スポーツ時、歯が抜けた場合の対応
WATANABEトレーナーの森です!
みなさんは普段の生活やスポーツ中、口の付近を何かにぶつけてしまい、歯がぐらぐらしたり、抜けてしまった経験はありますか?
私自身は子供の時に鬼ごっこをしていて鬼を見ながらよそ見して走っていたら友達と接触してしまい、歯が少しグラグラと動いてしまうような経験があります。幸い、ある程度期間が経過するとグラつきも収まり気にならなくなりました。
身体接触のあるスポーツだと故意的にでは無くとも相手の身体の一部が口に当たり、歯にダメージを受ける事があります。また人との接触だけでなく、用具(ゴールポスト、壁、床)との接触による怪我もあります。
このようなケガで歯が抜けてしまった場合、どう対応するべきなのか知っていますか?
歯の脱臼
何かの直接的な外力や衝撃が原因により歯が抜ける事を歯の完全脱臼と言います。
対応
まずは抜けた歯を探しましょう。口の中にあるか、近くに落ちているはずです。
抜けた歯を湿らせた清潔な状態で保つことが重要です。脱臼した歯の専用保存液も販売しているのでチームに一つ用意しておくと便利です。
もしこのような保存液が手元にない場合は牛乳で代用する事ができます。
注意点
抜けた歯の周りには軟組織が付着しています。この軟組織は再植後に再生することが期待される重要な組織なのでガーゼなどで拭き取ってしまわないようにしましょう。
また、口腔内の外傷は出血が多く、そこに目がいきがちです。脳振盪や顎の骨の骨折や脱臼も無いかにも注意が必要です。
永久歯は抜けてしまうと二度と再生してこないかけがえのないものです。
対応が早ければ早いほど歯が元に戻る可能性がありますので、選手の歯に対して最大の配慮をするならば試合中であっても直ちに歯科医院へ搬送した方がいいでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事を書いたトレーナー
森 矩寿(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
渡辺接骨院
トレーナー派遣
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