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葦のつぶやき

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#現代詩

18歳

18歳

世とは大変憂鬱なもので。弱音を吐けば怠慢と言われ。向上を望めば、競争と称され。議題は比較と効率性。物質的な思考が贔屓され。ふと草むらに立ち止まって葉虫を眺める者には白い目。技術は他人を計る天秤で。人は血眼に中庸を求めて。他者には盲目で。道行先はいつも朧気。

譲歩なし

譲歩なし

権利など無い。お前に芸術の良し悪しを判断する権利も資格も、知識、知力もまるで足りていない。そもそも良とはなにか、悪とはなにか。全て独り相撲ではないか。独りよがり、線でも立体でも無い、点。行先を知らぬ、行先があることも知らぬ、選択肢の存在すらも知らぬ、無教養、不躾、品がない。その惰眠を貪る前に自己分析に時を費やせ、自己否定をする己を肯定せずにみえる景色など高が知れている。机の上にある蜜柑。お前は光が

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