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孤独じゃない

           わたなべ

「あいついっつも一人でいね?笑」
「友達とかいないんやか?笑」
「いやあいつがいる訳ねーじゃん笑」
 いつも通りまた僕をバカにすることばっか言って大きな声で笑っている。
 その笑い声がうるくて無視しようにも無視できないのだ。
 一人でいて何が悪い。僕はそう言い聞かせてまた小説を読む。
 
 みんなで集まって人に合わせて嫌われないようにと笑っているアイツらが僕は嫌いだ。
 その中にもちろん人気物になると言う能力を産まれ持っている人もいる。だがそんなのごく一部の人間だ。その話している輪の中を見て見よう。キョロキョロして意見を聞かれれば。
「そうだよねぇ」と無理やり合わせている人だっている。僕はその人に合わせている人が嫌いだ
 人に合わせてなんかいい事があるのか。今自分がしたい事が出来ているのか。そういう奴らはそう考えた事がない人達だと思う。
 僕も最初はそうだった。一人になるのが怖くてみんなの話に合わせたりしていた。けどそれが嘘だってバレる時がきっと来る。バレればみんなから除け者にされる。
 ここで一つ例を上げてみるとする。
 スイミーはみんなと色が違く、泳ぎの速さも違う。
 けどそんなスイミーを受け入れてくれる小魚たちと出会い、大きな魚に怯えていたがありのままの自分を受け入れてくれる仲間に出会い、大きな魚を追い返すことに成功した。
 このようにありのままの自分を出して一人になることが怖いと思う方が怖いのだ
 ありのままの自分を受け入れてくれる人はきっといる。その仲間に出会えたら人生勝ち組だ。
 また除け者にされて気づいたことがある。一人出いれば今まで出来なかったこと、今まで見えてなかったところまで見れることが出来るということに気がついた。
 だから僕はこうして今小説を書いたり、絵を書いたり、歌詞を書いたりなどしている。
 そんな今をすごして僕は決して後悔などしていない、むしろこの生き方が自分に合っていると思っている。

 人生は一度きりその一度を自分なりに楽しむのはホントの自分を受け入れてくれる仲間と出会うことだと思う。
 これを読んだみんなも周りの友達を見返してみよう。その中にほんとにありのままの自分を出せる友達がいたら君はひとりじゃない。
 いなくてもこの先きっと見つかる。そう信じて楽しむのが人生だと思う。