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「サッカーから離れてみて」 4年・道渕和基

こだわりが強い、冷めている、楽観的、大雑把、真面目!?・・・

このような要素が集まって、道渕和基という人間が出来上がっている。

人間は、生まれ持った性格や、たくさんの経験、出会った人、環境などで色んな要素を持ち合わせていく。

たとえ家族、気の合う友人であっても、その要素の中には必ず違うものが存在し、またその要素それぞれが全体を占める割合も違う。
それがいわゆる個性なのだと思う。

私が持っている中で一番を占めているものは、「冷めている」という要素だと思う。これまで自分は冷めている、と思う時が何度もあった。

高2の時トップチームに帯同してプロにはなれないと感じた時、受験の時、周りの皆が前だけを向いて必死になっている時に、なぜか自分のことなのに、いつもどこか一歩引いている自分がいた。

そんな自分が嫌いだった。
熱く、前だけを見ている周りの人たちが物凄く眩しくみえた。

ア式蹴球部には、熱い情熱を持った、素晴らしい仲間がたくさんいる。
目標のために、夢のために熱くなっている姿を見て、理由は他にも色々とあるけれど、なによりもその熱量の中に自分も加わりたくて私はア式にきた。

それなのに、いざ入ってみると、やはりどこか冷めた自分がいて、それがなかなか変わらなくて、葛藤した。
怪我もあり、1年生の時はとても苦しかった。熱い人間になりたくて、夢中になりたくて入部したのに、でもなれなくて、自分を見失っていたと思う。
そのタイミングでア式蹴球部から離れることになった。

しかし、サッカーから離れてみてやっとそれが変わった。
時間ができて色々なことを考えるようになった。サッカーをする理由、将来のこと、そして就職のこと。
その中で多くの人と出会った。
特にサッカー関係以外で出来た友人とのコミュニケーションは本当に新鮮だった。大きなきっかけがあったわけではないけれど、サッカーから離れてみて、今までとは違う考えや価値観に触れて徐々に捉え方が変化していった。

今まで人生の中で形成された人格や性格も、23歳ともなればそんなに大きく変わることはない。

自分にしか出来ない貢献を求められているア式蹴球部に入部した以上、自分の要素を誰よりも理解し、生かさなければならない。
ア式蹴球部の中で埋もれてしまわないように、貢献するために、自分にできる、一歩引いて客観的な視点から物事を見て伝える、それが自分にしか出来ない貢献だと思った。

これまで嫌いだった、冷めているという要素が、強みにもなることもあるとサッカーから離れたことによって気付けた。

17年近く続けてきたサッカーも残り1ヶ月となった。
冷めている自分も個性と捉え、少しだけ好きになれた今、「冷めている」という要素を武器に、残留という目標を達成して、仲間とともに「熱い」終わりを迎えたい。


道渕 和基(みちぶち かずき)
学年:4年
学部:スポーツ科学部
経歴:ベガルタ仙台ジュニアユース(仙台市立中野中学校)→ベガルタ仙台ユース(宮城県立宮城野高校)
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