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読書日記 知識の定着ってどうするのよ。



知識→暗記して獲得するものではなさそう…



絶賛育児中です。
育児の合間にひたすら読書と筋トレしています。

今日はこれ。



「主体的に学ぼう」という声がさまざまなところから聞かれるようになった。


好きはものの上手なれだし、実際その通りなんだろうと思うけど、


じゃあその学ぶというメカニズムはどう起きてるの?という動機で手に取った一冊。


結果的に自分の学習観を揺さぶられる結果でした。


認知心理学的に知識について語るとき
「生きた知識」と「死んだ知識」という2つの
言い方をするという。

身体を使って身につけた知識は生きた知識となり、「使える知識」になる。

頭で知っているだけの知識は「死んだ知識」となり、「使えない知識」になる。

この「使える知識」を身につけることは、我々が小さい頃から誰もがやってきたことだ。

学習した知識を新しいことの学習へ使い、知識のシステムを構築していくという。

ただ、知識システムの構築の過程で、自身の「思い込み」も入り込むため、修正していくことが大切になるという。


この辺りは「対話」や「リフレクション」を学んでいく過程でも言われている部分で、人間は価値観やその人の背景が強く作用するのではないかと思う。

学んで獲得した知識を実際に新しい学習で使用することが必要である。しかし、それが本当に正しいのかうまくいくのか、批判的に自身を顧みるようにすることが必要になってくるのだと思う。

そういえば先日、こんなことがあった。



ラーメン=二郎系
という強固なメンタルモデルを持っていたのですが、
実際はそんなことはないよということ。

知識を獲得していく過程でもこの強固なメンタルモデルを持っているとうまくいかないこともある。だからこそ、その修正が必要ですよということ。

さらに「生きた知識」を身につけるためには、
「知識観」も必要になってくる。

知識=事実

という知識観で今まで生きてきました。


たくさんの知識を集めて(暗記)
必要な時にその知識を使う(アウトプット)

イメージでした。

しかし、実際の学習モデルはそのようにはいかず、

「生きた知識」にするためには、

主観的に解釈されていく。自分で獲得されていく。

という。

学生時代に漢字練習やら計算練習やらひたすらドリルを徹底反復して、これが知識定着の方法だと思っていた自分にとっては衝撃の事実。


自身で知識を獲得していく環境を作ることが上手な人が指導が上手な人ということになりそう。

いかにそういった環境を作り、
言葉かけをしたり、モチベを高めていくのか…

この辺をもう少し探っていきたい。


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