「覚悟のその先」 3年・金田佑耶
今まで数々の部員ブログを見てくださっている方々いつもありがとうございます。
1年というのは本当にあっという間で、昨年書いた部員ブログを見返しながら何について書こうかと思っていたら私の番になってしまいました。
最近の考えをまとめてみたので最後まで読んでいただければ幸いです。
これまでの部員ブログ1つ1つからみなさんが感じるのは、それぞれの「部員の覚悟」なのではないかと思います。
もちろん学部で勉強していることを綴ったり、タニ(3年・谷口智洋)のようにインスタグラムのアカウントの宣伝をしている部員もいますが…。
ちなみに、タニのお菓子は本当に美味しいかつ綺麗なのでぜひ食べて欲しいです。
それはさておき、そもそもなぜ覚悟を持つことが大事になってくるのでしょうか。
私は、行動や思考の根幹にあるものが覚悟だからではないかと感じます。
こんなことを言っておきながら、覚悟について今まで深く考えることがなかったので、あえて今回の部員ブログでは“覚悟”について述べていこうと思います。
まず、なぜ覚悟について考えるようになったのかと言うと
ある日の夕食で両親と将来のキャリアについて話した機会があって、自分のサッカーのこと、これからのことを話したときにふと、本当に覚悟できているのか不安になったことがきっかけです。
おそらく、覚悟が足りないことを両親には見抜かれました。
直接は言ってこなかったですが。
もちろん自分が話したことに納得のいった素振りは見せず、自分自身もそこに疑心暗鬼になっていました。
それこそ覚悟が足りないから、思考や言動、行動として出てしまっていたのかもしれません。
そこからしばらく覚悟について考えていた時でした。
先日、昨年度引退された主将の岡田さん、副将の高岡さん、相馬さんなどOBの方々が東伏見のグラウンドに激励をしに来てくださりました。
そこで印象に残っているのが高岡さんの言葉で、
「昨年シーズンが始まる時に岡田主将がいった言葉は1つ。“覚悟を持て”だけだった。」
この言葉を聞いて、改めて覚悟の大切さを認識したように感じました。
それと同時に、あの昨シーズンが始まる段階で主将が言った言葉に対しての自分と4年生との認識の差を感じました。
私が思うに、昨年関東リーグを優勝できたのは、その覚悟を4年生がどのチームよりも持っていたからこそ、結果が出たのではないかと感じています。
その上で、4年生の覚悟を分析してみると
責任・自立・推進・主体
この4つのワードが出てきました。
「責任」どんな結果になっても責任をとる覚悟
「自立」1人の人間として、チームの柱になるべく自立していく覚悟
「推進」どんな形であれチームを前に進めるべく周りの目ばかり気にせず推進(ドライブ)する覚悟
「主体」チームに対しての圧倒的な当事者意識から生まれる主体性からの覚悟
そして、この”根幹を担っているのが覚悟”なのではないかと思いました。
今年覚悟がなかったからとか、結果が出なかったからではなく単純に覚悟について考えたときに昨年の4年生をヒントにし、このように考えました。
ここまでは、少しチームにフォーカスしたものですが、個人に対しても同じことが言え、
覚悟の深さによって思考や行動の幅は左右されると思います。
よく言う「どれだけ覚悟を持ってやれるのか」とはこのことで
新しいことや、チャレンジをするとき
何かを担保に取り組むことは必然で、勝負の世界なら勝敗、他の世界ならば名誉など様々です。
それぞれに対してどれだけの深さを持てるかによって行動や思考が変わってくるのでないかと思います。
ここまで偉そうに覚悟について語ってきましたが、
私自身が一番覚悟と向き合えていないかもしれません。
昨年度の部員ブログで優しさについて言ったものの、未だに同期には「嫌われるのを恐れすぎ」と言われます。
覚悟の表し方は人それぞれですが、ときには自己満足で終わらせないで他人に示すことも必要です。
泣いても笑ってもラスト1年の大学生活。
嫌われるという事象も1つの担保。
私にできる最大の覚悟は
主体的にどれだけ責任を持って物事を推進させていくか。
これに尽きると思います。
ある意味ここに思いを綴ったのも1つの覚悟。
正解・不正解の問題ではなく、
どんな形であれ、自分というものを表に出す。
覚悟を決めるということは、ある意味リスクであるかもしれない。
でもリスクを背負わない限り、そこには成功も失敗もない。
ならば、やるしかない。
金田 佑耶(かねだ ゆうや)
学年:3年
学部:教育学部
経歴:FC東京U-15深川(葛飾区立上平井中学校)→早稲田実業学校高等部
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?