7月13日 盆迎え火
部屋でうとうとしていたら。
下の弟のことを思い出していたみたい。
記憶のなかの弟は、あどけなさが残る中高生ぐらいのままでとまってしまっているんです。
じっさいは、三十歳過ぎに亡くなったのに、とっくに私より背が高くなっていたのに、です。
私と下の弟の会話はお互いに少々理屈っぽくて、中二病的なアレで、熱っぽく盛り上がるんだけど最後は意見がぶつかって仲違いしておしまい…ということを繰り返していたとおもいます。
我が家の高校生の長男と小学生の次男は、昔からおしゃべりでしたが、さいきんでは好きなアニメの話だとか声優や歌手や歌い手のことを熱っぽく話してくれることがあります。
きょうは、とくに熱心に私に話をしてくれました。
かなり中二病的なアレですが、私も通ってきた道…というか今の私もあんまり変わっていないよなと思いながら、違うのは当時の下の弟と仲違いになってしまったときほどは自分の意見は出さない分別ができたことです。
子どもたちとの会話から下の弟のこと思い出したのか、下の弟との思い出を子どもたちとの会話に重ねているのかよくわからない、混じり合ってしまったような感覚になりました。
不思議と嫌な感じはしなくて、なんともいえない心地良さと少々のさみしさがありました。
きょうは盆迎え火、下の弟がこっちに戻ってきてくれているのかもしれません。
(きょうも一日、おつかれさまでした)