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非Adobeメインストリームの時代に⁉

Adobe MAX2021、見てますか?

AdobeソフトはCS6を最後に使わなくなったんで、かれこれ10年近く…とはいえ、IllustratorCS6も時々使っていたのでそんなには経ってないかな? ともあれ、Affinityシリーズに乗り換え、映像編集はDaVinciに移ったこともあって、Adobe製品はXDとPDFくらいに。

ペーパーメディアのデザインが激減してDTPしなくなったこともあるので、出番が少なくなったことと、代替アプリケーションが増えたので、選択肢がAdobeだけじゃなくなったというのもあるんですよね。

という前提でMAX見てるんですけど、やっぱりAdobeアプリはすごいと思う反面、何に使うのか? Adobeが向かう未来にモヤかかってる印象を受けます。まあCCユーザーって240万人くらいだそうで、離脱ユーザー数も想定内と発表されてるから、拡大思考ではなく、このユーザー内のクリエイティブツールとして先へ向かうのだろうなぁ。

オールドメディア対応が目立つ

オールドメディアが悪いわけではなく、あくまでもAdobe MAXでの内容からそう感じるわけで。Adobeの判断としては、CCアプリで担えるニューメディアは未だ現れていないと考えているように思えます。

ただ業務をこなす側として、特にフリーランスや小規模事業者にとって、Adobeアプリの動向は仕事と直結する事例が多いかと。

そこから見ると、メインツールとしてAdobeを据えることは少なくなりそう。特に3DCGまわりはメタバースと連携が取りにくいので、テクスチャはPhotoshopで作って、実際にテクスチャリングはBlenderで行ったり、UnityやUnreal Engineで行うというフローになりそう。

そうすると、別にPhotoshopじゃなくても、AffinityシリーズでもPixelmatorでも構わないわけですし。

動画編集もPremiereに頼らずとも、DaVinciやEDIUSでいける。Fall Downのワークフローに組み込まれているなら、Premiere+After Effectsというのは考えられるけど、メインストリームにはなりずらそう。

ニューメディアは細分化されたメタバースに

ネットコミュニケーションのサービスって、だいたい10年くらいで下火になっていきますね。まず2ちゃんねるが2002年ごろから既存BBSに変わって盛り上がり始め、2012年頃から陰りが見え始めます。並行して2004年にmixi開始。2011年で区切りが見えます。変わってFacebookが2008年に日本へ上陸。2021年現在、利用は減少傾向。(facebook社は社名をmetaと変更しますね)SNSではないですが、マイクロブログとしてTwitterも同じ頃日本に上陸してます。後を追ってinstagramが2012年に。すべて10年に到達しようとしていたり、すでに10年を超えていたりしますから、ポストSNSが見え始めたといったところでしょう。

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言い方は悪いですけど、考えない人が増えているので、文字によるコミュニケーションはどんどんタコツボ化していきますし、短文による反射だけしかしない人はTwitterのようなマイクロブログに収束していくでしょう。文字すら読まない人は映像系のサービスに収束していくでしょう。

みんなそれぞれの居場所(バース)に収束していくので、タコツボすべてを貫く情報のあり方はどんどん縮小していくでしょう。だからメタバースって言われるようになってきたんですね。

ちなみにタコツボを貫く情報メディアは無理だけど、タコツボを横断できるものに「キャラクター」があると考えてます。まあ、その話は別のスレで。

オールドメディアに強かったAdobe。メタバースに参入するのはちょっと難しいなって感じました。


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