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チェイテ城とか行ってきたよ【2日目:チェイテ村(到着)編】

←前回【2日目:ウィーン空港→チェイテ駅編】

※今回は駅→ホテルのチェックインまでだよ。

(前回までのあらすじ) スロヴァキア共和国トレンチーン郡、チェイテ村のチェイテ駅に着いた!

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2019年4月29日関空18時の便に乗り込んでから移動による移動を重ね、チェイテに到着したのは4月30日の現地時間15時。日本時間だと同日22時。所要時間28時間くらい。乗り換え3回あったしな…。よくよく考えたらノンストップで日本からまっすぐチェイテまで来たんだ。ちょっとヤベー人みたいだな。(今更)

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駅から住宅街を抜けて村の中心地へ向かう。

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道の両側…墓地なんだ………ストリートビューで見てたけど、思ったよりすごい規模だな。広さ的にちょっとした団地ひとつ分くらいあるのでは。田舎の父の実家の墓地といい勝負かも。しかし久しぶりにこういう思いっきり土葬式な墓地見た。久しぶりというかドラクエで見た気がする。そういえばバートリ夫人もカトリックだったらしいしここもカトリックなのかな…。

ジロジロ見るのもアレなので写真撮るのはこれくらいにしとこう。それにしても綺麗にされてるしお花がたくさん添えられてて嫌な感じが全然しない。駅からのメインストリートなだけある。

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小さな川を越える。ん?川?これ山から続いてるのかな…。海って相当先だろうにどこまで続くんだろ?(海沿い県民の素朴な疑問) 反対側では親子が釣りをしていた。

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遠くから見えてた建物が近づいてきた。教会かな?玉ねぎ型でかわいいね。

左の畑(よく見なかったけどブドウ畑かな?)に黒いネコチャンがいたけど目が合う前に逃げられてしまった。私はどの国でもネコチャンに逃げられてしまう…天を仰ぐ…。

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歩いてるといきなり石造りの壁が出てくる。そ、そんな…松坂城じゃあるまいし…!(※石造りの城壁だけがある三重県の観光名所だよ。) 古く見えるけどいつからあるんだこの石壁。道狭くなってて車のすれ違い大変そう。

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城壁に見えなくもない?

石の高架を抜けて、さらに進む。

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うわーーーー!!!!ビックリした!!!!!

これか!!!2013年に造られたという木像のエリザベート・バートリ像(4m)!!!!でっかーい!!!

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木に隠れてたから向こうから全然見えなかった!!!ははー、これはなかなか。ドレスのふんわり感が素敵でいらっしゃいますね。(※急に推しに出くわすと評論家になってしまうタイプのオタク。)  下の人、多分犠牲者代表なんだろうけどめっちゃ「ウェーッ」て顔してる。かわいそう。

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残業が終わらない時の私だ。

急に親近感湧いた。頑張って生きてほしい。

像の向かい側には謎の鳥かご。

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フォロワーに言われて気づいたけどもしかしてこれ「血を取るために作った内側トゲトゲの籠」ってこと??『ダンス・マカブル』で読んだぞ。エルジケ可愛いね。しかしそれにしてはトゲトゲなかったし下には野生っぽいお花が咲いてたな…。一周回ってエモさある…。


さて、村の中心地に着いた。まずは近くにあるらしい今日のホテルに荷物を置いて、チェイテ城に行こう。

ホテルの場所はすぐわかったんだけど、入り口がわからぬ。私には入り口がわからぬ。確か14時からチェックイン可能だったと思うんだけど、そういえばウィーンで予定より遅い電車に乗ったから予約した時のチェックイン予定時間より遅く着いてしまったんだった。メールしておけば良かったな〜などど考えつつ、鉄格子(閉まっている)に貼ってあるスロヴァキア語の案内に目がつく。文字と数字が書いてあるけどさっぱり読めない。

こんな時こそ現代の翻訳コンニャク、Google翻訳!!!頑張ってカメラ機能!!!

(※この辺も普通に慌てていたので写真がないので参考画像は代用)

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カメラで任意の文字を読み込んで、自動で翻訳してくれる。マジですごい。実はカメラ機能はこの時初めて使ったんだけど、もっと早く使っておけば良かったとしみじみ思った。翻訳コンニャクや…。

案内の文字をGoogle翻訳で読み込むと、「用がある人はこの電話番号にTELしてね!」ということだった。

え!?!??TELすんの!?!??スロヴァキアで!????そもそも国際電話なんて使うつもりなかったから結構(請求が)リスキーだな!?!??電話………電話かー!!!!せめてメールなら…いやでも今すぐ荷物預けたいし、このままこのキャリー持って行くのは明らかにしんどい………電話…するしかないのか………!!!

