【現代詩】埋まらない欠乏を抱えて歩いてゆく
欠乏から
具体的でない何かを探しているとき
欠乏感をどこで満足させるかは自分次第
あれでもないこれでもないと
いつまでも探し続けることもできる
しかしそれは欠乏の底が浅くて
何も見つからなくても支障がない場合だろう
とにかく何かで欠乏を埋めなければたまらない
そんな状態だったなら
少しでも心にひっかかったものを
とりあえず小脇に抱え
腰を下ろして一休みする
欠乏の負荷と
手に入ったものをすり合わせ
探すのをやめるのか
また探し出すかも自分次第だ
結局は埋まらない欠乏を抱えて
歩いてゆくしかないときもある
その覚悟が
必要だったものかもしれない
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