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9月15日 日常のなかの気づき(2019)

『私は日常のなかの気づきや変化を感じながら、
積み重ねていくことが好きだと思う。
お祭り騒ぎの非日常も嫌いではないけれど、
終わった後の寂しさや気分の落ち込みが苦手。
非日常だったとしても、
繰り返していくことでの発見や気づきの方が派手な楽しみより好きですね。
(旅行だったら、常に新しいところ、ではなくディズニーを繰り返し繰り返し行く、みたいな。)
子供はどんどん大きくなるし、年に一回の変化は、周りが変わらないことで、際立ってわかると思うのです。』

2020/09/15 いつかの私へ
今も、おなじように、感じながら過ごしています。
「自分の変化」を確認するなら、
できるだけ「環境が同じ」方が確認しやすいです。
「環境が同じ」とはいっても、季節や天気、時間、まわりの状況等、
案外、まったく同じ環境ってなかったりするのですけれど。

通勤時にふと見上げた空が、
きれいにみえたり、そうでなかったり、
それは自分の心境のせいだったり、じっさいの天候のせいだったり。
きょうは、職場まで歩く距離がやけに遠く感じるな、とか
いつもと同じ距離なのに、遠く感じるの笑える、弱ってるなあ、とか。

お気に入りの曲を聴いていても、今日はやけにこの楽器のパートが
耳に届くなあ、こんな音が鳴っていたのね、とか。
まったく同じ音源なのに、私の耳はどうなってるんだ?てくらい
聞こえてくる音が全然違うと感じることもあります。

前回と同じ場所で、同じことをしても、
前回と同じじゃあないな、てのを感じるときが好きです。
(寂しく感じる「同じじゃない」場面も、あるけれど。)

いつからか、年に一度、家族旅行で、
東京ディズニーリゾートに出かけるようになりました。
予算の関係で、そのほかの旅行はほとんど行きません。

子どもなんて一年で、あっというまに大きくなるし、
たった一年前の写真と比べてみても、驚きます。
同じ場所で写真を撮っていても、顔つきも、体格も、ポーズも違う。
私の過ごす一年とは、密度が全然違うのでしょう。
そういうことに気が付けることが、私はとても楽しみでした。

でも今年は、残念ながら行くことはあきらめました。
暮らし方が変わってしまった。
私は出不精なインドア派だから、あんまり気にしてこなかったけれど、
東京ディズニーリゾートに行くことを選べないのは、ちょっと残念。

そういえば、ついに長男の背丈が、妻とほぼ同じになりました。
今度、家族旅行でディズニーへ出かけるときには、
私が持っていた君たちの荷物、ちゃんと自分で運んでよね。
なんなら、お母さんの荷物も、代わりに持ってあげてよね。
そんなときがくることを、今から楽しみにしています。