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茶の湯暮らしのための古町家(明治築)修繕(DIY)レポートその2

ビフォー

2017年からはじまった和雪庵リフォーム作戦続きです。(その1はこちら
物件選びの記録はTumblrにまとめてあります。

建物の中で最も痛んでいたのは二階でした。とくに壁表面はかなり痛んでいて、塗り直すとかなりの予算を割く必要があります。二階は主に事務部屋として利用するので、そんなに予算をかけられません。というわけでDIY壁塗を頑張りました。まずはビフォーから。

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窓枠と壁に隙間があり、外が見えてました。また窓自体も木製なのですが相当傷んでおり、そのままでは使えない状態です。

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ガラスは割れていました。

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最も大きな壁面では右下に穴が空いていました。この壁の向こうは水屋の天井裏になります。

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そしてなにより、押し入れの天井板の一部がなくなっており、なにか得体の知れないモサモサしたものが覗いています。

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藁のようですが…なぜ??

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押入れの中は棚で仕切ってあって、そのままでは少々使い勝手が悪そうですので、ここもなんとかする必要がありました。

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あと、壁に謎の大穴が空いていました。窓の下方なので、ヒーター系のなにか? の跡かもしれませんが、これを塞ぐのに苦労しました。

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2階作業レポート

まず取り掛かったのが畳の撤去。そして押入れの棚板撤去と壁紙(本当の紙)の撤去です。古い新聞が出てくるかと思っていましたが、昭和38年のものでした。(それでも十分古いと思いますが…)養生の代わりにもなるのでそのまま敷いておきました。

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がんばって棚板を外しました。

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さらに押し入れの天井板も外して、藁? をおろしました。天井裏がよく見えます。そしてこの藁、何かの巣かと思いましたが、そうした痕跡もなく謎のままです。

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次に行ったのが隙間埋め。補修には石膏パテを使っています。吉野石膏のタイガーパテを使っていたましたが、セメダインの軽パテのほうが楽かもしれません。水分の調整が難しいです。

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角の穴はコンセントボックスを追加して、あらゆる方法で穴埋めを試しました。見た目以上に大きな穴なので、本来は壁をある程度壊して塗り直すのですが、そこまでしたくなかったので。電源コードが見えていますが、水屋の天井を撤去した際、裏側から電気屋さんが見つけてくれたので、配線してくれました。

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とにかく作業が細かく大変でしたが、この作業のおかげで隙間は現在でもありません。

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次は養生を強化して表面処理の下準備に入ります。

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養生強化のあと、下地シーラーを塗りました。二階壁面で5個使いましたので、約20kg塗布したことになります。塗布にはローラーを使いました。

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下地作業の後にやっと表面材です。今回はフジワラ化学の珪藻土を利用しました。二回だけで3缶消費しましたので約30kgです。

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まずは目立たないところから塗り始めて慣れてから、表面を一気に仕上げました。

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二階は二部屋あるのですが、一つは蓬色でもう一部屋は青色にしました。

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塗りながら壁面の凹凸に気がついた部分をパテで埋めながらという作業を繰り返し、壁の塗り直しだけで1ヶ月ほどかかりました。

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とにかく、体中汚れるのでヤッケは必携です。

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こうして珪藻土塗布作業をなんとか終えたところで、電気配線とフローリング化に着手なのですが、この作業はプロにおまかせしました。片付けながら床板にナンバリングして、外してもわかるようにしてあります。それにしてもゴミの量が半端ないです。

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床板を外して電気配線作業と同時に、1階の天井裏が汚れているので、合わせて掃除をしました。

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天井裏を見ていると、当時の製材所の札が貼ってありました。

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富山県の射水の方から取り寄せたみたいですね。天井板が見えている間に、大きな隙間は金網でガードして、外からの侵入を防ぐ加工をしました。

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掃除後は床板と天井板の間に断熱材を入れ、主に防音効果を高めます。直下が茶室なので。

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このあと床板を閉じて下地材が貼られました。

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次に窓枠のアルミサッシ化が完了し、プロの作業で残るのはフローリング材を貼るのみとなりました。

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この間に光ファイバーの取り込み口取付作業などが進みました。

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エアコンの取付用下地材

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ここまででプロの作業が終了したので、残った壁面の作業を進めます。押し入れ内の壁がそのままなので、ここを加工しました。

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また大穴の空いている壁面がそのままだったので、漆喰を下地として塗り、珪藻土で仕上げました。

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その後押し入れ内の残りの壁を漆喰仕上げしていきます。ここは塗装業をしていた弟のちからを借りました。自分たちでやるより3倍ほど速い速度で塗っていましたので、プロとの差を感じた瞬間です。

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忘れてはいけない押入れ天井板も水屋と同じ方法で作業できました。

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アフター(ほぼ完了)

主には壁面と床面の改修作業でしたが、柱の塗り直しや天井板の隙間を埋める作業、照明の取り付けなどをこなした写真が以下です。押し入れ内の壁面はフローリング板のままではなく塗装しました。

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この時はまだ障子紙を貼っていません。引っ越し完了後、障子紙・襖紙の張替え作業をしました。また収納の関係で階段上に物置を増設しています。

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手前の板はとりはずせます。

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こちらの壁も珪藻土で塗りました。

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記事を読んでくれてありがとうございます。(_ _)
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「ことほむ」ではゲームコンテンツ・アニメーション作品設定時代考証、観光プロモーション企画・マーケティング・デザイン企画をやってます。僕はWordPressとマーケティング担当。妻が和雪庵という茶室を開いており、茶書研究・茶道体験・お茶ゼミを開催していますが、流行り病で閉庵中です。