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【現代詩】世界を行く速度

自分の知る世界の広がりの速度は
その外の世界の広さに比べれば
遅々としていて
永遠に追いつくことはないように思える

けれどそれでいい
嘆くことも恥じることもない
ちっぽけに思えてもそれが適正サイズだから
世界を行くのに過不足などない

光合成のおこぼれにあずかって
適度に酸素をいただく僕らの旅には
似つかわしい速度がある




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