見出し画像

創作のあしあと。

幼い頃から創作物が大好きでした。

絵本、漫画、童話、寓話、アニメ、ドラマ、映画など。特に大人びた作品が大好きで、好きだった漫画家は、一条ゆかり先生、岡崎京子先生、いくえみ綾先生、岡田あーみん先生。そんな漫画家に憧れ、漫画月刊誌を見よう見まねで模写し始めたのは小学校1年生の時。

時は流れ、学生時代は漫画家デビューを目指し漫画描きに明け暮れる日々を忙しく過ごしながら、東京の出版社をいくつかまわり、作品を酷評される一方で、“さあこれから”という時に自分に圧倒的に足りないと気付いたのは。

画力と表現力。

漫画家を目指しておきながら、画力が圧倒的に足りないと。
ある日突然、絶望する。

ふとまわりを見渡すと、友人たちは就職をしていて、働いていました。
時は2000年代初頭の就職氷河期。無我夢中で夢を追いかけ、学生時代は漫画しか描いてこなかった私を、正規の社員で雇ってくれる企業はなく、「とりあえず非正規社員でもいいや」という安易な考えのもと、地元の企業へ非正規社員として入社。

それから、一時は漫画家を志していたにも関わらず、実は絵を描くということがそれほど好きではなかったことに気付くまで10年。
だいたいの人が入社から5年で合格するといわれる正社員登用の昇格試験を毎年見事に落ち続け、正規社員になるまでに13年。

そんな私にもやがて転機が訪れます。

一番苦境の時に観た連続ドラマの台詞が忘れられず、ドラマのシーンをノートに書き留めたことです。

“ 明日もがんばって会社行こう ”

書き留めたノートを見て、真っ暗な気持ちがジンワリと火を灯したように明るくなり、そこからシナリオを読むことに興味を持ち始めました。
もともと漫画を描くという枠組みの中で好きだったプロセスは、プロット作成だったこともあり、シナリオとどこかでリンクしたのかもしれません。
それからは話題の映画を観る前にシナリオが発売されている時は、先にシナリオを読むようになりました。作品を二度楽しめます。

2020年1月より、本格的に脚本・シナリオを学ぼうと、まずは通信教育の勉強から始めました。以前より独学で勉強していたものの、漫画とは手法も作り方も違うため書き方がイマイチよくわからず…さまざま試行錯誤していましたが、知り合いの作家さんから地方在住でも学べるよと教えていただき、さっそく申し込みを。

偶然か必然か、今春、私の転機となったドラマの続編が放送されるようです。前作はこの13年間、もう何百回観たことか数え切れませんが、何度観ても人生の苦境時にはこのドラマの主人公の台詞が心に響き渡ります。

https://www.ntv.co.jp/haken2020/

今まで趣味程度で学んでいた脚本・シナリオですが、こうなったら本格的に取り組んでみようと思い、その経過や日々の思いをこれから書き綴っていこうと思いました。

今はそんな心境でこの文章を書いています。
今後、書き続けていけたら良いなと。

思っています。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?