第三話 「かけそば」と「もりそば」

 日本で蕎麦がブレイクしたのは今から四〇〇年前、江戸時代。
蕎麦って蕎麦をつけるための付けつゆがありますよね。
ちゃきちゃきの江戸っ子はとてもせっかちです。
そんな江戸っ子が蕎麦を食べる時にやるようになったのが、めんつゆを蕎麦に
そのままぶっかける。そうすればすぐに食べられるし食べる器も一つで済むから、一石二鳥だぜ。
ということで江戸にあった「信濃屋」が蕎麦につゆをぶっかける
「ぶっかけそば」を売り出しました。
これが今でも呼ばれる「かけそば」の由来になったのです。
 
 かけそばが江戸初期に大人気に‼︎
でも「やっぱり蕎麦はつゆにつけて食べたいよね!」という顧客層も存在します。
なので、普通の蕎麦も提供するけど食べ方の違いだけなので、ごっちゃになっちゃう。
そこで「もり」と「かけ」で区別するようになりました。
これが「もりそば」が生まれた由来なのです。
 

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