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「人生は最恐で最高のゲームである」 3年・奥野立己

皆さん、人生をゲームで例えるとしたらどのように感じるでしょうか。

イージーモード?の人もいるかもしれませんが、私は史上最高に難易度の高いゲームであると感じます。私自身ゲームが好きなので時々自分の人生をゲームに例えて考えたりしますが、この人生ゲーム、なんといっても攻略法がない。そして、コンティニューやリスタート不可、回復薬もチートもない。やり直しのきかない鬼畜なゲームです。そして、それぞれ自分が人生の主人公であり、世の中にたくさん溢れています。これだけ主人公が集まったら、それは世の中様々な問題が起こりますよね。だって、生まれた環境、場所も違えば、文化や考え方も違うそんな人々がこの1つの世界に集まっているのですから。当然です。


さて、今回のブログで自分自身何を書くか非常に悩みましたが、この人生の主人公である奥野立己という人物について知ってもらおうかなと思います。

 
私は茨城県鹿嶋市で生まれました。父は元プロサッカー選手です。
親世代のサッカーをしていた人ならば、奥野僚右という名前を聞いたことがあるかもしれません。そんなこんなで私は生まれた時から周りがプロサッカー選手だらけの環境で育ち、サッカーに興味を持つことにさほど時間はかかりませんでした。人生のスタートとしては申し分のないものです。父の関係ですでに8回も引っ越しました。たくさんの人と知り合えたことは私の人生において大きな財産であると思います。

 

小学校時代は鹿嶋で過ごしました。私は決してサッカーが上手いわけではなく、県大会にも出場したことがありません。そして、アントラーズジュニアのセレクションに3回、ジュニアユースのセレクションを1回受けたものの、すべて最終選考で落ち、ことごとく粉砕されました。しかし、小学生にしてたくさんの挫折を経験していたのにも関わらず、この時はなぜか根拠もなく自信に満ち溢れていました。

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これがその時期の写真です。
ものすごく自信持っていました。(笑)
ちなみにこの時の野望はお金の亡者になることでした。これは周りの大人たちに吹き込まれたのですが(笑)
(この時の私にとってはお金持ちくらいの感覚です)


そして、中学2年生になる前に父がモンテディオ山形の監督をすることになり、山形に引っ越しました。そして、モンテディオ山形ジュニアユース村山に入り、中学校3年生のときに初めてクラブユースで全国大会に出ることができました。その実績を使って早稲田実業学校高等部に入学することができたものの、ここから自分自身たくさんの壁にぶつかることとなりました。プレーも上手くいかなければ、結果もついてこず、何をやってもうまくいきませんでした。そんな現状を打破しようと、自分の長所を伸ばし、短所を克服しようと考えたものの、自分の長所・短所が何であるのか分からず、考えれば考えるほど深い沼にはまっていくようでした。ウイニングイレブンみたいに自分をコントローラーで自由自在に動かせたり、RPGのように自分の能力や特性がステータスとして目に見えたらどれだけ楽だっただろう。自分なりに考えてもがいたものの、高校3年間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。


プロサッカー選手の息子というものも難しいもので、周りからは奥野僚右の息子として見られます。最初から非常にハードルが高いです。私自身、今まで色々と苦労してきました。ことあるごとに親の七光りだの、お前には無理だと非難されたり、父が監督しているチームが負けると露骨に学校の先生の態度が変わり、当たりが強くなったりといろんなことがありました。周りからはいつも父と比較され、勝手に評価される。そんな重圧やプレッシャーと戦いながら生きてきました。
そんな私の原動力は「見返してやろう」という反骨精神です。
今まで散々私のことを馬鹿にしてきた人たちや、理解しようともせず批判してきた人たちに対して心の底から人生を楽しんで見返してやろうという気持ちがあります。上手くいかないことはたくさんあるかもしれないし、時には心が折れそうになることもある。そんなときは支えてくれる家族や仲間たちに頼ります。今のア式の同期は足りないところがあったらしっかりと指摘してくれるし、お互いを高め合う関係というものが築けつつあると思っています。これからもよろしく。(笑)

 

世の中自分が起こしたアクションに対して馬鹿にしたり、否定したりしてくる人は多いです。しかし、そんなことを気にしてはいけません。私の人生の主人公は私自身であり、あなたの人生の主人公はあなた自身です。

外野である村人Aの言葉に耳を貸す必要はなく、
自分自身の行動選択の積み重ねが自分の人生になります。
周りからどんなに良いアドバイスをもらったとしてもそれを取捨選択し、
最後に決定するのは自分自身です。
人生に正解はないし、エンディングも人それぞれ違う中で、1度きりしかできないこの最高のゲームを自分が納得できる形で終わらせたいです。

まだ始まったばかりのこの人生、私は楽しみます!

そして先日、早稲田大学ア式蹴球部は残留を決め、来年度も関東大学リーグ1部の舞台で戦うことになりました。引き続きこれからも応援よろしくお願いします。


奥野 立己(おくの りき)
学年:3年
学部:スポーツ科学部
経歴:モンテディオ山形村山U-15(山形市立第三中学校)→早稲田実業学校高等部

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