壊を招くからだ。
「どんなに安くてもやります!」精神は、後に自らの首を絞める。
これは私からの警鐘である。

実際の500円/本の例。
30分未満の素材に、カット・BGM・効果音・テロップ付けを行い、10~15分の動画を作成する。「初心者向け/実績作り」をうたっているが、一般バイトの研修期間でもこんな安価はあり得ない。

そして泡沫のクリエイター諸君(何様)。
仮にクリエイト実績があったとしても、クラウドソーシングはそんな学生やバイト感覚の人たちが入り混じる場所で戦わなければならない。
私は、ある程度の技術と知識を持ち合わせているクリエイターは、正直そういうクッソ安い案件は無視していいと思う。(交渉の余地があるならば別だが)
それに割く時間があるならば、自らの持つスキルを存分に生かしたポートフォリオ動画を1つ作って至る所で発信する方がおススメだ。

では、何円からなら受注すべきか?
それについては、他サービスの検証とともにお話したい。
(小声で言うが、CWでは私は万単位しか受注していない。どんなに簡単な動画編集の作業だとしても、1,000円(時給換算)を切るような仕事は、"責任が持てない"。多くのフリーランスクリエイターはそうであって欲しいと願うし、そういう心構えが価格崩壊を防げると思っている。)

CWだけで長々と書き連ねてしまったのだが、結論を言うと、
「CWは安い案件でも能動的に案件に手を挙げられる人」が向いていると思う。
私は運よく常識のある映像制作会社と巡り合えたが、基本的に「待ちスタンス」の人見知りには向いていない。

※最近CW上でも「適正報酬への見直し」が行われており、受注後の「適正報酬評価」や、クライアント側への「相場目安表」なるものがリリースされている。
そのため、以前よりはクソ安い案件は減ったように思う。以前よりは。


②ランサーズ(Lancers)

先日「さて、業界最大手のランサーズに登録すっか!」

ランサーズ《すでにこのメールアドレスは登録されています》

辞めたくて辞めたくて死にそうになっていたAD時代の私が7年前に登録してたーーーーー☆☆☆

本人確認登録もポートフォリオもできていない状態だったので、早速更新した。
本人認証は翌日には承認された。
あと、ここはプロフィール写真がちゃんと顔写真かどうかを自動認識してくれる。依頼主にとっては顔がはっきりしている方が安心感があるからだろう。クリエイターあるあるの一眼レフを持って斜にかまえた横顔写真とかは、設定はできるが顔写真として認証されないから注意だ。

さて、どちらもクラウドソーシング大手のCWとランサーズの徹底的な違い。それは、
「自分のスキルを商品化して出品できること」
である。(CWの受発注システムは踏襲された上で)

例えば、「結婚式で上映するムービーをオリジナルで作成します!」と銘打って、¥30,000で売り出し、気に入ったクライアントが購入する、というシステムだ。
これにより、自らの得意ジャンルをアピールでき、かつ、クライアントの求めている依頼内容とマッチングすれば、そのまま仕事に繋がる確率がアップする。

自分のスキルを商品化し、価格帯を設定する・・・フリーランスになりたてで、
「自分のスキルの特徴は何か」
「自分のスキルがどの程度の値打ちを持っているか」

が分からない人には、考えるいいきっかけになる。
そう、CWで受注する価格案件も、ここで設定した価格をベースにあとは作業の重軽でプラスマイナスすればいいのだ。
そうすると、自然と500円/件という案件は淘汰されてくるはずである。アナタのスキルはそんな安価ではないのだから。

しかし、さすが業界最大手という所か、やはりライバルは多い。
古参クリエイターの実績が多い方に多くの依頼は流れていくだろう。
ここで一つのアイデアとして挙げたいのは、「市場の穴」を見つけてブランド化を目指すことだ。
やっていることは他クリエイターと同じでも、それに「色」がつけば簡単に特徴がでる。

例えば、
「結婚式ムービー作ります」
の場合、
「赤ちゃんも一緒の結婚式にピッタリ♡カワイイ系オープニングムービー」
「参列者もしっかり紹介!ゲストに喜ばれる面白プロフィールムービー」
「ピタゴラスイッチ風☆理系におススメ幾何学的CGを使ったプロフィールムービー」
など、欲しい人は一定数しかいないが、逆にその一定数は欲している商品があれば食いつくだろう。

そんなわけで、「自分の色を出して売り込みたい人」におススメなのがランサーズである。
報酬についても、某CWより適正だと思える。(言い方は悪いが、発注側の治安が健全。伝わるかな・・・)


③ココナラ(Coconala)

もうお腹いっぱいな気分かもしれないが、まだ続く。
ハイ!得意を売りたいココナラ!これは完全にランサーズの「自分のスキルを商品化」に特化したやつ!以上!

こちらも本人認証は1日で承認された。
全体のデザインがカワイイのと、アプリでの利用が多い(と思われる)こと、TVCMでの布教活動と、発注側にちょくちょく〇%引きクーポンというのが配布されるので、個人クライアントが多いかもしれない。

まとめ

3つ登録して分かったことは、それぞれ自分の経歴や自己アピールを記入するような項目があるということ。え、もうこれ就活じゃん。
でも、やはりそれは自然と自己分析に繋がるので、自分の強みが見つけられる。

あくまで私的な考察を述べるのであれば、
これから登録しようとしている場合、

①クラウドワークスは、「学生・副業クリエイター」
②ランサーズは、「古参クリエイターに負けない強みを持っている人」
③ココナラは、「自分の商品価値をちゃんと理解している人」

がそれぞれ向いていると思った。
もちろんそれぞれのサービスに長居はしていないので、実態は異なるかもしれないが、あくまで第一印象として。
映像制作部門でしかモノを話していないが、他のクリエイト職でも似たり寄ったりかもしれない。

私は、実はまだそれぞれのサービスに納得いくまで自分を表現できていない。
なので、環境整備が出来れば、それぞれのアカウントをここで紹介し、どのくらい受注されたのかなどを継続的に検証したい。
(大変厚かましいのだが、一定の金額が発生し、有益な情報に繋がると判断できる場合は、有料記事にすると思う。先に謝っておく。ほんと厚かましいな、オイ。)

さらに、他にもクラウドサービスの開拓を続けていきたいので、引き続き見守って頂けると有難い。

最後の最後に、クラウドソーシングに限ったことではないが、受発注は基本的にまずメッセージでやり取りすることになる。
最低限のメールマナーが出来ていることが大事だ。
これは、学生も脱サラも関係ない。丁寧な対応が仕事の継続に結びつくのは経験済なので、声を大にして言いたい。
初回のやり取りで「よろしくお願いします!笑」とか勘弁してくれ。え、何?何に笑ってるの?(ガタブル)

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