Watanabe

コーヒーショップ勤務。〝晴珈雨読〟を夢見ていたが、モーニング、ランチ、テイクアウト、宴…

Watanabe

コーヒーショップ勤務。〝晴珈雨読〟を夢見ていたが、モーニング、ランチ、テイクアウト、宴会、イベントと奔走中。本、映画、アート、酒&コーヒー好き。

最近の記事

Vol. 1 夜明けのステップファミリー   「卵焼きは甘いか、しょっぱいか」

我が家は、父子家庭と母子家庭が一つになったステップファミリーだ。長女(17歳)は俺の実子で、長男(15歳)は妻の実子で、次女(6歳)は俺と妻の子だ。複雑、凸凹、不協和音も生じる面倒な関係だけど、ぼちぼち幸せ。令和版ステップファミリーの生き方を探るシリーズです。 朝の食卓は忙しい。 高校3年の長女は6時、中学3年の長男は7時半、年長さんの次女は8時に起床。俺は長女の弁当を作るから6時前には起きて、キッチンに立つ。妻は基本的にというか、デフォルトがグータラな性格なので惰眠をギリ

    • 1時間20分歩いて、世田谷文学館「描くひと 谷口ジロー展」へ行った話

      今日は勤務しているコーヒーショップのお休み。受験が終わった長男を8時15分に送り出し、受験真っ只中の長女を8時半に送り出し、朝からユーチューブ三昧の次女を9時半に送り出すと、ぽっかりと時間が空いた。さて、何をしようか。 妻はママさんバレーの練習で不在。録り溜めたTV番組を見ながらダラダラしようかと思ったが、最近お腹周りが気になるので、運動でもするか。ということで、以前から気になっていた「描くひと 谷口ジロー展」(世田谷文学館)へ行くことに。検索すると、徒歩1時間20分の距離

      • 餅食って、西加奈子の『夜が明ける』を読んだっていう話

        オレが本を読む場所は、屋根裏部屋だ。 夏の暑さはハンパないが、冬場はリビングの暖気がのぼって天国この上ない。 肉体労働に明け暮れる日々のつかの間、独り、ごつい手でページをめくる。 新年一発目は、西加奈子の『夜が明ける』。5年ぶりの長編。帯に小泉今日子、是枝裕和、仲野太賀の3氏がコメントを寄せている。人選の妙だ。編集者の思惑どおり、手に取ってしまった。 本書は回想劇。主人公の「俺」が、いまは不在らしき、中学の同級生男子「アキ」と「俺自身」の人生を知ってほしいというモノローグ

      Vol. 1 夜明けのステップファミリー   「卵焼きは甘いか、しょっぱいか」

      • 1時間20分歩いて、世田谷文学館「描くひと 谷口ジロー展」へ行った話

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