Mリーガーに1から麻雀を教えます【逆境の萩原編】
こんにちわせりん、わせりんです。
今日は、贅沢な日です。
なんと、あのみんな大好き萩原さんと、
麻雀が下手なんじゃないかと疑われている日向プロのダブル登板だからです。
同卓している人が魚谷プロと佐々木プロですから
寝ぼけながら見ても「はぎなた」の二人に注目せざるを得ませんでした。
お分かりのように今日はこの二人がメインとなるのですが、故意にこの二人の記事をピックアップしたわけではありません。
あくまでも、なんかおかしな打牌ないかなあと見ていたら私のメモ帳が「はぎなた」だらけになったので仕方なく取り上げるのです。
萩原プロは本当に頑張っていたのでしっかりと記事にしておきました。
今日は七部構成になっています!
◉はじめに
今回取り上げるテーマは「第一打を打つまでに考えること」です。
みなさん、普段やっている麻雀を思い出してください。
何を考えて第一打を切っていますか?
ほとんどの人が配牌をみてこの牌姿ならホンイツに行くとかチートイに行くとか、リーチを目指すとかそういうことを決めていると思います。
東場は基本的にはそれでいいことが多いのですが、南場に入ってくるとそうもいかなくなります。
例えばです。下家にアシストした方がいい状況だとしましょう。
このアシストした方がいいという事実にはどこで気づきますか?
局が始まって、牌をつもっては切ってを繰り返しているときに発明家のように頭に電球が光って思いつくんですか?
残念ながらほとんどそんなことはありません。
適切にアシストできる人というのは第一打の前に
「こうなったらアシストした方がいいな」と考えている人だけがアシストできるのです。
何もアシストに限ったことではありません。差し込み、絞り、点数状況判断などは麻雀を打っている時には思いつくことができません。
麻雀って局が始まったら考えることだらけなんですから。
少なくとも、第一打を打つ前に大きな指針を立てておいて、状況に応じて舵を切って行くのです。
だから第一打はすごく大事です。
正確にいうとその一打に何を切ると期待値が〜ということではなく、その局どうするかという考えが第一打に反映されるのですごく大事ということです。
今回は、そんな第一打を切る前に考えておきたいことっていうのを後半に紹介しています。それをメインとしました。
日向プロと萩原さんはただ絵を合わせようとしていた(それもうまくやっていませんでしたが)のでこの機会にみなさん勉強しましょう。
それでは元気よく日本一ためになる
Mリーグ批判記事に参りましょう。
Mリーグセミファイナル4日目の1試合目の分です。
いつも通りセミファイナルの状況のおさらいから。
もうわかってるよという方は点線内はすっ飛ばしてください。
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【Mリーグセミファイナルシステム】
セミファイナルシリーズは各チーム16試合。レギュラーシーズン終了時点まで稼いだポイントの半分を持ち越す。上位4チームがファイナルシリーズに進出します。
現状のポイントはこちら
*[Mリーグ成績速報(Twitter:@mleague_results)様より引用 ]
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早速事件簿1からいきましょう。
◉事件簿1:萩原さん、プロになる
今回のミスレベル:5/100(萩原さんなら上手なレベル)
東二局、萩原さんが日向プロのリーチに7sで放銃した場面
わかりやすいように牌譜にしました↓
萩原さんの手牌を見てみると、安手&愚形と言う親リーチに危険牌切ってまでとても押せる手ではありません。
この放銃は良くない放銃かなと思ってしまいそうですが、
もっと良く見てみると安牌が3sの1枚しかなくその1枚を切ると完全に手が死んでしまいます。
私は、それでも唯一の安牌を切ることを推奨しますが、7s切りというのは結果としては放銃していますが選択肢として大いにあり得ます。
降りるのと違い、一応のテンパイが取れ手替わりも多少ある状態にすることができます。
もっと重要なのは7sが2枚あるということです。
とりあえずこの7sを切ることで、次危険牌を引いたらまた7sを落とせます。
このように、押すか引くかどちらも微妙な手で、押した時に安牌が増える選択をすることは後の降りるという選択肢の成功率を上げるため、いい選択になることが多いです。
今回はあまりにも自分の手に価値がない上に、ドラが見えてないので強引におりた方が若干いい気はしますが、ここまで考えて7sを萩原さんが切っているのであればプロの仲間入りをしたと言っていいいでしょう。
みなさん!どうですか!
