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わたしがじぶんを好きになれたわけ

こんにちは。
わたなべせいこです。

普段はテラコヤイッキューという塾を運営をしていて、そこでは子どもたちが自分自身を好きになれるように指導をしています。

11月から毎週、お母さんお父さん向けにラジオを配信しているのですが、
そこでこんなお便りをもらいました。

こんにちは、ラジオ楽しく聞かせていただいています! 渡邉先生は、自分が好き!という感じが伝わってきて素敵だなと思うのですが、どうしてそんな風になれたのですか? 小さい頃からそうだったのでしょうか。 子供も私もあまり自分を好きになれていないほうなので、参考にしたいです!

確かに、私は今、自分のことが好き。
でも、それって昔からだっけ?幼いころからそうだっけ?

ちょっと立ち止まって考えてみました。

少し考えてわかったのが、
私は自分のことが好き。昔よりはるかに。ってこと。

そして、私の思っている「自分が好き」は、
自分が可愛くてしょうがないっていう「好き」ではなく、
「自分のことを好きになれる選択肢」を選ぶことができてる

ってことなのかな?ってこと。

人生は選択の連続。
今日のお昼何食べよう。もだし、
サッと起きる?二度寝する?
ジムに行く?行かない?
「ごちそうさまでした」を言う?言わない?

1日どころか1時間の間にもたくさんの選択をしながら生きている私たち。

その選択の中には、
「自分を好きになれる」選択肢とそうではないものを選ぶパターンがあって。

今の私は「自分を好きになれる」方の選択肢を選べるようになっている。
そう感じています。

なぜ、自分を好きになれる方の選択肢を選べるようになったんだろう?

自分で自分を好きになることができるようになってきたきっかけって、なんなんだろう?

大きなきっかけは2つあって、
ひとつが「結婚」。
もうひとつが、「病気」。

私には結婚を機に、手放したものと、手に入れたものがそれぞれひとつずつあります。

手放したものは、
「相手をコントロールすること」

手に入れたものは、
「自己承認」

「相手をコントロールすること」を手放すと自分を好きになれる

今の夫と結婚するときに、ひとつだけ自分できめたこと
それが、「相手をコントロールすること」を手放すこと。

夫は何度も転職していたり、不動産投資をしていたり、独立したいだったり、自分の人生にこだわりをもって生きているなって感じの人で。
それは、結婚前の私から見ると、ちょっと自分勝手で、その当時の自分の思想とはかけ離れたところにいる人だなって思っていました。

そういう人っていうのは学生時代から知ってはいたんですが、
結婚するときに、
このひとと幸せな結婚生活を送るためには自分の考え方を変えていかないと、絶対ダメだ!
と強く感じたんですよね。
私が私の思うままに、「あれやらないで」「これはやめて」と相手に伝えても、お互いに幸せにはなれないだろうなと。

夫の人生は、夫の人生
私はその足かせになりたくない!

この気持ちが、ふっと湧き上がってきて、

夫が自分の人生を楽しめるのが自分の幸せでもある。
だから、彼をコントロールしようとするんじゃなくて、自分も彼と同じ方向を向けるようにしよう


って思ったんですよね。

それからは、
反対したいんだったら、自分も相手がやりたいって言ってることを勉強して、こういう理由で反対、ってちゃんと伝えよう
と決めたり、

同じ方向を向けるように、毎月2人でお金や将来についてミーティングをしていました。

(そのおかげで自分も投資を楽しめるようになったし、宅建士の資格も取れました)

人をコントロールすることを手放してみてわかったこと

それは、
コントロールしようとしてしまっていた頃よりも、自分の幸せ度があがるってこと。

他人をコントロールすることなんてできないし、
他人の人生のハンドルをにぎることなんて、そもそもできないこと。
そもそもできないことを「変えよう」とおもってエネルギーを割く事自体、無駄なこと
だったんだなと。

盛大に気付きました。

夫は、夫の人生を楽しむ。
それと同じくらい、私は、私の人生を楽しむ。
それでいいのかなと。

自分の幸せ度があがって、ふたりで充実した毎日を送ることができているのが私が私を好きでいられる土台になっている気がします。

夫からの承認が、わたしの自己承認を作ってくれた

「自分を好きになれる選択肢を選ぶこと」
これは、マズローの5段階欲求のうち「自己実現欲求」に当てはまるんじゃないかな?と思っています。

「もっと自分を好きでいたい!」
「もっと自分で好きと思える自分になりたい!」
これって、自己実現欲求ですよね。

わたしはテラコヤイッキューという塾を運営しているのですが、
そこで大事にしていることのひとつが
「生徒の承認欲求を満たすことで、自己実現欲求が芽生える土台をつくる」ということ。

「承認欲求」というと、ネガティブな印象を感じる方もたくさんいるかもしれないけど、
「誰かが自分のやっていることを認めてくれる」
「自分の成長を認めてくれる」
など、【他者承認】を丁寧に行うことで、

「自分って成長できてる!」
「1ヶ月前の自分と比べて、これができるようになっている!」
という【自己承認】ができるようになると思っていて。

この【自己承認】ができるようになってはじめて、「承認欲求」の土台がかたまり、その上にある自己実現欲求、すなわち、「もっとがんばりたい!」「もっと良い点数をとりたい!」という主体性が芽生えるのだと思っています。

