【つぶやきNote】深夜11時の突然の電話～バンコク/旅行業界で働く私の気付き～

あー、今日はだめだ・・。
口を開けば「どうしよう」「難しいね」と
暗い言葉ばかりが出てきていた
6月22日の夜11時。

突然、暴れん坊将軍の着メロがなった。

「サワディーカップ？」と元気ない声で出ると
私の声の2倍以上の声量で
「サワーディーカップ！！KEN!!」と
元気100倍アンパンマンを彷彿とさせる
声量の明るい声が聞こえた。

電話は、昨年の冬に
一緒に大阪、白川郷、金沢を巡った
豚小屋経営者の
Phapanさん（パーパンさん）だった＊*

「KEN、元気ないな！！
さては、訪日インバウンド大変だろ？
安心しろ、飛行機が日本へ飛んだら
豚10頭分くらいのお金もって
KENのツアーに応募するよ！！
わははははー！！」

あまりにもユニークな話に
さっきまでの疲れた暗い気持ちは
ふっ飛び爆笑してしまった✨

豚10頭ってどゆこと笑

彼は、そのまま日本の旅行の思い出を話し始めた。

「大阪ではグリコのポーズしてさ、くそウケた。グリコはスゴい、身体細かったし、真のアスリートだ」

「白川郷は、異世界のようでタイムスリップした気分になった」

「金沢では自動販売機で可愛い日本人にあったけど、LINE聞く勇気がなかった。KEN、今から聞いてきてくれよー」

と思い出が止まらない。

私は、「クラップ、クラップ（うん、うん）」と聞きながら手が震えた。

幸せだ、こんな風に話してくれてと、
1つ1つ話を聞きながら一緒に旅した幸せな時間をかみしめた。

「KEN、俺らは人間に生まれて幸せだ！
豚は決められた小屋という世界しか
見ることができないけど、
人間は自分の世界を広げたいだけ広げられる！
そして、日本への旅行はタイ人にとっては
夢の国へ旅立ち、自分の視野を広げる
最高の時間なのさ！
KENは、そんな国へのスーパー案内人！」

そして最後に
「人生は『マイペンライ』さ！」
と一言言って、突然電話が切れた。笑

御礼も伝えられなかったので、
掛け直したが、電話に出ない。笑

日本へ旅行していたときも集合時間によく笑顔で遅れていたのでマイペースなことは知っていたが、とてもありがたい電話だった＊*

Phapanさんが最後に言った
「マイペンライ」は、タイで日常的に
聞こえてくる言葉の1つ。

『どうにかなるだろう』という他力本願の意味で使っていると勘違いしていることも多いのですが（私もそうだった！）、根本の意味は『未来は絶対大丈夫。今やれる事だけをしっかりやろう』っていう意味。

問題が起こった時も「マイペンライ」✨
悲しいことも「マイペンライ」♪

Phapanさんは、私に対して「今やれることをしっかりやっていれば、未来は大丈夫」と伝えてくれた。

今、旅行業界は、お客さんの顔を見ることができなくて、毎月赤字だけが増えていくことが多い。

「どうやって稼げるのか」
「どうやったら立ち直れるか」
「いつから飛行機が飛ぶのか」

こういうことばかり考えていると、
つい原点であるタイ人に日本の魅力を知って幸せになってもらう！ということを忘れてしまう＊*

これからは、働く仲間と、お客さんとの過去の思い出を一緒に振り返る時間を創ろうと思った。

そして、未来のこともしっかり考えて、定期的に今までご縁があったお客様にお電話したいと思う。感謝を伝えながら、また日本の今を伝えて次回の旅の計画を立てていきたい。

また、私と同じように、ホテル/旅館様、航空会社様、飲食店、地元のお土産店なども同じように感じている人もいるかもしれない。

一緒にインバウンドとして、しっかり積み上げてきたものを振り返りながら、未来を考えていきたい！

あともう一つ気付いたことは
Phapanさんのような太陽みたいな温かい人は
周りを幸せにしてくれるということ。

自分が発するオーラや言葉には力があるから
そこも意識してみんなで幸せオーラでいく！！

よし、今日もわっしょい！！！！！！！！