萩原さんも一生懸命頑張ってるんです。立派なプロです。下手とかそういうのもうやめにしませんか?みっともないですよ。
私も心を入れ替え今後は萩原プロと呼ばせていただきます。
◉事件簿2:佐々木プロ、ブラフを使う
今回のミスレベル:0/100(全然OKなレベル)
東四局、佐々木プロが9sを切った場面。
わかりやすく牌譜にしました↓
おい!はぎなたはどうした!
と言われるかもしれませんが安心してください。褒めてる記事です。
さて、ここで注目して欲しいのは白が二枚切れているという点です。
佐々木プロはホンイツの仕掛けをしています。
しかし白が二枚切れということは白は雀頭で使うしかなく、そうするとターツがたりません。
この場合の9sはペンチャンやカンチャンのターツを生むため、本来は非常に重要な浮牌です。
なのでこの打9sは間違い!と言いたいところなんですがちょっと状況をもう一度見てください。↓
この手間に合いそうですか?笑
巡目は中盤、自分はまだ苦しい苦しいリャンシャンテンです。
そこで登場するのがブラフという概念です。
めちゃくちゃ性格が良く、麻雀が強いと言われているある人がこんなツイートをしていました。
まさにこれです!
ここに言いたいことが凝縮されています。
今回は、佐々木プロはホンイツで発進したけどもうまくターツができなかったわけです。
幸いにも捨て牌はちゃんとホンイツ模様になっていてソーズを余らせるとプレッシャーを周りにかけることができそうです。
このように、あがるだけではなくて自分の状況をきちんと把握してできることをするってのは、まさに他のMリーガーと違う純正Mリーガーという感じです。
まあ、この手は9sにくっつくとターツが揃うので実際には絶対あがれないほどでもないとは思うんですが、ここで9sを切ることは佐々木プロの周りからのイメージとかも含めると選択肢として十分ある話だと思います。
9s切ってもあがり目残りますしね。
面白かったので記事に取り上げました。
佐々木プロこんな濃いメンツの時に取り上げて大変申し訳ありません。
◉事件簿3:日向プロ、真のバカホン
今回のミスレベル:80/100(カラオケで初めて歌うんだよねと保険をかけてしまうレベル)
南一局、日向プロが4mを切った場面。
バカホンを知らない人のためにバカホンの説明をしておきましょう。
[バカホン] 鳴いてドラや他に役のないホンイツのみの2翻の手のこと。
ホンイツのくせに鳴いて2000点かよ、バカじゃないのみたいなそんな意味合いですね。
意味は違いますがわせりん基準ではこれはバカホンでしょう。
この場合はホンイツにする意味のないバカなホンイツということですね。
もう単純に点数的にほとんどホンイツ狙う意味がないですよね。
まあそれか、ホンイツ狙っておけばカッコよく見えるからそうしてるんだと思います。ファッションホンイツです。
そもそも、46mを残しておけばホンイツでなくともイッツー+ドラで5200が普通に見えますし、西と北が役牌でないために重ねてもマンガンにすらなるかわかりません。
シャンテン数ももちろんあがりますから平場でも西か北でしょう。
この状況であればなおさらですよね。
南場に入った時に何を考えているのでしょうか。
この局面で考えるべきことは
・局をリスク少なく流せるか
・下家のラス目のお友達のアシストができないか
この二つでしょうね。
自分の手がまとまってる分、あがって局を流すという結論になりそうですね。
その場合は46mを残しておけば鳴いてのイッツーや發のポンテン、ダマテン等あがりが一番豊富そうなんでこちらのルートに行くべきでしょう。
そもそもこのくらいの点数で南場に入った時にはふつうううううううううううううううううううううううううううううううううううううの考えでは局を流したいので
打点:5 速度:5→打点2 速度:8
くらいのバランス調整がされるはずですよね。
それなのにここでこの平場でも狙わないような打点を追うって
打点:30 速度:0→ 打点29 速度:1
とかいうガバ調整でもしてるんですかね。それかホンイツあがるとパジェロがもらえるとか。
どちらにせよこの46mを切るようではとても何かを背負ってるプロとは言えません。
反省に反省を重ねて反省を背負ってください。
◉事件簿4:萩原プロ、撮影で疲れる
今回のミスレベル:70/100(弔辞←いまだになんて読むかわからないレベル)
