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旅総括: 旅のテーマと地方旅の面白さ

6月3日から7月19日の約1か月半のバックパッキング。
最後はヴェネチアで旅の友かつ相棒のだいきさんとバイバイ。

この1か月半、平均約12,000歩、リュック15kgで歩き続けて、世界の美しさも厳しさも経験できた。
たくさん感じたことをここで一気に総括させてくださいな。


ウィーンから始まってイタリア南部まで南下してヴェネツィアで終わった短くないようで短かった旅



欧州バックパック旅のテーマ

①行った国の都会、地方、ド田舎のどれもを経験してその国の新しい魅力に気づく
⇒どうせ1か月半も旅するんだったら全部がメジャーな場所じゃなくてもよくない?ってなった。
結果大正解。なんなら地方の町の方が都市より好きだったまでもある。
特に、イタリアに行くなら南部の田舎!を強調したい。


②音楽・美術に触れ、自身の美学への理解をより深める
⇒美術史を事前に勉強したおかげでヨーロッパ中の絵画をより深く楽しめた気がする。いわゆる「心を奪われる」絵画にも出会うことができた。
クラシック音楽にもバロック、ロマン等の派があり美術とも相関性を持っていることに気づいた後に行ったコンサートではインスパイアされる部分があった。
次は音楽史を勉強しようかな。

自分が好きな美術作品に関してはまた記事を投稿させてくださいな。


オルセー美術館の企画展が本当によかった


③想像できない場所に行く:「異質」に出会う旅
⇒現地の人との出会いから生まれる Unexpectedを楽しむ。その国の等身大の文化を体験する。
一度も聞いたことのない場所に敢えて足を運ぶことの面白さ・重要さが言葉じゃなくて心で分かった。
そこで少しトラブってもなんとかなる(はず)。
パスポート財布スマホの3点セット持っていれば。

「行ってみたい」に素直に従ってよかった



どのテーマも大体達成できて幸せ。
旅中にこれらのテーマと向き合ったと同時に、各地に散らばるAIU生と会って近況報告ができたこと、リーズで出会った友達の地元に行けたこと、常に人と関われたことも嬉しかった。

地方の魅力

今まで信じ続けてきて、今回の旅で何度も何度も思ったことが
「地方にこそ魅力がある。地方に自由に行く旅もっと広げれたらおもしろいんじゃない?」

合計26つの都市・町に訪れた結果、印象に残った町の多くはこのマガジンで書いてきたような地方の町だった。(ナポリは特例かな?)

地方って本当に魅力にあふれていると思う。
パッサウの丘の上で飲んだビールの味。
プファルツドルフの、夕日に照らされた一面の農場の景色。
ナポリのカオス通りで現地の人が大声で喧嘩したり談笑している姿。
シッラのビーチで
オープンなイタリアンキッズたちとサッカーしたこと。

そうゆう都会から離れた場所、誰も聞いたことのない小さな町にこそ、行った人ならではの特別な思い出ができる。

そうゆう場所に行って、現地人と密接に関わるまではいかないけど現地の人が過ごすように時間を過ごすことが楽しかった。

地方旅の最大の魅力は、強く心に残る思い出ができること。
旅先で心に残る思い出ができる場所が多い理由は「考え抜く」過程があるからだと感じる。

地方に足を運ぶと、どこに何があるのかもわからない状態から始まる。
そこから何か面白いことを見つけようとするのは結構頭を使う。
楽しむために「考える」。
楽しむための答えを自分で考える。

次はどの場所に行こうか
本当に価値があるのか
どの人に喋りかけるべきか
どんな質問の仕方をすればいいのか
この場所に行く決断で大丈夫なのか

考えて、考えて、考え抜いた先に見えた景色・思い出こそ、幸せ値が高い。
それはガイドブックやインターネットによって訪れ先を提案されたわけでもなく、真剣にその瞬間に向き合って見つけ出した魅力だから。

なにもないと言われている場所で「面白い何か」を発掘する過程が本当に楽しかった。



最後に

なんで旅をするのかを詰めると「非日常を経験したいから」だと思う。

だからこそ、自分たちはそれが各国の地方にあると感じていろいろな田舎町に行ってきた。
そうゆう小さな町に行って世界の広さと狭さの両方を全身で感じることができた。

1ヶ月半旅しただけの旅哲学なんてすぐにアップデートされる。しかし今の間は、地方旅の魅力を知ってほしい!と強く思っている。
皆さんの旅哲学、いつかぜひ聞かせてください。

最後に、Instagramで生存確認してくれた人々、メッセージをくれた人々、応援してくれた人々には感謝してもしきれません。
欧州バックパック旅はこれにて一旦終了ですが今後のnoteもぜひお楽しみください!

以上っ!


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