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「つなぐ」4年・浦部美月 (ア式蹴球部女子)

平素よりお世話になっております。ア式蹴球部女子4年の浦部美月です。

もしかしたら、初めましての方が多いかもしれません。
今回はア式蹴球部が来年で100年を迎えるのに立ち上げた100周年プロジェクト、これにメンバーの1人として携わらせてもらっている私の想いを綴っていこうと思います。
ア式蹴球部、そしてア女への想いもありますので是非ご一読いただけると幸いです。

私がこの100周年プロジェクトのメンバーに加わり動き出したのは去年の夏頃。それまでは、このプロジェクトが動き出していること、それ以前にア式蹴球部が2024年に100周年を迎える、ということ事態知らなかった。男子部・女子部といえども、同じア式蹴球部であるはずなのに。反対に、女子部が一昨年30周年を迎えたことをア式内で認知している人も多くないのではないだろうか。

そこから、ア式OBである福地さん、金澤さんをはじめとした多くのOBOGの方々、企業の方、そして現役部員の方々の協力によって、インタビューやnote、ア女日記などからア式蹴球部を少しずつ紐解いていくことができた。このプロジェクトに参加しなければ、知る由もなかった部分に触れることができた。

私はこのプロジェクトに参加し、ある想いを抱くようになった。
それは

“つないでいきたい”

という想いである。

単につなぐといってもその中身には、これまでの戦績や部則、歴代様々なOBOGが在籍していた記録などの目に見えるモノと、伝統や言葉、想いのような目に見えないモノがある。
私は、後者である目に見えない、形として残らないモノを伝え、残し、つないでいきたい。

これがア女の、ア式蹴球部の今を生きる私の想い。

少し話がずれるが、ア式蹴球部には「WASEDA the 1st~サッカー選手としても、人としても一番であれ~」という不変の哲学が存在している。
私は、サッカー選手としての部分が人としての部分を形成し、人としての部分がサッカー選手としての部分をつくっていくと思っている。両者は決して切り離せないものであるはずなのに、なぜ分けられているのか。

組織においてサッカーは、選手や監督が変わればフォーメーションや戦い方はその都度変わっていく。しかし、結果という目に見える評価がある以上どんな戦術であっても一番を目指す。これはア式蹴球部にいる以上変わらない。以上がサッカー選手としての部分。

では、人としての部分とは何か。ア式蹴球部には、いくら在籍している人や時代が変わっても変わらずに受け継がれているものがある。それが、私たち部員の人としての根幹とをつくり、これからも受け継がれていくのだと思う。

同じ一番であっても異なる意を持っている。だから分けられたのでは。この解釈にたどり着いた時、私は今のままではこの哲学を体現するのに十分とはいえないことに気付かされた。

先日行われた早慶クラシコ。4年ぶりで私が早稲田大学に入学してから初めての男女合同開催であった。
会場の熱気、前後左右観客で埋め尽くされた席、1プレー1プレーに動く会場、声援や応援、どよめきの数々。私は男子部の試合の全てに圧倒された。
それは、準備段階においても言えることであった。約100名と40人弱、男子部と女子部で部員数の差が大きいのは分かりきっていたが、早慶戦の準備段階における取り組みに参加している女子部員の少なさ。参加していても、男子部員の背中を追っかけることしかできない現状。

一からつくり上げるこの早慶戦に、ア女は同じア式蹴球部であるにも関わらず、一のスタートラインには立っていなかった。(男女合同開催が決まってからずっと動き続けてくれていたア女の部員もいます)

だから正直、男子部の試合を見ている時は羨ましさや驚嘆とともに、悔しさも込み上げてきた。
ア女も男子部の熱気そのままで早慶戦を行えたらと。
そういった準備の段階から男子部・女子部関係なく、同じア式蹴球部として肩を並べられたらと。

そう遠くない未来、ア女・ア式問わず一人一人が『互いにつくり上げた』と心の底から思い、ア女もスタジアムが観客でいっぱいに埋め尽くされた早慶戦を実現させたい。そのような想いが生まれた早慶戦であった。(この想いは次の世代へ託していくしかないが、、、)

“たくさんの方に試合を見てもらいたい”

“日頃の感謝をプレーを通して伝えたい”

“これからのア式蹴球部につないでいきたい”

一人一人の想いや動機は違くたってもいい。その強い想いを実現するためには自分に何ができるか考え、行動に移すことが今のア女には必要だと実感した。

ア女は今年32年目と数字だけで見れば浅い歴史かもしれない。しかし、そこには数字以上に強く、深くつながれてきたモノがある。
もしかしたら途絶えてしまっていたかもしれないこの歴史を今日までつないできてくれたのがOBOGであるならば、これからのア女へ、ア式蹴球部へつないでいくことこそが私の使命である。

そして、来たる100年目。残りの大学生活約半年を、99年目から100年目へとつないでいくために、男子部・女子部である前に一ア式蹴球部員として一緒に考え、活動していきたい。

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まとまりに欠ける文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
今回、女子部の目線で私の率直な想いを綴ってみました。
私自身100周年を卒業生として迎えますが、これまでをつないできてくれた方とともに100年目以降のア式蹴球部をつくっていきたい、そう心から願っています。

最後になってしまいましたが、100周年プロジェクトを実現するためにも皆様からのご寄付をお願いしております。少しでもご協力いただける方がいましたら、大変嬉しく思います。ご検討のほど、よろしくお願い致します。
詳しくは、下記noteに記載されています。

浦部美月◇ ア式蹴球部女子・副将
学年:4年
学部:スポーツ科学部
前所属:スフィーダ世田谷FCユース


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