南一局、萩原プロが6sを切った場面。
萩原プロが終始前屈みで牌姿が見辛かったので、わかりやすく牌譜にしました↓
えーと、特に学ぶことはないんですけど。
とりあえず東を切りましょうか。
最近、役作りのために坊主にして役者を頑張っているっぽいんで麻雀のミスなんかどうでもいいことは言いたくないんですがこれは東切った方がいいですね。
ぴんずぶぶんににどうけとかあるしひがしよりもろーそーのほうがめんつになりやすいですからね。
いや、私がこれ取り上げたのは勉強になるというよりも本当に疑問で、
これ何をどう考えて東を残してるんでしょうかw
まじで理由が見当たらなくて困惑しました。
これは適当に切ってると言われても仕方ないような気がします・・・
誰か理由わかったりなんか思いついたら教えてください。
このまま理由がわからないと萩原プロではなくただの俳優萩原聖人になってしまいます。
◉事件簿5:日向プロ、何をしていいかわからない
今回のミスレベル:30/100(夜中にラブレターを書くレベル)
南三局、日向プロが4sを切った場面。
わかりやすく牌譜にしました↓
何気なく切った4sに見えます。
検証の前にまず、状況を整理します。
・自分が今ダントツのトップ目で南三局だということ。
・現在二着目の親番であるということ
・下家に親がいるということ
・ドラが6pであるということ
☆この局を流せばオーラスに自分が二着目の上家であるのでアシストや絞りができることと、二着〜四着が近いために早上がりが行われてかなりトップが期待できる。
少なくとも星マーク以外の四つはこの局の第一打を切る前に考えておきたいです。
星マークに関しては次の局がどうなるかという発展的な思考のために、慣れてきた方は考えられるようにしていくといいと思います。
この状況をまとめると優先されるべきは
親を流して局を進めること。
になるはずです。あがって親を流すのが一番いいですが、あがることは手段であり目的ではありません。
あがることができないのであれば、他の方法で親を流すことを考えるべきです。
差し込みやアシストはもちろん、下家が親なのですからメンツを崩してでも鳴かせないというような思考も大事ということです。
何度もいいますがあがることが目的ではないのですから。
さてもう一度さっきの場面を見てみましょう↓
上家の魚谷プロからリーチが入ってます。
差し込みでも悪くないのですが素点が減るんでまあできるだけしたくないとしましょう。
だとしたら、次に考えることは親にテンパイを入れさせないことでしょう。
この4s切りは今なすべきことが見えてない、自分の手牌しかみてない非常に視野の狭い一打と言わざるを得ません。
目的が親を流すことなんですから、リーチの現物よりむしろ親が鳴きそうにない牌を優先して切るべきです。
仮に親に鳴かせないようにしたために、魚谷さんに放銃したって別に悪くないですからね。
ここは一応のケイテンや魚谷プロのリーチに当たりにくいことも考慮して4mとか9mあたりを切るのが一番いいとは思います。
◉事件簿6:日向プロ、また何をしていいかわからない
今回のミスレベル:40/100(一人暮らしなのに人参を袋で買うレベル)
南四局、日向プロの第一打。
わかりやすく牌譜にしました↓
日向プロは自分であがりに向かって東を切ってますが、このようなオーラスに自分の手が良くない手の時に必ず考えないといけないことは下家をアシストできるかどうかです。
第一打を切る前に、自分の手しか考えていないから、こんな打点低い、リーチしないといけない、バラバラな手を進めることになるのです。
この局面はかなりアシストに特化した方が良く見えます。
アシストをする際にはまず、下家が鳴きたいかどうかを考えます。
この状況では俳優萩原聖人はトップとの点差が大きく離れており、三着四着との点差が近いことから鳴いて二着を確定させに行きたい状況です。
そこにアシストできるんですから日向プロの手くらいならアシストした方がいいということですね。
このように、オーラスなどは自分の手をあがるという方向以外の選択肢を考えることが多くなります。
アシストはその代表例です。
アシストを受ける人の席に頭の中で座ってみて自分が鳴きたいと思ったらアシストできるということなのでそういいう時には考えてみましょう。
アシストについて二つ重要な点をまとめておきます。
