【28】双葉杏ちゃんが選挙曲を歌うことはない
こんにちは
サイゲの犬です
皆さんやってますか?デレステ。
悲しいことに3月末にモバマス(モバゲーの方)がサ終したのも記憶に新しいですね。
【はじめに】
・この記事は多少ネガティブな話もします。
見たくない方はブラウザバック推奨です。
・この記事の主張はあくまで筆者の主観です。
・間違いは指摘していただければ嬉しいです。
【シンデレラガール総選挙】
そんなデレマスくんはサービス開始2年目から毎年「シンデレラガール総選挙」というユーザー投票企画をしています。
毎年細かい選挙ルールは変わるのですが、第11回目となる今回は総勢190人のアイドルを4グループに分割し一年間通して選挙をするという新しい試みをしています。
1.まず予選として各グループ上位5名に楽曲が与えられます。CVが無いアイドルには新たにボイスが追加されます。
2.その後プレイオフとして各グループ6位〜15位のアイドル1位が本戦に進めます。要は敗者復活戦。
3.最後に本戦として上位5名×4グループ+プレイオフ1位の21名から上位5名に楽曲が与えられます。そして1位のシンデレラガールには更にデレステでSSRが実装されます。
一応言っておくと筆者は双葉杏ちゃんが好きなのですが、参考までにこれまでの双葉杏ちゃんの選挙結果を書いておきます。
双葉杏ちゃんは全選挙圏内にこそ入っていますが、選挙曲を一曲も歌ったことがありません。なのでシンデレラガールは厳しくても選挙曲で歌ってるところを一度は見たいなぁ…というのが筆者のスタンスです。
今回は双葉杏ちゃんはDグループに組み分けされました。近年の結果を踏まえると過度な期待はしてませんでしたが、まぁ6位〜15位には入っているだろうと思いながらDグループの結果を見ました。
15位にすら入ってませんでした…………
嘘だろ……?
双葉杏ちゃんが48人中の15位以内にすら入っていないのは正直かなり堪えるものがありました。
率直な感想としては悲しいけど悲しい。
とはいえ、まずは上位5名のアイドルの皆さんおめでとうございます。特に大石泉ちゃんは杏ちゃんともたまにお話してた(デレポとか)ので嬉しいですね。
さて、何故双葉杏ちゃんが15位すら入れなかったというお話ですよ。あのデレマスを初期から支えてきた双葉杏ちゃんがですよ?
今回はそんな双葉杏ちゃんが今回の選挙で順位を落とした要因を考えてみようという話です。
【シンデレラガール総選挙は民意である】
大前提としてシンデレラガール総選挙は民意です。1人のユーザーが選挙券の為に課金しても100%勝てません。100アカウントぐらい用意して全アカウントで満額の選挙券セットを買って投票するとかなら話変わりますけど。
そもそもの話をするとアイドルマスターというコンテンツは担当アイドル(好きなアイドル)が固定されています。つまり毎回同じ人が同じアイドルに投票するので、毎回似たような選挙結果になるという状況でした。あまりこういうこと言うと角が立ちますが要はシンデレラガールの順番待ち状態だといえるでしょう。
しかし、運営もマズいと思ったのでしょう。今回の選挙は190人のアイドルを4グループに分割しました。例えば、担当アイドルが1人の場合、他のグループでは担当じゃないアイドルに投票することになります。
更に、一票を投票するためには5名選ばないと投票できない仕様となっていました。つまり、担当アイドル1人に投票するためには、「担当じゃないけどちょっと好きなアイドル」4人にも投票する必要がある訳です。
そのちょっと好きなアイドルが民意です
つまり、今回の選挙は担当プロデューサーが多い人気アイドルが必ず勝てる訳ではないということです。
じゃあ考えてみてください。「担当じゃないけどちょっと好きなアイドルだな」と投票したアイドルが本戦に進んだアイドルの中に1人でもいませんか?大多数のプロデューサーさんは当てはまるんじゃないでしょうか。(は?いないが?というプロデューサーさんには先に謝罪しておきます)
これまでの選挙とは違い、第11回総選挙は、プロデューサーの民意が反映されやすくなったと言えるのではないでしょうか。
【双葉杏は何故民意を得られなかったのか】
ここからは双葉杏にフォーカスして話をしていきます。要因は2つあると考えてます。
・デレマスのユーザー層が入れ替わっている
・双葉杏ちゃんが働かなかった
この2つの要因が悪い意味で噛み合ってしまったと考えています。
【デレマスのユーザー層は入れ替わっている】
まず、デレマスのユーザー層は数年で大きく変わりました。この話で避けて通れないのが、新アイドルが7人追加されたことです。
あまり深くお話しませんが、この話題は既存ユーザーの批判的な声も多かったです。しかしそれ以上にデレマスユーザー以外のコミュニティでも話題になり、新規ユーザーを多く獲得する要因になりました。これはほぼ事実だと思います。
