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早稲田卒ニート101日目〜再・転職活動〜

ここでなら長く働けるだろうかと思っていた塾が思いのほか早く求人募集をかけたので、直ちに「気になる」を押したところ、「面接に来ませんか?」が返ってきた。もちろん行くに決まってるじゃありませんかという思いで、現在先方と日程調整中である。

かれこれ2年ほど思いを寄せていた横浜の塾である。新卒の時に存在を知っていたら確実に受けていたに違いない。といっても、採用される保証も、採用されたところでうまくいく保証もない。どこへ行ったって、不満の無い充実した職場は恐らく無い。

ただ、とにかく引っ越しはメンドクセ、という感じになるので、もし採用をいただいたら、もうしばらくは彷徨かない。今この状況に身を置いて、高校生に何かを語れる環境が如何に有り難いのかを痛感した。また、それなりに調査をしてみて、もしこの塾でうまくいかないようであれば、もうどこへ行っても駄目だろうと思うので、何があっても辛抱することにする。

これまで、採用試験はその度に1社しか受けないし、そのための準備も対策もしたことがない。1度に複数受けられるほど器用ではないし、そもそもメンドクサイ。何を聞かれたらどう応じるかも、日頃から考えていることをその場で答えればよいだけである。対策本なんかを読んだりして、予め模範解答を用意してから臨むようなみっともないマネだけはしない。準備も対策も、普段から何も考えていない人間のためにある。

それに役員との面接では、向こうの質問にその場でお答え差し上げた後、「最後に何か質問はありますか?」と聞かれたら、「富山は酒はうまいですか?」や「校舎に喫煙所はありますか?」と返すのに、毎回なぜか向こうの顔が綻んでしまう。履歴書の趣味の欄にも、「酒」と書く。敢えてやっているわけでも、何か意図があるわけでもないが、こんな質問をしても許される会社でないと、入ってから大人しくしないといけなくなるだろう。

危険や冒険を避け、コストやリスクばかりを気にするような会社に入ってしまっては、互いが互いにとって「身のほだし」である。

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