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TOEIC700点前後を目指す為の具体的かつ堅実な勉強法

こんにちは。今回は、表題にある通り、TOEIC700点前後を獲得するために私が必要だと考えることを要素別に分解して述べていきます。というのも、先日ありがたいことに私生活においてとても仲の良い友達にTOEICの勉強法について教えてほしいと質問をしてもらう機会がありました。その質問への回答として、そして自分の学びの振り返りとして、私なりに必要だと考える勉強を列挙します。人によって勉強法には、合う・合わないがありますので、適宜取捨選択して頂ければと思います。具体的な内容に入る前にTOEICをはじめとした検定試験に対する私のスタンスを表明させて頂きますと、何もせずに魔法のように点数が急上昇する方法はないとの立場です。検定試験によっては、俗に言うテクニックのようなもので多少点数が上振れすることはあるのかもしれませんが、著しい違いは生み出さないのかなと思います。メディアなどで得点が急上昇したとして紹介されている方々は、難関大学受験等の経験があり潜在的な基礎力はあったパターンそれに該当せずとも語学に対する意識が高くモニターとして採用されたパターンの大きく分けて2択だと考えています。大体資格試験でビジネスを行っている会社もバカではありませんから、リスクヘッジでこれらに適合する被験者を大量に雇った上で特に結果の良かった人々を表に出しているにすぎません。ですから、あれらの点数が魔法のように伸びた系の話は話半分で聞いといて、惑わされずに自分のペースで勉強することが大事だと思います。

ここから本質的な話になりますが、この記事を読んで頂くことの意義は、勉強の量を確保することは前提として、その効率性を上昇させて成果を出すことに一役買えるようになることです。その人にとって正しい方法で、自分の現在地点と目標点数との乖離を知りそれに対して必要な努力をすることを常に頭の片隅におくことで時間当たりの勉強の効率性を上げることは出来ると思います。私の現時点での実力はTOEIC830点(2回目)ですので、到底指南させて頂くレベルではありませんが、参考にして頂ければ幸いです。この記事を読んで頂く読者層としては、ある程度より上の大学受験で英語を受験した経験があり、単語・熟語・文法は一通り勉強したものの、英語の勉強からはしばらく遠ざかってしまった様な方々を想定しています。一日何時間などと言った話は人によって異なりますので、タスクベースで言えば3-4カ月で達成できるような全体像を紹介したいと思います。今回は、一般的なTOEICの形式とされるReadingとListeningのみに絞った話をします。

まずは、これらの2つの能力を構成すると私が思う主な要素を列挙します。それは、単語,熟語・文法(構文と品詞と語法)・発音に大別されると思います。単語、熟語の必要性については今更語る必要も無いと思うので省略しますが、行った教材を紹介します。私は王道の金フレのみを使いましたが、久しく英語学習から離れている場合、金フレは1冊目で使う単語帳ではないと思います。理由としては、限られた掲載語彙に基礎の基礎の単語は割かれていない点、そして品詞を意識して覚えることが難しい点が挙げられます。掲載語彙は著者であるTEX加藤さんがTOEICを長年に渡って受験した経験から選別されているので、覚えて損になるような単語や表現はないと思います。ただ、意地悪く批評をするならば、品詞別ではない掲載をされていることそれだけが残念です。Readingの最初のパートは文法問題ですが、その中には多数の品詞問題が出題されます。当然ながら、品詞を考えることなしに単語だけ覚えると折角正解の出来る問題も落としてしまいかねません。ですから、一冊目はシステム英単語など、基礎的な単語を品詞別にチェックできる単語帳が良いと考えます。また、発音の項目で書くことを先走ってしまいますが、"必ず"発音記号付きの単語帳を選んでください。単語や熟語についてはこのくらいにしておいて、次は文法について書いていきます。

文法については、私は自分の体験からですが、"動詞を起点に", "5文型を意識して"学ぶことが一番良い勉強方法だと確信しています。これだけだとあまりにも抽象的すぎるので、その根拠を具体的に掘り下げると、品詞の中で最も大事なものは動詞だと考えています。なぜなら、時制,意味, 語順を決定する役割を動詞が全て担っているからです。次に、5文型を意識するとは、基本的に英語の文章は、主語, V1~V5(第1文型から第5文型です。),目的語、補語が最小単位となって構成されています。一見複雑そうな構文も受験英語や文学などに出てくる構文とは違って、倒置や文脈上の理由による省略などのトリッキーなものは基本的には見られず、ほぼ全ての英文がこれらの最小要素に還元できます。

例えば、He really wants to take a good score on the TOEIC test because it is needed to apply for a famous company.  という文があったとします。これは、He が主語, wants が他動詞, to take がwantsの目的語が最小単位であり、副詞really, on以下の前置詞+名詞や because以下は最小単位に対する修飾要素でしか無いわけです。最初はこれらの文法解析を丁寧に行い、それを意識して音読しましょう。この練習を無意識に文構造を取れるまでやると、英文を”正確“かつ”以前より早く“処理することが出来ます。また、文法問題も解く速度が飛躍的に上昇するのでお勧めです。

では、最後に発音についてです。これまでの項目では主にReadingに焦点を当ててきましたが、この項目ではListeningの対策について話したいと思います。Listeningでよく言われることですが、自分が発することの出来ない単語は聞き取れません。ですから、単語や熟語の暗記段階から発音記号を基にして、正しい音で単語を読める必要性があります。ただ、僕が2回受けた記憶ベースになってしまいますが、TOEICはアメリカアクセントだけでは無く、イギリスやオーストラリア、(インド系もあった気がします。)アクセントで読まれることもあります。例えば、トイック初受験時に洗練を浴びたのが、vase(花瓶)の発音です。その本番では、「ベイス」ではなく、「バーズ」と呼ばれて何のことを言われたかさっぱり分からず、落としてしまいました。このように発音を知らないと、変換できず変に頭に残ったり、場合によってはノイズとして処理してしまうので注意しましょう。単語ベースで正しい発音をする練習をある程度積んできたら、英語特有の音の脱落に慣れるために模試を解くと良いのかなと思います。

恐らく、単語,熟語・文法(構文と品詞と語法)・発音に大別した勉強を継続して2-3ヶ月こなせば、700点は手が届くスコアかと思います。勉強頑張りましょう〜!

ここまでお読み頂きありがとうございました!

それでは!

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