「辻野あかり」はニコニコ動画のFA動画がネットミーム化したり、近年話題のAI画像生成の題材として「夢見りあむ」が使われることが多く、それぐらいデレマスユーザーではないネットユーザーに認知されているのかと筆者は感じました。
つまり、新アイドル7人からデレマスに興味関心を持った新規ユーザーが大勢います。その新規ユーザー層は10代が多いと思います。デレマスのデの字も知らない年齢層です。双葉杏のことをそこまで知りません。その新規ユーザーに双葉杏のことを知ってもらい魅力が伝われば多少は民意が得られたはずです。では、何故民意が得られなかったのか。
【双葉杏は3年働かなかった】
双葉杏のイベントは3年間ありませんでした。
もう一度言いますね。2018年4月開催の「Vast World」から2021年11月の「EVERLASTING」までの3年7ヶ月の間、デレステ内で双葉杏のイベントはありませんでした。楽曲も勿論0です。(厳密にはスターリットシーズンで出番を貰いましたがあのゲームは既存ユーザー向けでそこまで売れなかった)
そして双葉杏Pはどんどん引退していきました。だってイベントないんだもん。人は一つのコンテンツに対してそこまで待てないし愛情を維持できないです。
毎年新規のSSRカードは一応実装されていましたが、そもそもガシャというのは好きなキャラでなければまず引きません。既存ユーザーならまだしも、新規ユーザーがわざわざ引くとは思えないです。仮に性能が理想編成にずっと入るような強力なカード(例えば9中ミューチャルやレゾナンスのような強力なカード)ならまだ良かったかもしれませんが、杏ちゃんのカードはどれも弱くはないけど必須ではないレベルの性能ばかりです。
デレステにおいて無償でアイドルに興味を持つきっかけとして挙げられるのは楽曲、イベント、4コマ漫画、デレポ、リアルLIVE、二次創作等です。
楽曲とイベントが無いということは、新規ユーザーに双葉杏ちゃんのことを知って貰う機会すら無かったということです。
更に影響が大きかったのが、二次創作文化です。
2019年2020年辺りまでは双葉杏の人気同人作家が沢山いました。しかし、イベントが何年も開催されない。楽曲もない。人気の同人作家はその間に別コンテンツ(プリパラ、プリチャン、ブルアカ、原神、プロセカ、Vtuber等)に移行し、失踪しました。まぁ別コンテンツに移行するというのはあくまで個人の活動なので仕方ない側面はあります。しかし、創作に対するモチベーションが下がってたのは間違いないと思います。
最近の同人イベントとか行っても双葉杏サークル全然無いですからね。筆者の好きな作家さんは9割辞めてます。5〜6年前からずっと双葉杏の二次創作をしている人なんて数える程しかいなくなりました。
二次創作からアイドルを好きになるなんて話は結構聞きます。そんな二次創作文化も衰退すればアイドルに対する興味関心も無くなります。
【まとめ】
まとめると、新アイドル7人の追加によって新規ユーザーを獲得したが、その間双葉杏ちゃんの出番がなかったので、「双葉杏って誰?」「あぁ、りあむちゃんとか千夜ちゃんとたまに絡んでた働かない子ね。」程度の関心しか新規ユーザーは持たかった。そして、今回の選挙で民意が反映されやすくなった結果、双葉杏ちゃんはグループ内15位すら入れなかった。これが筆者の考えです。
要はバンナムとCygamesが全部悪いです。
もう過ぎた話なので言いますが、イベントも楽曲も無かった3年7ヶ月本当に苦しかったです。
【これからどうすればいいのか】
正直申し上げると無いです。
もうお手上げです。何故なら人を操作することは難しいので。強いて挙げるなら双葉杏の魅力を発信し続けるしかないのですが、そんなことどのプロデューサーもやってます。
デレマスとは全く異なるジャンルで圧倒的な人気を持つインフルエンサーになって、全く異なる層の人間に双葉杏ちゃんを布教していくとかしかないんじゃないかな。例えば大手のVtuberとしてデビューしたり、全然関係ないロックバンドでブレイクしたり、小説作家、漫画家でもいい。もしくは、イーロン・マスクレベルで経済を動かせる大富豪になるでもいい。
そんな人間は恐らく数年では現れないので、双葉杏は選挙という名の戦いから降りのんびりとマイペースにやっていく時期が来たんだと思います。
これからも筆者は双葉杏ちゃんのことは好きですし、デレステも終わるまで遊び続けると思います。でもこれから選挙の為に特別何かするということは多分しません。
そして、この記事で双葉杏ちゃんに関心を持ってくれた方、ありがとうございます。良ければ双葉杏ちゃんのこと知ってください。そしてもし、双葉杏のことを好きになってくれたなら、その好きの気持ちを他の人に発信して下さい。他のアイドルでも構わないです。別のコンテンツでも同じです。ユーザーが傍観者でいる時代は終わっているのです。それが言いたかっただけです。
おわり