「自分を好きになれる選択肢を選びたい!」これも、自己実現欲求だとしたら。
その前段階の、「承認欲求」が固まっていないと芽生えない。

わたしにとって、結婚してから夫がナチュラルに「承認」を繰り返してくれていた…ということに気付きました。

夫の与えてくれた「他者承認」

ポジティブに生きてるつもりでも、どうしてもでてくるネガティブ感情。
わたしはそれを夫に吐き出すことが多くて。

「はぁ、もう仕事やめたい」

こんな愚痴をこぼすこともあります。

すると、
「やめたらいいんぞ」

って言うんですよね。
夫が。

「今日は朝寝坊してしまった…」
→「朝寝坊してもいいんぞ」

「ゴミ出し忘れた…」
→「ゴミ出し忘れてもいいんぞ」

大抵の「できなかった論」に対して、「できなくていいんぞ」で答えてくる夫。。。(書いてて承認と違うやんって気にもなってきた)

ここまで書いたことは承認とはちょっと違うかもしれないんですが、
わたしの言うことに「否定」や「アドバイス」で返してくることってほとんどなくて。

「そうなんや」
「それでいいやん」

ほぼこれ。

ほぼこれで返されて6年。

わたし、自己実現欲求が芽生えるくらい、承認欲求の土台が固まってた。

びっくり。

一番大きいのが、
「完璧じゃなくていいんだ」
「弱い自分でもいいんだ」
って、完璧じゃない自分、弱い自分を認めることができたっていうことなんだと思います。

そもそもが理想の高い人間で、優等生でいたいタイプのわたし。
結婚したら、朝ごはんを毎日作って、おうちはいつもピカピカにして、完璧に家事をするんだ!
と意気込んでいたり、
仕事においても
あれもこれも、全部自分でできる!やる!みんなに好かれる自分でいたい!
と意気込んでいたり…

完璧な自分、強い自分になりたいって、思っていたんだろうなって。
でも、本当の自分はズボラだし、メンタルも弱くて。
そんな自分を見て見ぬ振りをしながら、理想の自分でいようとしてたのかなって思います。

でもね、
弱くていいんだよって。
完璧じゃなくていいんだよって。
こんなわたしもほんとのわたし。
ほんとのわたしでいていいんだよって。

生きてきて初めて、そう思えるようになったんですよね。
「そうなんや」「それでいいやん」って繰り返し言われ続けたおかげ(?)で。

自己承認欲求が、生まれて初めて固まった。

そして、
わたしは今、昔よりもはるかに、今の自分のことが好き。

今のままの自分でいいんだ
っていう自己承認の土台が固まって
弱い自分も含めて、自分のことを認めてあげられるようになった。

「もっと自分を好きになれる選択肢」を選ぼう!選べる自分になりたい!って、心から思えるようになった。
昔は無理をしていたのかも。

夫からの他者承認が自己承認につながって、
本物の自己実現欲求が、今のわたしには芽生えてる。

そんな感じ。

子どもたちと関わる大人に伝えたいこと

今、塾で子どもたちと関わっていると、自分で自分のことを好きと言えない子どもたちがとても多いことに気が付きます。

「毎日ダラダラ過ごしちゃってるんですよね…」
「やったほうがいいのはわかってるんですけど、できないんですよね…」
そんな話を毎週のように聞いています。

「やったほうがいいのはわかってるけど、できない」
これは、本当の意味で「やりたい」って思えてないから。
「やりたい」は、自己実現欲求だ。
てことは、「承認」が足りてない。

まずは、わたしたち大人が、子どもたちを承認してあげましょ。
今、できてなくても、いいじゃん。
できてないってところからのスタートで、大丈夫。
将来のこと、考えてなくても、今はそれでいいじゃん。
今は、まだ考えられないんだね、一緒に探していこうね。
それで良い。

子どもたちを、コントロールしようとすることを手放しましょ。
家族でも、コントロールできないです。
自分が無駄にイライラしちゃって、それが子どもに伝わっちゃいます。

子どもは子どもで、いろんな人からいろんなことを吸収しながら、お母さんお父さんとは別の人間に育っていきます。わたしたちだってそうでした。

手に持っていた【子どもコントローラー】を手放して、
たくさん、子どもを承認してあげて、
子どもたちが、自分で自分を承認できるような土台を作りましょう。
それがお母さんお父さんの「自分を好き」にもつながります。

その土台ができてはじめて、子どもたちは「もっと勉強してみようかな!」「がんばってみようかな!」「自分の夢を探してみようかな!」って思えるようになる。
「ちょっと迷うけど、自分を好きになる方の選択をしようかな!」って思えるようになるんじゃないかな。

そうやって、自分のために頑張ろうって思えてる子たちが「自分を好きでいられる子」なんじゃないかなって思います。

話があっちこっちに行ってしまった💦
長くなってしまったけど、以上です。

🦦

noteでは不定期に、塾での子どもたちとの関わりのなかで気付いた、「大人向けにも伝えたいこと」を発信していきます。

大人のみなさんが毎日をちょっとポジティブに、ちょっと楽に生きられるように、自分の捉え方、考え方を変えてみるきっかけになるといいなって😊

は〜
今日も幸せに生きていきましょ〜



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お読みいただきありがとうございました。 お互いゆるく、熱く、自分の人生を楽しみましょう〜!