①アシストする場合にはどのように牌を切っていくか。
自分が尊敬している人のツイートにこんなものがあります。
そうです。アシストはどのような牌を切るかはあまり考えなくていいです。
まあ、筋がかぶらないように順番に切っていければそれでいいと思います。
それよりも何よりも下家にアシストしてくれる!と思わせることが大事です。
アシストしているとわかれば今後も鳴けることを期待できるんですから無理なクイタンとかに一気に行きやすくなります。
ということですね。
②どのくらいの手でアシストすべきか
一番、ここが悩むところかと思います。
自分の手に和了が見込める場合、アシストと自分があがりを目指すのがどちらがいいかということですね。
ざっくり基準を設けるなら
・下家が鳴き手と分かっている場合は好形確定のイーシャンテンか鳴ける好形リャンシャンテン位がボーダーライン
・下家が鳴き手と分かっていない場合は好形確定のリャンシャンテンくらいがボーダーライン
となります。これよりも悪い手ならアシストした方がほぼ良く、これよりいい手なら自分があがり目指した方がいいということですね。
これに関しては理由を話すと、すごく長くなるのでそのくらいがいいんだなと覚えておいてください。
どうしてもなぜか知りたい人は(こちらの二つの参考記事→1、2をご覧ください)
なので、いい手なので普通に進めていたけども下家が鳴いた瞬間にアシストに回るという時ももちろんあります。
これを基準にアシストに慣れてみてください。
以上がアシストに関してです!アシストは思ったよりも重要な技術なんで学んでおきましょう。
下家萩原さんだとアシストしても意味ないんじゃないwwww
って思った方。萩原さんを舐めすぎですよ。
◉事件簿7:萩原プロ、プロを辞める
今回のミスレベル:200/100(反省して坊主にするレベル)
南四局、上家の切った7sを萩原がスルーした場面。
わかりやすいように牌譜にしました↓
これはMリーグのクソスルーオブザイヤーでしょうね。
点数いらないですからね。二着を守ることが先決。
前にnoteで取り上げた大事件、瀬戸熊ダブ南スルー事件よりもよっぽどひどいと思います。
私がチームメイトならキレます。上家でもキレます。
これをチーして8pであがるのと、面前で7sとか8pを引いてあがるのどっちが簡単だと思ってるんでしょうか。
片あがりが嫌だったんでしょうか。例え片あがりでも当然鳴くべきだと思いますが、今回は5p引いても1s切ってタンヤオ移行ができます。
片あがりのデメリットももともと低いですがより一層低いです。
俳優業で忙しいから見過ごしてあげたいところですが、おそらくただの俳優でも鳴くでしょうからこれは言い訳できないミスでしょう。
そもそも、最高峰のリーグなんですよね?
スルーもスーパー下手だし、最高峰なら例え気が狂って鳴かない方がいいと思ってても上家信用して鳴きそうなもんじゃないすか?
上家が今回はなんと日向プロなんでスルーしたくはなりますけどね。
とりあえず、このレベルの麻雀を見せて魅せる麻雀みたいなことは今後言わないでください。
余談ですがこの後、魚谷プロにまくられて俳優萩原聖人は三着に落ちてました。
あと、さっきの
これ撤回します。大変申し訳ありませんでした。
◉おわりに
今回は、はぎなた二人の独壇場となってしまいました。
二人の数あるファンタスティック打牌の中でもちょっとマニアックなところを取り上げました。
今日は普段あまり使わない考えが満載だったと思います。
参考にしてみてください。
今回のMリーグを見て思ったことは
プロの中でも差が大きすぎるということです。
佐々木プロや魚谷プロはプロとしていい麻雀を打っているのに、はぎなたの二人はプロとしてとかではなく、普通にそこらの雀荘にいる人より下手な麻雀打ったりします。
まさかMリーガーの選手って適当に選ばれてます?
まさかそんなことないですよね。まさかね。
一つの記事では判断できないので今後もたくさん記事にしていこうと思います!
末長くお願いします!萩原さん、日向さん!
あと、面白かったらリツイートな。
拡散しないと意味ないんだよ。ハートマークつけてる場合じゃないんだよ。
嬉しいけど。
ではまた次の記事で!次は新作出すかも。
Mリーグは茶番。
【SNS関連】
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