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【交換日記】マルシェについて

10月15日 香良洲あげは

秋、暇なのになんだか忙しくて、ついに交換日記あるあるの「誰かが止めてそのまま自然消滅」をやらかしてしまうのではないかと思いつつようやっと書いてます。書けないときは無理せずにゆるく続けていこうね(という甘え)。

ふしぎちゃん!私も長谷川潤好きすぎてまだコミックス実家にある!ちなみに一番好きなのは『だまっていればの花愛ちゃん』です。漫画の話はなんだかんだ熱くなるのでそのうちテーマにしよう。

そして長年ストウブかル・クルーゼか決められないままホーロー鍋を買えずにいる私に、バーミキュラという新たな選択肢が加わってしまった…!服とか靴とか身につけるものじゃなくて鍋のリペアってなんだかとても大人っぽい気がして魅力的、その境地にたどり着きたくなった。話したいことがあればすぐLINEとかDMとかできる今だけど、こうやって一人ひとりがゆっくり書いた文章に時差ありで返信する交換日記、絶妙で面白い感覚だなぁと思う二周目です。

仕事を休み子が生まれ田舎に住み始めて早二年、仕事帰りや休日にふらりとしていたお買い物はそっくりそのままネットショッピングに移行した。手が空いているとき(スマホ見るしかできないタイミングって人生において多々あるけど私だけじゃないよね?)にゆっくり品物を比較・検討できる、田舎にいても気軽に物が手に入るということで日々何かをポチっているけれど、お手軽な分失敗は多いしストレス溜まってるときの買い方が本当にやばい。もちろん便利ではあるけれど、何というかネットのお買い物って結局「作業」でしかなくて、お気に入りの本屋で欲しい本の隣に並べられていた本との出会いとか、店員さんとの会話の中で買うつもりじゃなかったものを買ってでもそれがすごくよかったとか、そういうお買い物における体験?トキメキ?が全然ない!んですよ。関連商品の予測はめちゃくちゃ優秀だし踊らされてるけど。

主要都市まで電車でも車でも一時間強、近所にある店大体イオンという土地で暮らしてみて、リアルお買い物のトキメキは激減しているわけだけれど、唯一こちらにきてこれは!と思えるのが、マルシェである。マルシェ、現実世界では口に出すのがやや恥ずかしいけどこれ以上ぴったりくる言葉がないので敢えて使っていくスタイル。ちょっとした公園とか広場を会場に、ワーゲンのキッチンカーで美味しいコーヒーとかガパオライスとかマクロビクッキーとか売ってて、ちびっこを喜ばせる催し物をやってて、ハンドメイド商品などを売るブースがたくさんあるアレ!!!アレって言われてもピンとこない人もいるかもしれない、正直私も地方暮らしをするまでまったく馴染みがなかったし。ところがこの手のマルシェ、毎週末近隣のどこかで催されているのだ。元の媒体が朝市だったのかフリーマーケットだったのかは地縁がないので不明、とにかくオシャレめな朝市、フリマ的な何かがそこらじゅうで開催されているので、偶然にせよ狙って行くにせよ足を運ぶ機会が増えた。

マルシェでは、自分の目で見て手で触って確かめてめちゃくちゃ吟味して買うこともあるし、これください!って一目惚れで買うときもある。やっぱりマルシェって書くの恥ずかしいな、まぁいいや、ちなみに全然最近じゃないけどとても気に入っている美濃焼のタイルでできたイヤリング。

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組み合わせ変えていいって言われたからあるもの全部出してもらって悩んだ。一組千円という破格だったのと決められないので二組買った。横ではこのタイルを使ったワークショップも行われていた。

これはマルシェに括っては失礼に当たるのかもしれないけれど、先日行った瀬戸の陶器まつりがとても楽しかったのでそのことも書いておきたい。焼物の町・瀬戸の年に一度の祭りということで、老舗から新進気鋭の作家から全然瀬戸焼じゃない焼物からガラス細工、漆塗り、的屋までが一所に集った大きなお祭りで、店も人もとにかく多いので、今買わないと誰かが買ってしまうとかもうどこの店にあったか思い出せないみたいな一瞬の判断が物を言うタイプのお買い物はドーパミンどばどば出る。両親が来ていたので、父と夫に子を頼み、母と二人であれこれ言いながら器を買いまくる。一番いい買い物したな〜って思ったのはこれ、小鉢五つセット。

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母も同じの買ってて横にいたおばちゃんも買っててそれが最後だった。箱に入ってて多分ちょっといいやつ?白、黒、緑、黄、生成の五色で、少しごつくて厚ぼったい。我が家の器レベルが少し上がった。作家物を見るのは楽しかったけれど、やっぱり滾るなぁって思うのは廉価市で自分の求めていたものを掘り出したとき。お金を出せば素敵なものは買えるのだけれど、最高のプチプラを見出したときの高揚感が私にとって至福のお買い物なのだ。

メイン会場で散々買ったあと、お昼を食べに道の駅に行くとそっちでも陶器市と手作りマルシェが開催されていて、私と母はお昼もそこそこに第二戦に繰り出すのでした(そして私はタイルの上にドライフラワーがコーティングされているイヤリングを、母は茶碗を買ったのでした)。

ここまでみんなのお買い物日記を読んで、自分でも書いてみて、買い物って性格というか人間性出るなぁと改めて思った。私と同じように地方暮らしをしているマヤだけど、また全然違うお買い物観が出てくると思うと次回が楽しみ。テーマ決めたときに本当に田舎にはときめく店舗がないという話をしたけれど、そんな中でもときめく出会いはあった?なかったら今度会ったときに東京で心躍るお買い物しようね!

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