と、まさに機内モードを解除して電話をかけようとした瞬間、奥の建物からホテルの人っぽい小柄なおばさまが出てきた。た、助かった。フロント兼店舗の扉を開けてくれた。

チェックインしたい旨を伝えようとしたら、なんか手応えがおかしい。あっこれ私の英語通じてないな。私の言い方がおかしいのかそもそも英語がメジャーじゃないのか、ともあれコレは「伝わってない」感覚だと察知。地方っぽいしもしかして…と来る前から思っていたけどいざとなると超焦るな。

やや慌てつつ、スロヴァキア語で印刷しておいたBookingドットコムの予約書を見せたらわかってもらえて、無事にチェックインさせてもらえた。落ち着いて考えたらそれこそGoogle翻訳使えばよかったし、予約のスマホ画面を見せれば良かったのでは?と思う。とりあえず紙ベースでも用意しててよかった。

以前USJで遊んでた時にスマホがいきなり壊れたことがあって、その時は家に帰るだけでもめちゃくちゃ困って大変だった。その教訓で予約してる系は印刷して持っていっていたのだ。えらい。

料金は前払い、素泊まり1泊約37ユーロ、4,300円くらい。安っ!ここ、この村で1番いいホテルのはず。ありがたい。ちなみに今回の旅では1泊ごとに都会に近づいていくため、ホテルの値段も都市ごとに数千円ずつ上がっていくぞ。RPGゲームの街みたいだね。財布には優しくない。

無事に鍵を預かって、チェックアウトの方法を教えてもらう。おばさま、軽快なジェスチャーで超わかりやすく教えてくれた。気を遣わせてすまない…でも超ありがたい…。ダクウェム!と応えたところで、安堵が思わず顔に出てしまったのを自分でも感じた。

それを見たおばさまがフフッと笑って、小さい子にするみたいに、おばさまの手のひらが私の頬に優しく触った。特に意味があるわけじゃなくて、欧米にありがちな本当に軽いコミュニケーション。でも、び、びっくりした。普通にドキッとした。悪い気は全くしなくて、むしろめちゃくちゃほっこりして、緊張が溶けた。魔法だったのかもしれない。中学生の時に行ったオーストラリアのホームステイ先で、お別れの時にしたあったかいハグを思い出した。


時間かかったけど、ようやくホテルの中へ。

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廊下に肖像画…!!!

高知の旅館に泊まった時、あらゆる所に坂本龍馬の写真だの絵だの陸奥守吉行だのスミス&ウェッソン(S&W)モデル2・アーミー32口径だの飾ってあったけどそんな感じじゃない?????

チェイテに来る前は地元におけるバートリ夫人の立ち位置があまり掴めていなかったので、「三重県桑名市における本多忠勝」くらいかな(※めっちゃコアなファンが観光に来る)と思っていたのだけれど、むしろ「高知における坂本龍馬」なのか??やはり歴史上の人物で売っている観光地だったか…ちょっと安心した…笑

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今日のお部屋。誰だこのおっさん…!!!歴代城主の誰かかな…?

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バスタブ付きのお部屋(意味深)にしたよ。

思ったより広くて快適そうな部屋でよかった。強いて言うならトイレットペーパーの残量が少なくて気になるけど、なくなったらフロントに相談に行こうか。人いるかなフロント…笑。

荷物を整理して、身軽な荷物に整える。この後はいよいよチェイテ城に行く。徒歩40分らしい。

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ちなみにこちらはチェイテ城の公式サイト。もちろんスロヴァキア語。けれど恐れることはありません、私の手の中には既に現代の翻訳コンニャクがあるのですから。

もともとチェイテ城に行くにはルートが2つあって、このチェイテ村よりも城側にある別の村から行く方が若干近いらしい。でも私はチェイテ村に来たかったし、そっちの近道ルートに比べてちゃんとした道になってるっぽかったので、今回はチェイテ村からのルートに。でも普通は車で行くっぽいな??

少し部屋で休んで行く。けど早く行かないと日が暮れちゃうな。ノンストップでここまで来た、あともう少し。

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やっぱり存在感すごい。

→【2日目:チェイテ城編】に続く


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