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【現代詩】置き去りにしている自分を

偶然の邂逅により
自分の好きのルーツをたどると
あのころの熱がふっと
胸によみがえる

熱病に浮かされたように
日常を踏み外しかけながら
下手な乗り方の自転車で
追いかけていた

思い出すあの日々を
思い出すあの日の自分を
そして思いだせ
置いてきた自分を
置き去りにしている自分を



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