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【現代詩】段ボールの温もりから教わった

僕が手にする段ボールは
いつも何かの役目を終えて
自由になったダンボールだった

段ボールの役目が何だったのか知らない頃から
表面に書かれた文字から読み取れるようになる頃
それがリサイクルされると知った頃
時は移れどいつでもダンボールは新しい何かを僕にくれた

いたずら書きのキャンバスとして
草そりとして
安価な舞台道具の素材として
夢を閉じ込める器として

何か で あることよりも
何か に なれること
それは段ボールの温もりから教わった


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