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チェイテ城とか行ってきたよ【2日目:ウィーン空港→チェイテ駅編】

←前回【1日目:乗換と空の旅→ウィーン空港編】

思わぬトラブル(※トラブルではなく単なる私の勘違い)には慌てたものの、無事にウィーン空港へ降り立つことができた。ご飯が美味しいから何の文句もないよエバー航空。またあの朝ごはん食べたいな。帰りもよろしくエバー航空。

無事に荷物を受け取り(ボストンキャリーどう見てもめちゃくちゃわかりやすい)、レンタルWiFiの電源を入れ、いよいよ現地での活動スタート。


さてここからは地上旅。今回は鉄道移動がメイン。まずウィーン空港駅からウィーン中央駅に向かい、スロヴァキアのブラチスラバ中央駅で乗り換えてチェイテ駅に向かう。

ウィーン空港〜ブラチスラバ中央駅まではオーストリア国鉄ÖBBで移動。乗車券はネットやアプリで買える。駅には改札がなく、乗った後に切符をもぎりに来る車掌さんに証明となるQRコードを見せるという仕組み。

ÖBBのアプリ画面はこんな感じ。座席のクラスが1等とか2等とか選べて、指定席も取れる。

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Flughafen Wien Bahnhofが空港の駅、Wien Hbfが中央駅。片道4.2ユーロで日本円だと500円弱。

ウィーン空港の構内で繋がっている駅から電車に乗る。本当に改札がなくてそのままホームだ!出入りがスムーズなのはいいかも。

郊外っぽい景色から徐々に都市に近づいていく。

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雨降ってる。電車は10分ほどでウィーン中央駅に到着。

下りる時に、若いお兄さんがレディーファーストしてくれて、しかも「荷物持ちましょうか?」みたな感じでドイツ語で話しかけてくれて普通に戸惑う。そういえば欧米はそういう感じなんだった。日本ではありえない気遣いにソワソワしつつ、ダンケ!!!って元気に答えて、全然平気!ってジェスチャーをして、キャリーは自分で持った。うーん、こういう時どうするのが正解なのかな。でもありがとうお兄さん。

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……………さっっっっむ!!!!!!!ウィーン寒!!!!!!!

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乗り換えずっと構内だったから今回初めて外に出た!!!さっむ!!!

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乗り換えに特化しててわかりやすい駅だな。少なくとも名古屋駅の新幹線よりわかりやすい。あの下りる階段を間違えただけで異空間に降り立ってしまう名古屋駅は見習ってほしい。

とりあえず寒かったので屋根のある構内に向かう。

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ちなみにお手洗いは有料で0.5ユーロ。お手洗いの入口に改札みたいなゲートがあって、お金を払って入る。トイレには改札があるのか。有料トイレあんまり馴染みなかったけど、広いし綺麗だし全然いいな。

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…?

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…………………………?!???????

まさかウィーンで力士の広告見るとは思わなかった。えっ????何???????


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フフッ☺️笑

直訳で「バレエで相撲のような印象を」って感じ?よく見たら駅広告の案内?いやしかし一体何だと思われているんだ相撲…。

駅構内は私と同じような大きな荷物持った旅行者がいっぱいいる。なぜかアジア人を全然見かけないけど、みんな旅をしに来たのかと思うと心強いな。当たり前だが。

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予約してたレイルジェットに無事乗る。

ちなみにウィーン⇔ブラチスラバの経路は電車の他にも高速バスがあって、レイルジェットと比べると安いので旅費抑えたい人はバスの方がいいかも。私はバス自体慣れてないうえに乗り場と降り場にかなり不安があったため、今回は1番難易度が低そうでわかりやすい電車に。車窓の景色好きだし。


レイルジェットは無事に出発。ブラチスラバに向かう。ちなみに車掌さんに見せるQRコードはこういう感じ。これはブラチスラバからの便のもの。

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車両に車掌さんが来ると、みんな手際よくチケットやスマホ画面を見せていく。なるほど〜定期もカードになっててQRコードが付いてるんだな。雰囲気は日本の特急券の切符のもぎりと似てるけど、あっちは目視だし、こういう電子的な証明の方がお互い間違いないかもね。しかしどちらにせよ手作業だから車掌さんも大変だな。

