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大学受験、一番大切にして欲しかったことは

こんにちは。

現役時、4校8学部受験し、見事に全落ちをしてくれた息子。

しかし、私たち夫婦は驚きもしませんでしたし、落ち込んだりもしませんでした。彼の元々の成績や、これまでの勉強量を見ていれば、それは驚くことでもなかったからです。
むしろ想定していたことでもありました。

もちろん、早稲田大学を目指して塾に通い始めた高2の夏(その時点で偏差値30台)から、彼なりに努力していたと思いますが、それでもまだまだ厳しそうなことは、本人の口からも聞いていました。

現役で大逆転するのであればそれが1番ですが、現実問題というものがありますから、もしも早稲田が全部不合格だった時、どこまでなら進学する気持ちがあるのか、浪人についてどう考えているのか、何度か家族で話し合いました。

主人の考えは…

うちの主人は、実は二浪の末に早稲田の門をくぐった人間です。
あの頃は子どもの数も多く、浪人は珍しいことではなかった時代とも聞きます。

実際、私が中学生の時に通っていた代ゼミでは、夏期講習期間、休み時間に外でタバコを吸っている、今思うと浪人生だったんだろうな、という人たちが大勢いました…
(タバコを吸っているということは…◯浪でしょうか^^;)

話が逸れましたが、二浪経験者の主人ですから、もとより浪人に対してマイナスイメージはなく、抵抗もありません。
なので、本人がしたければすればいいんじゃない?という、なんともライトな言葉。

ですが、実際に浪人するならどんな覚悟をしなければいけないのか、自身の反省点や、どれだけ勉強したのか、ということだけは伝えていました。

※主人の二浪話はまた後日書こうと思います。

母(私)の考えは…

自分の夫が二浪しており、また父も一浪経験者という環境もあり、浪人させることに抵抗はありませんでした。
それより、最も息子に伝えたかったことは、

"自分が納得できる受験を"

ということです。
これに尽きます。

これには自分の経験が大いに関係しています。
私自身が受験生だった時、父親の方針で、浪人することが許されませんでした。

女の子がそこまでする必要はない、と。

まだそういう考えを持つ親世代が多かったのだとは思います。
でも、はなからそう言われてしまったうえ、自分が目指すところには到底間に合わないと悟った時、モチベーションは切れます。
父親の浪人反対に抗う姿勢や気概を持たなかった自分が一番悪いとも言えるので、今は言い訳に過ぎないとも思うのですが…

そんな私はいまだに、大学受験に不完全燃焼な感覚を持っています。
だからこそ、息子には納得のいく受験をしてほしいと思ったのです。

たとえ希望の大学に入れなくても、やるだけやった、ここまでやってダメなら仕方ない、と思って進学するのと、そうでないのとでは、その後の生き方にも関わってくると思うのです。

そういう意味で、息子がどこの大学に進学してもよかったのです。
本人が納得して選択したことであることが最重要なのです。



かくして息子は一浪する選択肢を選びました。

もっとも全落ちですから、浪人せざるを得なかったとも言えますね^^;

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