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WATANABEトレーナーの森です!

35℃を超える猛暑が続き、屋外でスポーツをするには非常に過酷な環境になっています。
それに加えてこの時期起きるゲリラ雷雨。真夏のスポーツ活動中は熱中症だけでなく、急な落雷にも注意が必要です。

スポーツ活動中に雷鳴が聞こえた場合、皆さんはどうのような対処をされているでしょうか?


落雷による事故

落雷に当たる確率は100万分の1とされ、年間の落雷被害の平均は約20人だそうです。そのうち死亡者は約13人では死亡率は約70%といわれています。

最近でも宮崎県でサッカーの試合中に落雷が発生し、多くの選手が落雷被害に遭ったニュースは記憶に新しいかと思います。

2014年には死亡事故も発生しています。

このように落雷に関連した非常に残念なニュースもあります。


まさか自分には落ちないだろうという正常性バイアスがかかりやすいのも危険性の認識を低下させる要因になりそうです。

上の記事にもあるように「周囲で雷の音はしなかった」、「雷の予兆はなかった」など、落雷は非常に予期しづらいものといえるでしょう。

しかしながら2つの事案とも、その地域に「雷注意報」が発令されていることから雷注意報がある時点で落雷の可能性は少なからずあるというのを認識しなければなりません。


雷への対策

雷への対策として以下の点をしっかり理解しておくといいでしょう。

①あらかじめ気象情報に注意して、雷の危険性があると判断した場合は、練習や試合の予定の変更を検討すること。

②雷注意報、警報の発令があり落雷の危険性が高いと判断した場合は直ちに練習、試合を中止する。

③頭上に厚い黒雲、突風、急激な気温低下、激しい雨、雷鳴、雷光、等の予兆現象があった場合は状況を判断し早急に試合や練習を中止して、近くの建物、自動車、バスの中などの安全な場所に避難する。

④高い物体からは4m以上離れ、とくに樹木からはできるだけ離れて、安全な場所に避難する。林や森は危険です。窪地があればそこで姿勢を低くして雷活動がやむのを待つ。

⑤避難する安全な場所は、自動車の中、バスの中、列車の中、鉄筋コンクリート建物の内部です。木造建物の内部も多くは安全ですが、仮小屋やテント内は危険。

⑥避難するときに、コンクリートの電柱や鉄塔から4m離れた場所や電線の下は比較的安全とされている。ただし、木製の電柱には近づかないこと

⑦雷活動が止んで30分以上経過してから屋外にでる。(天気予報などで雷に関する情報を入手し、慎重に判断すること。)


30/30ルール

30/30ルール、30分ルールとも呼ばれたりします。
上記⑦とも重複した内容となっています。

雷の閃光とそれに関連する雷鳴の間が30秒以内の場合はプレーを中止し、安全な場所へ避難する。競技場への復帰は、最後の閃光または雷鳴より30分以上必要。

要するに「ピカッ」と雷が光り、その後30秒以内に「ゴロゴロやバリバリ」など雷鳴が聞こえた場合はかなり落雷のリスクが高いため一旦スポーツ活動を中断し、安全な場所に避難しましょう。この間隔が短ければ短い程近くで雷活動が起こっているということです。
スポーツ活動を再開できる目安としては最後に雷の光や音が聞こえてから30分以上何も無いのを確認してからになります。
雷が鳴ったら時計やスマホのストップウォッチ機能を使って測っておくといいでしょう。

参考

気象庁などからも雷への対策について紹介されています

この夏、雷に対する準備をしっかり行い、安心安全にスポーツ活動を行えるようにしていきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!


この記事を書いたトレーナー

森 矩寿(日本スポーツ協会アスレティックトレーナー)


渡辺接骨院

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