見出し画像

青年海外協力隊的 スターウォーズの解釈


ナイロビのIMAXで「スターウォーズ エピソード9 スカイウォーカーの夜明け」を観ました。

協力隊員の私が隊員の視点でこの映画を解釈します。

スターウォーズとは

改めて、知らない人のために簡単に。

宇宙を舞台に、悪者達とエエもの達が戦う映画。

エピソード4・5・6(旧三部作)→1・2・3(新三部作)→7・8・9(続三部作)と変則的な時系列順で公開された。

旧三部作は、悪者の王様ダース・ベイダーと主人公ルーク・スカイウォーカーの戦いを中心に描かれる。

新三部作は、主人公アナキン・スカイウォーカーの成長と共に、ダース・ベイダーの誕生が描かれる。

続三部作は女性主人公レイを中心に、旧三部作の後日譚が描かれる。

1977年のエピソード4公開から42年の年月を経て、今回のエピソード9月シリーズ最終作品となる。

実は、私は2015年のエピソード7公開まで過去の6作品は未見でしたが、公開にあわせて見直しました。

未見の方は、折角なのでこれまでの作品を制覇した上で、今回の9を観賞することをオススメします。

作品ごとの観る順番は、諸説(公開順4→5→6→1→2→3→7→8→9)ありますが4→4→6→1→2→3→4→5→6→7→8→9が今のところオススメです。


過去作の一般的評価

「スターウォーズは壮大な親子喧嘩」と揶揄にも似た褒め言葉をよく聴きます。
親子喧嘩と言われるくらいなので「血筋」がストーリーと重要に関わります。
誰の息子か孫か?
それが物語全体の重要な要素であり、ファンの酒の肴になってきました。


エピソード9の感想

結論としては、
過去の血統優先主義を捨て、
人間は生まれた環境に関わらず努力で成果を得られる
という価値観を取り入れた作品だと感じました。

エピソード6までは、血筋が重要な役割を担うと述べたとおり、登場人物はある種の運命を生まれる前から与えられてきました。
その運命との葛藤の中、悪者になったりエエもんとして戦い続けたりしてきました。

今回の作品では、生まれる前の運命を、努力と葛藤によって乗り越えることが描かれたように思いました。
これは最近のハリウッド映画にありがちなポリコレからくるものと思われます。

私が住むケニアでは、貧困に生まれて貧困に死ぬ人たちがたくさんいます。
無理やりそのこととこの映画を繋げるつもりはありませんが、観賞後そのようなことを考えました。

ちなみに、本作に登場する砂漠の惑星「パサーナ」は明らかに、サハラ砂漠やアフリカをモデルとして描かれている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?