この時来た車掌さんが、絵本から出てきたみたいな白髪白髭の背の高いおじいちゃんで、ビックリするほど綺麗な「ダンケシェーン」を聞いた。一瞬でおとぎ話の国に引き込まれた感じがしてちょっと感動した。は〜〜〜外国に来たって感じ〜〜〜

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田園風景が続く。この黄色いの何だろう??花畑に見えるけど、あまりにもだだっ広くて信じられないな。これ全部菜の花だったらなばなの里も真っ青だな…。

ウィーン中央駅からブラチスラバ中央駅まで1時間ほど。車内アナウンスはドイツ語で聞き取れない。途中、おそらく国境を越えたあたりからスロヴァキア語っぽいアナウンスに変わる。うむ、全く聞き取れない。

予定の時間と、アナウンスが言う「ブラチスラバ」をかろうじて聞き取って下車。乗り換えだー!

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色味が近鉄電車に似ている。

今日はこのままチェイテに行って、明日はまたここに戻ってくる。自分で作ったプランながらタイトだなー。本当はチェイテで2泊ぐらいしたかったけど、後々の家族知人への説明を考えてブラチスラバ泊を追加したんだった。限られた時間、乗り換えの間違いはできない…!

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ブラチスラバ中央駅からはスロヴァキア鉄道ZSSKを利用。コシツェ駅(Košice)もしくはジリナ駅(Žilina)方面行きに乗り、ノヴェー・メスト・ナド・ヴァフォーム駅(Nové Mesto nad Váhom)で乗り換えて、1駅。ブラチスラバからチェイテまで2時間ちょっと。

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スロヴァキア鉄道のチケットはこんな感じ。これの下にはQRコードが付いてる。この辺は全部公式サイトhttps://www.slovakrail.sk/en.htmlで購入。PayPalが使えて楽。

なお、スロヴァキア鉄道はGoogleMapに未反映。どこに行くにもGoogleMap頼りで生きてきた私、RPGとかの「魔法が使えない森」みたいな感覚に陥る。

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マジじゃん。ウケる。

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乗り換えるノヴェー・メスト・ナド・ヴァフォーム駅。道中の駅は他もだいたいこんな雰囲気だった。何となくタイのアユタヤとか行った時の駅を思い出す。

電車から下りようとした時、荷台に上げたキャリーがなかなか下せなくて手こずっていたら、見知らぬ背の高いお姉さん2名に助けられる。優しい。なんて優しいんだスロヴァキアの人。精一杯のスロヴァキア語で、ありがとうの意のダクウェム!ダクウェム!!!って何回も言った。旅行者にはそういう気遣いが何よりも嬉しいね。日本ではそういう姿もなかなか見ないからさ。私も旅行者には優しくしよう。お姉さん達にたくさんの幸あれ…。

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これが平成最後の乗り換え。

ノヴェ…なんとか駅からは1駅でチェイテ駅。現地の発音ではチャティッチェ(Čachtice)。凄い。本当に着いた。実在したのか。

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チェイテ駅。黄色くてかわいい。

下りる人が何人かいたものの、全員が私の思ってる村の方向とは逆の方向に歩き出して不安になる。私…方向合ってる…?

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皆さんが歩いてった方。何があったんだろう…お家かな…。

さて、気を取り直して村の方向へ歩き出す。いつの間にか雨も止んでてありがたい。地図で見ると村の中心地までは徒歩20分くらい。住宅街を抜けて行く。

郊外によくある、立派な戸建ての家ばかりだな。あとめっちゃ大型犬に吠えられる。

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「チェイテ城」の表示がある!

住宅街を抜け、丘を越えるようにして歩いていくと、村のような風景が見えてきた。

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道の両側、墓地じゃね?


→【2日目:チェイテ村(到着)編】に続く

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