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【現地感覚をシェアしたい!】COVID-19後のタイ人の「観光/旅行に対する意識」について

タイでは5月25日以降、27日間国内での感染者数が0となっております!
じわじわっと解禁ムードが漂ってきましたが、タイ・バンコクのマスクの着用率は、私の感覚では9割以上とまだまだ油断ならない空気が漂っています(ニュースによると地方部では、マスク着用率6割程度と少し警戒感は解けてきている感じのようです)。

そんなタイ国内における「旅行に対する意識」は、どのようなものなのでしょうか?

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こちらの記事では、「Suan Dusit大学(観光専門の学部を含む8学部)」が6月9日~12日の間で全国の方1,169名に対してオンライン上で調査した結果をまとめたものになります。

6月15日以降、様々な緩和がなされたため、多少意識は変わっている可能性のあるものの、私とICEが現在タイ現地で感じている「肌感覚」に近しいものだったので、紹介させていただきます**

1、タイの国内旅行制限解除後行きたい州は?

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タイにおいても国内旅行の制限(県境をまたぐ移動等)の解除については、すでに行われ始めております。タイ人にとって訪れたい県を確認し、その場所の特徴から得られる「タイ人が求めている観光要素」を見ていきましょう!

<訪れたい州ランキング>
第一位:เชียงใหม่(チェンマイ)31.00%
第二位:ประจวบคีรีขันธ์(プラジュアップキリカーン)28.14%
第三位:กรุงเทพมหานคร(バンコク)19.35%
第四位:ชลบุรี(チョンブリ)18.55%
第五位:กาญจนบุรี(カンチャナブリ)11.92%

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第一位のチェンマイは、日本人にとっても大人気の街ですが、タイ人にとっても旅先として大人気ですね♪
上の写真は、「ドイステープ」という山の上にある由緒正しきお寺です!チェンマイには「古い街並み・由緒正しいお寺」「山の大自然やお花畑という自然関連の魅力」「街中のオシャレなカフェ(川沿いのカフェ:ラーン・リム・メーナム等)やショッピング施設」といったタイ人が求める要素が詰まっている(チェンマイ出身のICEより)。

プラジュアップ

第二位のプラジュアップキリカーンは、バンコクから南へ電車とバスを乗り継いで5時間かかる秘境です!山だけでなく、海も航大に広がっています!こちらのトピックの1枚目のメガネのような海岸線の写真もここです♪

Private Pool Villasオーナーさんへのヒアリングによると、HuaHin(ホアヒン)というリゾート地もあり、「人と関わることなく、大自然の恵みを肌で感じられること」「プライベートビーチなどプライベートの空間を確保しやすい宿泊施設が多い事」という理由で大人気!満室のところが多いのようです。

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バンコクは既知の方も多いと思いますので、第四位のチョンブリに進みます!チョンブリは、言わずと知れた「パタヤ」のある県です!!

パタヤといえば、海!そして島!!!
パタヤから移動できる島はたくさんあり、パタヤにある旅行会社に電話をしたところ、「パタヤ市内というより、島のヴィラなどプライベートな宿泊施設でのんびりと心をリラックスさせたいという要求が多い」とのこと^^

日本人もそうですが、みんなStay Homeの疲れを癒したいという気持ちがあるんでしょうね**

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最後のカンチャナブリは、首都バンコクから北に130キロほど離れた位置にある県です。タイの人気の観光地となっており、なかでも「泰緬(たいめん)鉄道」にまつわるスポットに世界中からたくさんの観光客が訪れている状況です(映画「戦場にかける橋」で有名に)。写真は、“アルヒル桟道橋”の名で知られている「タム・クラセー桟道橋(Tham Kra Sae Bridge)」で実際にこの上を歩けます!!

カンチャナブリが人気な理由は、「タイ人の故郷」を感じられる鉄道旅が魅力的なんだとか(ICEの友人より)。歴史的にも重要なスポットであり、かつ、タイの昔ながらの暮らしが残っているこのエリアを堪能したいのは、タイ人も日本人も同じようです^^

2、COVID-19後に安全に旅行するには何が必要か

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こちらは、タイのEPA記事から引用した写真ですが、タイでもまだまだCOVID-19に対する警戒心は緩まる様子はありません。

安心して旅行するには、何が必要だとタイ人は感じているのでしょうか。このポイントを理解した上で、一緒にタイ人を日本に受け入れて行きましょう!!

<タイ人にとって必要な対策や心がけなど>
第一位(83.29%):各エリアの大きさに合わせて観光客の人数を管理する
第二位(82.84%):サービスの前後に毎回消毒作業が行われる場所を選ぶ
第三位(78.50%):観光客の検温の徹底
第四位(74.07%):スタッフ及び運転手は勤務中に常にマスクを着用していること
第五位(72.09%):観光客のためにアルコール消毒ジェルを常備すること
第六位(69.56%):個人の努力レベルでのソーシャルディスタンス
第七位(53.84%):大人数ではなく、単独または少人数で旅行すること

いかがでしょうか?日本人が思っていることに近いのではないかと思いますが、COVID-19に対する警戒心というのは各解答への割合をみると感じられるかと思います。

第一位の各エリアに合わせて観光客の人数を管理するとのことですが、この対策をしながら、「外国人観光客は●●島への滞在のみ許可」といったエリアを限定した観光客の受け入れも検討されています。

第七位の少人数旅行の増加については、タイから日本への訪日は個人旅行化(FIT旅行化)が多少加速する可能性が高いと考えられますので、ホテル内でのアクティビティなどタイのSNS上での情報発信が肝になってきそうです!!タイのSNS関連の過去記事はこちら**

3、外国人観光客にタイに入国してほしいと思っているか?

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ここの部分については、回答を見ることで「海外の国に対しての認識」が読み取れると思います。ただし、「世界」とざっくり区切っているので、100%日本が当てはまるとは思いませんので、その点ご留意ください。

<回答一覧>
第一位(54.39%):来てほしくない。まずは、タイ人がタイ国内旅行をしていきたい。
第二位(24.28%): 外国人観光客に来てもらって、経済を刺激する 国の収入を生み出したい。
第三位(21.33%): 来てほしくない。COVID-19感染拡大するから。

第一位と第三位を合わせると75.72%の方が「来てほしくない」と思っているそうです。この反応は、他の東南アジアのベトナムやフィリピンよりも圧倒的に慎重な回答といえます。しっかりと抑え込めているという自負がタイ人にある分、このような結果になったのだと感じています。

4、最後に

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こちらは、エムクオーティエというプロンポン駅の入り口を撮影した様子ですが、バンコクの建物の中には100%このような機械が備えられています。

いま、日本がするべきことの優先順位が高いこととして、「安全性を徹底しているよ!」という現在の取り組みの様子をSNS(特にFacebook)で発信することです!私は知っています、観光地の方も一般の方も日本人の皆さんが必死に改善していっていることを^^bその様子を伝えられていないことが悔しい。

「発信したいけど、どうしたら・・」「今後どのように展開していけば・・」という方、是非ブレスト会させてください!!そして、こんな取り組みやっているよー!という日常の工夫などある方は教えていただきましたら私のほうでタイ語にしてアップさせていただきます**

いつも暑苦しくてすみません^^
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます!
皆さんの記事も引き続き楽しみにしております**

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